日本（１－０）ベトナム 日本勝ち
まずしっかりと勝って勝ち点３を持ち帰った事を評価したいと思います。
最終予選暫定４位という状況、加えて相手がボールを少し運ぶだけでも「オオオオ」と歓声のあがるアウェイの雰囲気はプレッシャーになっていたはずですし、給油トラブルで海外組の到着が遅れたアクシデントなどもあり、簡単ではない試合だったと思います。
しかし一方で見る側としては、元々の実力差があるので日本が勝ち点３を持ち帰ることを微塵も疑っていませんでしたし、むしろ次のオマーン戦に向けていかに勢いをつけれるかに注目して観戦していました。そのため、そういった意味ではこの最小得点差の勝利はかなり物足りない内容だったと言えます。特にコンデイションのあまりよくない選手を使ってフレッシュな選手をほとんど試さなかったのはどうかと思いました。あまりにも慎重にいきすぎだと感じました。４－３－３のシステムの成熟度に関しても、オマーンにはまるかどうかは、少なくとも攻撃の面ではまだ不安といった印象でした。
試合そのものも伊東純也が躍動していること以外は見所が少なかったです（幻となってしまった２点目が微妙なジャッジは悔しかった）。
とはいえ、最初にもいいましたがしっかり勝って（オマーンが中国と引き分けたため）３位に順位を上げたのは素直に良かったです。
以下、各選手の評価です。
権田（6.0）・・危ない場面はほとんどなく、遠目からたまにとんでくるシュートにもしっかりと反応した。
吉田（6.0）・・１，２回危なげな場面もあったが、しっかりと最後の所では体をはって守り切っていた。
冨安（6.5）・・ビルドアップ時のパスの正確さ、守りの安定感、全てにおいてしっかりとしたプレーを見せてくれた。
山根（6.0）・・前半は少し連携が合わない感じもあったが、後半はしっかりと馴染んでいた。
長友（6.0）・・左サイドで高い位置をとってプレーした。しかしあまり効果的なセンタリング等はあげられなかった。
遠藤（6.0）・・他のボランチ２人ほど目立たなかったが、バランスをとったポジショニングができていた。ミスをしてもすぐ挽回した。
守田（6.5）・・左サイドの少し開いたいい位置でボールを受けて、攻撃の効果的なリズムを作る役割ができていた。
田中（6.5）・・ビルドアップ時の位置取りが良く、いて欲しい場面にしっかりといることができていた。
南野（6.0）・・下りてくる動き、中でプレイする動きが多かったが、それ故かあまりチャンスには絡めなかった。しかし先制点のアシストは見事だった。
伊東（7.0）・・「戦術：伊東純也」と言えるほどの圧倒的なスピードを見せつけた。先生点（決勝点）をとった。幻となってしまった２得点目のプレーも圧巻だった。
大迫（6.0）・・先制点の起点となるポストプレーは見事だったが、全体的にゴールに向かう迫力は不足していた。
交代選手
中山（5.5）・・ミスはなく無難にポジションをこなしたが、もっと相手の脅威になる動きやパスを出して欲しかった
浅野（5.5）・・サイドを突く攻撃性は出していたが、気持ちが空回りしてしまったのか最後の精度は欠いていた。
古橋（5.5）・・チャンスは多くなかったが、最後得点の匂いがする突破は見せた。
柴崎（6.5）・・惜しいシュートが２本あるなど、短い時間ながら攻撃面で存在感を発揮した。
原口 (ー)・・時間短く評価できず
森保監督（5.0）・・コンディションが明らかに悪い選手を使う采配、勢いのある若手を起用しない采配は正直疑問が残った。消極的すぎた。
