yukiakiの日記

映画とサッカーと漫画と猫が好きな男の生存確認ブログ 週刊少年ジャンプの全漫画の感想を書いて14年目

週刊少年ジャンプ 2022年 47号 感想

 

今週のアンケート  1位:アンデラ  2位:ワンピース  3位:ギンリュー

 

(巻頭カラー)あかね噺

カラー扉絵のあかねちゃんは今週も凛々しかったです。すっかり大人の女ですね。

本編はあかねちゃん出涸らしの話をネタにして客にウケる。楽屋が大盛りあがりになるの分かるネタですし、多分お客さんも裏でそういった一悶着あったんだろうなと想像できる感じが良かったです。まさに「スカッとする」話しでした。

 

逃げ上手

少年軍師泣いて絶望する。軍略においてもやはり頼重さんの方が1枚上手だったというのも完全勝利という感じで気持ち良かったですが、同時に「これはなかなか破壊力のある松井先生の癖だったな……」と思いました。

そして時行くんの名が全国に知れ渡りましたが、後醍醐天皇の稲妻演出笑いました。人間じゃないでしょもはや(笑)

静かに神気を纏う魅摩ちゃん、解像度が上がっていく尊氏さんのリアクションはどちらも怖さがあって、こちらも良い演出でした。

 

ワンピース

ハートの海賊団は海戦特化の海賊だった。元々の潜水艦含め、めちゃくちゃ利に適っている集団で、今までローさん以外は雑魚だと思っていて「ごめんなさい!」と謝りたくなりました。

そしてルフィ達は変装年齢でパシフィスタをやり過ごす。ボニーさんのお尻がエッチで良かったです。

ナミやロビンもカワイイ未来服姿になりましたが、ジンベエとサンジだけアロハなのは何か理由があるのでしょうか。気になります。

 

(Ⅽカラー)(連載再開)ハンター

カラー扉絵は冨樫義博展の告知も兼ねた幽助とのコラボ。見に行く予定なので普通に楽しみです。

本編は前に中断した所からの続きでマフィア抗争から普通に始まる。モブ同士のバトルなのに普通に面白いのは流石の構成力でしたが、同時に一切展開を巻いてこないのは剛毅だと思いました。「いつまでハンターが描けるのか、本当に物語は完結するのだろうか?」という読者の心配をよそに、冨樫先生の精神は既に神の領域にあるかもしれねえ……と思いました。

 

SAKAMOTO

図書室の受付の人が泰然としすぎていて笑った。これぞこの漫画の世界観の醍醐味ですね。

本気を出した京さんは「傑作と駄作の違いは、俺が撮るかどうかだ」というのがカッコイイですし、限界バトル期待します。

そしてクラブジャムさん側は勢羽くんの裏切りがどうなるかですね。確かに彼の目的は弟なので取引は分かりますが、心情的には寂しいので、更なる裏があったらいいなと思います。

 

ヒーローアカデミア

異形は差別されていた。

差別の話で思い出すのは『銀と金』という漫画の神威家編で家族皆殺しの復讐に走った邦男の「差別されたんだ……」という死に際の一言です。差別の抑圧や怒りは理屈や損得を越えて人を狂気に走らせる。今回の話の暴徒達からはそんな凄みや怖さを感じて震えました。

この難しい問題に『ヒーローアカデミア』という漫画がどんな答えを出すのか、道を指し示すのかはとても興味深いです。

 

アオのハコ

部員の事をしっかり見て眩しい笑顔で誉めてくれるマネージャー……こんなの好きになっちゃうやろがいっ!

これを天然でやれる菖蒲ちゃんは魔性かもしれませんが「魔性でもいい!」とたぶん自分が高校生だったら思っていたでしょう。

そし雛ちゃんは「好きになってくれるまで返事はいらない」とストイックな姿勢ですが、菖蒲ちゃんも大喜くんを好きになりそうな雰囲気あるし、千夏先輩は夜のドライブしているしで、「それは悪手だ~!」と叫びそうになりました。もどかしいぜっ!

 

鬼嫁伝

猫にも見捨てられるミャーコちゃん不憫かわいかったです。ヨダレたらして放心したりグズって泣いたり、ドヤ顔とのギャップが良かったです。

しかし彼女は人の文化に憧れる故に自分のストロングポイント活かせてないですね。"黄猫廻舞"やったら猫系アイドルですぐにでもトップたてるでしょ……。

 

(Ⅽカラー)(金未来杯)恋の曜日の

世崎さんがとても可愛い、エロい、とにかく属性欲張りてんこ盛り、というキャラクターで魅力的でした。色々な彼女がいますが個人的には特にヴゥンパイア世崎さんがお気に入りです。

お話としてはみんなが知らない世崎さんの七面に僕だけが気付いている……というのが「いや、絶対みんな気付くだろ!」というツッコミがかなりありましたが、そこさえ乗り越えれば(一応本性を隠しているみたいな描写あるし)、よいラブコメだったと思いました。

 

暫定順位  1位:餅  2位:NEON  3位:恋の曜日  4位:根暗  5位:LIFE



高校生家族

光太郎くん、会長になって色々な意味で落ち着きがあって大きくなったなあと感じました。

一郎さんに「なんだ親みたいなこと言って」と言われる光太郎くんもいいですが、青春が報われたり報われなかったりして足掻く光太郎くんも好きなので、沖縄旅行編は彼の発狂リアクションがある展開を楽しみしています。

あと、シーサーにメンチきるゴメスは味がありました。

 

(Ⅽカラー)アンデラ

カラー扉絵は「ありがとう」「いってきます」。実際に起こっていることの壮絶さとは違う穏やかなものですが、この絵の光景もまたこのループの真実なのだと思える泣ける絵でした。

そして本編内容は地球滅亡。サンさんたくさん来るなんて卑怯でしょ。メタルクウラ大量襲来みたいな絶望感は良かったです。

ルナも含めて神を否定するといった宣言も「やっぱりそうだよな」となりましたし、前のループを締めくくった安野さんから救っていくという展開もテンションあがるリスタートでした。痺れたぜ!

 

ギンリュー

ギンちゃん捕らわれる(鳥に拐われるちいかわのヌイグルミ動画を思い出した)。

ギンカ合体できない、世界一高い山登り、悩めるギンちゃんの心の内、リューナちゃんの非常に前向きな性格は主人公していて素晴らしい、近衛のカルラさん登場、一発かますリューナちゃんと、相変わらず凄いテンポでガンガン話進んでいくの面白かったです。

あとベレッタちゃんからギンカに対するラブの波動を感じる……ここはすごい気になります!

 

ウィッチウォッチ

流浪の鬼、嵐さん登場。

強さの格や好感度が上がっていくなかで、謎のサムライ魔女との会話から一気にモリヒトくん達に敵対しそうで不穏な空気になるの、緩急が効いていて良かったです。

久々のシリアス黒魔女展開でしょうか、楽しみです。

 

ロボコ

刈田スマ夫ふつうにスゲェー奴だった(笑)

これだけ実力があるとギャグみたいな言動や動作も全部本当にカッコ良く見えますね。

冒頭のウタロボコの髪が伸びてる理由も最後には分かるの本格ミステリー(本当か?)で良かったです。

 

夜桜さんち

嫌五くんの開花による記憶の共有の演出とても感動的でした。黒く塗りつぶされた記憶を自分の記憶を通じて一つ一つ復活させてからの見開き演出はとても優しさに溢れていて好きです。

完全勝利……に見えますが、自分は同時に百さんの性根の悪さも分かっているので、まだ油断していないぞ……

 

PPPPPP

「お前の優しさは軽すぎる、本物味がない」

天才ラッキーくん思った以上に凡才ラッキーくんと相反する考え方の持ち主で驚きました。ラッキー君と別側面というよりも、2重人格と言っても過言ではない存在だったんですね。

そしてラッキーくんの演奏はメロリさん並みに性格の悪い作戦だった。実際これで「ファンタにも喜んでほしいな」はちょっとエゴが過ぎるというか、矛盾しているなと思いますが、それが天才ラッキーくんの表に出てくるきっかけになるのかもしれないと予想しております。

とにかく来週巻頭カラーで演奏がどうなるのかワクワクとドキドキが交錯して期待です。

 

(読み切り)龍とキョンシー

どこかの地方にある昔話を漫画化したような作品でした。これはこれで味がありますが、個人的にはもっとキャラクターを押し出した物語の方が好みかなと思いました。

 

マッシュル

カルドハタラキバチさんモードは笑った。そしてゼンマイを見事に回してみせたのは一応神覚者としての面目躍如でした。

そしてドゥウムさんの闘い方や圧倒の仕方が、完全にマッシュくんのそれなのが気になります。マッシュ君のは実際の筋肉ですが、ドゥウムさん筋肉魔法なのではないかと予想しています。

 

(最終回)ALIENS

物語においてわりと辰巳君は目立たない感じでしたが、その彼がこれまで外5が助けられなかった取りこぼしてきた者達の象徴である豊さんを救ったことで、写楽さんの「相棒」として成ったのは凄く良かったです。最終回だけど「間に合った」と感じました。ただ、贅沢を言うならこれを10週位までにやって欲しかった気持ちもあります。

少年漫画の王道とは少し雰囲気違いますが、明菜さんが登場してA3編に突入してからは刑事ものとしての空気感が秀逸な「化けた」漫画でした。その前の田んぼや駐車禁止の話もほのぼのしていて好きでしたが、序盤の掴みや二の太刀さん初登場のあたりが弱かったか……と、いろいろと惜しい作品ではありました。

終盤の巻き返しは確かな爪痕を残したと思います。那波先生の次回作に期待しています。