yukiakiの日記

映画とサッカーと漫画と猫が好きな男の生存確認ブログ 週刊少年ジャンプの全漫画の感想を書いて14年目

週刊少年ジャンプ 2024年 19号(サメと化した大佛さん怖すぎるだろっ!?号)感想

今週のアンケート 1位:ヒーローアカデミア  2位:SAKAMOTO 3位:グググ

 

(巻頭カラー)ヒーローアカデミア

カラー扉絵、エンデヴァーさんと荼毘さんが同じ龍に乗っているのにちょっと驚きました。実際、人気投票は荼毘さん4位と障子くん10位というのは本編の活躍具合が反映されてなのでしょうが、とても興味深かったです。

本編は死柄木さんの精神粉々に砕け散る。正直「……嘘だよね?」という喪失感がありました。OFAさんはマジでしつこすぎますね。しかしこれもまたラスボスの風格なのかと思いました。

そして現実でも両手を失ってピンチの緑谷くんに、瀬呂くん達が助けに来たのは超絶テンション上がりました。

これは「みんながヒーローになる物語」、「デクくんVS死柄木」で全ての決着をつける展開を期待していた自分には想定外でしたが、これはこれでとても熱くなれる展開で良かったです。

 

SAKAMOTO

大佛さん怖ぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!

地面から電ノコ生えてきたときは「副題のサメってそういう事かよ!」と笑っていましたが、リーパーさん瞬殺で穴から這い出てくるところは普通に恐ろしかったです。クマノミさん級でもビビる圧があり、バーサーカーとなってその辺の目に映るものを皆殺しにしそうな雰囲気で痺れますね。

神々廻さん、大佛さんを抑える意味でも死なないでくれー!

 

呪術廻戦

黒閃、当初はクリティカルヒットの超絶中二感あるカッコイイ言い回し位の印象だったものが、この終盤で回復効果や能力覚醒も兼ねた超絶重要技になっているのが興味深かったです。良い意味でも悪い意味でもゲーム的思考で芥見先生は展開を組み立てている印象がありますね。

しかし術式効果とはいえ宿儺さんの目がハートになっているのは笑いました。ラルゥさん、お前こそが宿儺さんに愛を教えるものだったんだな……この海のリハクの目をもってしても見抜けなったぜ!

 

(Cカラー)あかね噺

カラー扉絵は「かめはめ波」なあかねちゃん。とても良い絵だと思います。

本編は一生師匠にあかねちゃんが「口出し無用」と啖呵きるのカッコ良かったです。泰然師匠が我儘を通すのは予想の範囲内ですが、これは嬉しいサプライズでした。

そして一生師匠、公衆の面前でだんだんと地団駄踏みながら「私ほど冷静な人間はいないんだ」は面白すぎるでしょう。人間としては駄目すぎる人ですが、見ていて目が離せないのは間違いないなと感じましたw

 

アオのハコ

千夏先輩と大喜くん家でイチャイチャするかと思ったら会場でイチャイチャしだして。そりゃあ高校生だし少しでも早く「おめでとう」言いたいよな、待てないよなと妙な納得感がありました。「すごくカッコよかったよ!より好きになったよ!」と千夏先輩がストレートな好感度ぶつけてきたのも大喜くんと同じように胸が「う゛っ!!」と刺激されて素晴らしかったです。

夏休みはついに雛ちゃんに何かしらの動きがあるのかとワクワクしております。匡くんは菖蒲ちゃんのものなので一体どうなる……。

 

アンデラ

召還はイメージが大事なんだと読者にも思わせておいての、イメージが必要のない現実世界の最強を召還してくる展開は普通に唸らせてもらいましたし、「頭脳バトルが脳筋に支配されてしまったぜ、無法~♬」と楽しくなりました。

しかも否定者だから討伐任務に加われないのではという懸念もしっかり潰していますし、ランさんへのダイレクトアタックが可能になるのは素晴らしい一手だと思いました。

あとはファンさんが色々ノリノリで架空の生物たちと闘ってくれそうなのもとても楽しみです。

 

キルアオ

桜花さん静かなる登場から駐車場の車全部バーンはやる事が派手過ぎてテンション上がりました。理不尽な破壊ではなく追ってこれないための措置なのでしょうが、物腰柔らかな感じからは想像できない徹底した感じが不気味さと格に繋がっていて良かったです。

そして大狼さんはなんと大人の姿に。着ぐるみ女性(頭が縫われているのは竜胆弟さんを思い出すね)や、追ってくる手段をどう確保したのかなど、気になる事満載なので次回のネタ晴らし楽しみです。

 

(Cカラー)(読切)サダオがいる家

先週予告や扉絵から期待されていたおねショタ成分を大量に摂取できる読み切りで良かったです。尻描写が個人的にグッドでした。

一方でサダオくんが何故こんなに強い悪霊なのかの理由が語られないのはちょっと残念でした。ほっこりラブコメなので「強さの理由や設定」は必ずしも必要のないものだとは思いますが、それが例えこじつけであっても自分は欲しい派閥なのです。

 

夜桜さんち

有能さと成長した姿のビジュアルで勘違いしていましたが、あるふぁくんはまだまだか弱い子どもでしたね。しっかりと父親している太陽くんの安心感が半端なかったです。

結局予知については新たな情報はなかったように思えましたが、嫌五くんが情報を共有できたことがどこに繋がるかは楽しみです。

 

カグラバチ

チヒロくんが蔵の詳細を暴いていくパート面白かったです。伯理くんも役に立って良かったねえと感じました。

また刳雲は修復されたわけではなく終わりの直前だった。少し寂しいですが、最後の輝きを正義の雷をくだすもの、Mrイナズマとして魅せて欲しいものです。

そして最後に登場した緋雪さんは一緒に暴れてくれそうですが果たして。

 

ウィッチウォッチ

カンちゃんが酷い目にあう話に外れはないですなな(ゲス顔)

オタスケジュール……使い方によっては人を社会的にも肉体的にも抹殺する事すら可能なデスノートのような魔法だと思いました。ところどころ差し込まれるニコちゃんとバンさんの笑顔が悪魔にしか見えなくて恐ろしいぜ……

でもカンちゃんがその対象になることによって全てが面白くなっているので凄かったです。

 

逃げ上手

今回の話は雫ちゃんがここからは神秘性を捨てて人として生きていくという宣言なのでしょう。ひとまず消えてしまわなくて読者的にもホッとする展開でした。

そして「ほわあああああ」と電流は走っているような雫ちゃんは半裸なのもあってエロ面白くて良かったです。あとずっとこの衣装でいくのはグッドアイデアだと思うので続けていって欲しいですね。

 

(Cカラー)超条先輩

カラー扉はステッカー風な超条先輩達。切り抜いて(電子版は印刷して)使えそうですね。

本編は超条先輩達コンビニ店員になる。「ダメだこいつ心がキッザニアにある」とローボくんレンチン形態(1500w)の「店に骨を埋める覚悟のカスタムしとる」に笑わせて貰いました。

それにしても超条先輩とローボくん、基本性のはやはり有能ですね。

 

鵺の陰陽師

学郎くんが半分にした物体、相手の第一目標が「鵺さん復活を先にさせない事」なら意味なかったじゃんとと思わせてそんな事もなく、逆に相手の目くらましになったというのは嬉しい展開でした。

そして修行において学郎くんのパートナーに(一番先に)選ばれたのは周防先輩でした。「夜島と一緒なら嫌じゃない」これはもう愛の告白でしょ!

ヒロイン決定かと思わせておいて、実際に修行になったら毎日学郎くんの部屋に行くメンバーが変わりそうかなと予想していますが果たして。そこにあるのは修羅場かハーレムか……見物です。

 

ロボコ

ラップバトル、ラップ文化にあまり触れていないので、ちゃんとリズミカルかどうかはあんまり分からなかったですが、実際に上手なんだろうなとは伝わってきました。

あと自分は『シグルイ』とか『刃牙』とかが好きなので、ラップ暗記不意打ち辻斬り作戦はべつに卑怯とは思わなかったです。とはいえそんなロボコを、正々堂々をうたうボンドくんが真っ当に倒す展開はちゃんと王道で気持ち良かったので面白かったです。

 

グググ

期待していた打ち上げ会。「変わっていくっていいなあ」としみじみ感じている珀くん良かったですし、全体的にほんわかした雰囲気が伝わってくる感じでほっこりできました。

そして王賀ちゃんとのイチャイチャが焼肉屋だけでなく、夜のゴルフ場で2人きりというシチュエーションになったのはマジで胸がキュンキュンしました。青春の思い出に1ページに絶対に残るやつだと思います。

 

アネモネ

冒頭の竜一くんのテンパり具合が面白いですね。貴重なツッコミ枠なので早めに合流して場を盛り上げて欲しいと思います。

そして狼女ちゃんはカマキリさんに大勝利。「人間的である方が知恵がまわって強い」という世界観なのかもしれないですね。そうなるとロベリアちゃんとかアネモネさんは人間以上の知恵を有してそうですが果たして。

 

ツーオン

空さんと隼馬くんのロッカールームでの会話すごい良かったです。空さん根はやっぱり良い人なんだなと思いますね。そして退場するだけかと思われた氷室さんも「あんなクズ男いつかぶっ倒すから」と気骨見せてくれたのも良かったです。女はみんなある種の怖さを持った生き物ですからねw

そして全日本選手権は全国放送。今度こそ全国に隼馬くんと綺更さん「きさはゆ」コンビの名が轟かは注目です。

 

累々戦記

戸神ちゃんは履いてない属だった。作者コメントで匂わされていた答えが出たのは喜ばしい事でした。戸神ちゃんはやっぱりこの漫画の中で一番ビジュアル的にも性格的にも(狂人ですが)キャラがたっていると思います。

そして青葉くんは「応身」の新デザインが仮面がとれて素顔が見えているというのは、込めた意味もストレートですし、ちゃんと従来のものと差別化された分かり易いデザインでした。

次回は最終決戦に相応しいバトルを期待しています。

 

(最終回)魔々勇々

「俺たちの戦いはこれからだエンド」「俺たちの戦いはこれからだエンド」じゃないかっ!?

幼女エンドさんの「私の存在が全てを不幸にする」に対して、死々累々で生き返り旅をしたコルレオくんが「俺は不幸じゃないよ」と答える展開は美しかったですし、ちゃんと締まった最終回になったなあと思ったところでの、まさかのこのオチはビックリしたし面白かったです。こっちの方がジャンプの打ち切り作品としては自分としては断然好みです。

林先生は読み切りでは青春ラブコメに定評のある作家さんで、今回の新連載は新境地という感じでしたが、作品全体としては「勇者と魔王」という概念が上手く扱えなかった印象でした。とはいえ、女の子は相変わらず可愛くて魅力的だし、エヴァンさんとエンドさんの関係性など良い点もたくさんあったので、印象に残る作品となりました。

林先生の次回作に期待しています。