yukiakiの日記

映画とサッカーと漫画と猫が好きな男の生存確認ブログ 週刊少年ジャンプの全漫画の感想を書いて14年目

週刊少年ジャンプ 2024年 12号(表紙からアネモネさんが既に怖い新連載『ディア アネモネ』開始号) 感想

今週のアンケート  1位:超条先輩   2位:カグラバチ  3位:鵺の陰陽師

 

(巻頭カラー)(新連載)アネモネ

ホラーアクションと銘打つだけあって、画風も展開も少年ジャンプには珍しい血生臭いホラー感に溢れる描写で新鮮でした。特にカラー扉絵のアネモネさんは凄い気持ち悪さも含んでいるんだけど目を引く妖艶さがあって良かったです。これだけで1話としては満足感ありました。本編の描き込みも凄まじいので、大変だとは思いますがこの雰囲気を大切にして欲しいと思いました。

ストーリーとしてはまだ「生き残る事ができるのは最も変わる事ができるもの」という域に主人公は達していない(意志だけは見せた)ですし、設定もまだまだ明かされていないので様子見です。

 

アオのハコ

周りに付き合っていることはバレてはいけないからと控えめに応援しているものの、手を力強く握ってしまう千夏先輩は愛おしかったです。

今はまだしも針生先輩の試合とかになったら、思わず声を出して周りにバレてしまうんじゃないかと今から心配です。

あと、あかりちゃんの妄想シュールすぎて笑った。もし周りに大喜くんと千夏先輩の関係がバレるとしたらその最初は彼女かなと思いましたが、この状況だとそれはないかもしれないですね(笑)

 

ワンピース

「愛は光より強えんだ」と発言するサンジに対して「それで済んだら物理学は終わっちまうよ」と既に物理学を超越したピカピカの実の能力使者である黄猿さんが言うのは「またまたご冗談を……w」と思いました。

巨兵海賊団の乱入でルフィ達がかなり有利になったかと思いきや、ここで黒ひげ海賊団が姿を見せたのは不穏ですね。デボンさんの能力はたしか変身系ですから、五老星およびルフィ達の誰かが触れられていたら厄介ですね。

そしてカリブーさんの言っていた「あのお方」は黒ひげさんだった。彼は麦わら一味のかなり深いところまで情報を持っているので、これが渡ったら黒ひげ海賊団ますます脅威になりそうでヤバいですね……。

 

(Cカラー)(連携2回目)超条先輩

カラー扉絵はポーズを決めている直ちゃんの足がセクシーだと思いました。グッドです沼先生。

本編は催眠術を使いだしてからの怒濤の展開に大笑いさせて貰いました。けっこう見たことのない暗示の使い方でしたし、直ちゃんを武器に闘う超条先輩のビジュアルもインパクトありましたし、「じゃあ母語だろあんたの」とかのツッコミもキレッキレで、とても面白かったです。

そして既に酔っ払いのホッさんに、りりちゃんに、魅力的なキャラクターがどんどん集まって賑やかになっているので、期待通りの第2話でした。

 

ウィッチウォッチ

お正月短編集。クリスマス→大晦日→お正月としっかり季節ネタを進行しているので、この漫画だけ掲載時期を間違えているのではと疑ってしまう進行だと思いました。

お年玉をパチンコで溶かした人は大学生の時に友達で見た事がありますが、バンさんと同じように悲壮感ありましたね。自分は19歳までしかお年玉貰えなかったので、大人になってからも貰える人は少し羨ましいと思いました。

 

呪術廻戦

今週は目まぐるしく攻防が入れ替わる回で面白かったです。

乙骨さんが宿儺さんの術式を使えたのは指を食べたからだったという納得のアンサーに加えて九十九さんの手記などの伏線も回収され、これはいけるかと思ったところで、伏黒くんの魂は既に生きる意志など無くで梯子を外され、世界を断つ斬撃で乙骨さん敗北……からの真希さん急襲!

……痺れる流れでした。感情もジェットコースターになる回で楽しかったです。

 

(Cカラー)あかね噺

カラー扉絵は素顔のあかねちゃん。こうやって大人しくしているとピチピチの女子大生ですね。

本編は先週に引き続きあかねちゃんが楽しそうに芸をやっているのが伝わってきましたし、「その遊びが芸を際立たせる」というワードやジェンガのイメージカットなどで成長の仕方が想像できて、とても気持ち良かったです。

そして、これだけで「あかねちゃん二つ目への推薦いけるでしょ!」という気分になれたうえで、更にその先がありそうなのは、とてワクワクしております。

 

SAKAMOTO

シンくん機転を効かせて役に立つ。ハルマさんは予想以上に暢気に殺しをしていて、これはこれで狂人だなと感じました。

そして神々廻さんは改めて大佛さんを評価する。とはいえお化けが怖くてトイレに閉じこもっていると知ったら「大佛クビや。これからはシンくんを相棒にする」とか言いそうだなと思いました。大佛さんには花京院憲明ばりに恐怖を乗り越えて、再び合流して欲しいです。

 

ヒーローアカデミア

個性を打ち込む打撃、思っていた以上に神風特攻感ありました。そして混在する記憶。

これから先どんどん歴代継承者が打ち込まれて星になるのと、ますます記憶が交錯することによって、闘いの様相がどうなるのか全然読めなくなりましたね。

その中で自分がどんな感情をこれからの展開に抱くのか未知数なのでとても楽しみです。



(Cカラー)鵺の陰陽師

カラー扉絵はレベル3に斬りかかる学郎くん。カッコイイ!

本編は回想で語られた、四ちゃんと学郎くんが生き別れた理由がとても興味深かったです。父親の敵を討ちたくて一緒に来てほしかった四ちゃんと、妹を守るために幻妖から距離を取りたかった学郎くん。どちらも兄妹一緒にいたいという思いは同じであっても向いている方向が違ったゆえの決別、胸が痛くなりました。

でもだからこそ、あの時の果たせなかった誓いを果たすために全力でお兄ちゃんをしている学郎くんはとても熱かったです。来週の学郎くんの進化超期待です。

 

夜桜さんち

ひふみちゃんの開花、ソメイニンをヨーヨーにしているのは分かりましたが「硬化」や「包容」みたいな特性はまだよく分かりませんね。「回転」とかでしょうか?

暴走するひふみちゃんを凶一郎兄さんが止める展開は期待通りですし、ここで彼の成長および進化が見られるの(背後のスネークで既にめちゃくちゃカッコイイですし)楽しみです。

 

逃げ上手

顕家軍の将の人達は前の時は「あんまり強くないかな」という感想を書きましたが、今回はしっかり全員見せ場を作って活躍したので見直しました。とにかく派手な顕家さんを筆頭にいい軍ですね。

そして土岐さんは「武だけで語る武士」という時行くん評も良かったですし、「俺一人が生き残ればそれが土岐軍」という天下無双呂布ばりの自意識の高さはかなり好みのキャラクターでした。合掌……(たぶん死んでいないけれど)。

 

アンデラ

「人と大地からこの世界は始まった」「ルールは人間を生かすためではなく苦しめるためにある」と、この漫画の設定の一部が開示されましたが、しっかりしたSFでとても面白いと思いました。

そして『不壊』を奪われてピンチな展開ですが、この後の展開としては獣は本能によって闘うが、人は理性や共生の概念があるから勝つとかそういう感じでしょうか。勝利のための理屈付けは期待です。

 

ロボコ

ロボコが不自然に怒りだした時点でロボコ犯人は確信できましたが、その後のムーブが全部酷かったのは笑いました。

動物の足跡は一瞬「なんだろ?」となりましたが、膝の後だったのは普通に手を叩きましたし、ロボコが犯人の物的証拠として完璧だったのには感心しました。良いミステリーでした。

 

カグラバチ

お互いに主張を前面に出して意地を張り合ってるバトルは良いものですねっ!

緋雪さんの炎骨のギミックが映えるのに加えて、この闘いでは力士の方の多福さんが丁寧にお互いの心情や駆け引きを説明してくれるので、とても見易くて面白かったです。競売の舞台も相撲の聖地国技館っぽいので、多福さんの今後の益々の活躍に期待です。

あと、緋雪さんは公式エックスで「彼女」と記されていたので女性確定ですね。勝気なエリート女性……良いと思います。

 

キルアオ

正義の幻獣種十文字くん、色々と有能な感じはいいなと思えたので、ここから更に大狼さんを追い詰める要素を増やしていって欲しいです。

そして監視カメラに大狼さんが映っていることを警察が確認している言う事は、殺し屋組織の事も認知しているという事で、警察の中での殺し屋組織の認知がどうなっているかは気になります。ていうか顔が映っている竜胆兄(学校に転入してきた)をまず疑えよ十文字君!

 

グググ

珀くん実は左利きだった。「そんな『テニスの王子様』の越前くんみたいな……」という王道主人公アゲ展開ですが、しっかり気持ち良かったです。王賀ちゃん既に驚いていますが、コースで更にビックリさせて欲しいです。

あとオリバーくんが既に親友理解者ポジみたくなっているのほっこりしました。

 

魔々勇々

シリアスな雰囲気になりそうなところでの「ポチン君」「チポンなのよ」は下ネタスレスレで笑った。バニーエリシアさんを見て倒れるコルレオくんといい、この漫画のコメディ部分は面白いですね。

自己犠牲に関してはコルレオくんが一貫して悩んでいるところだったので、ここでエリシアちゃん等が「あなたの周りにいるのは皆あなたが助けた人達だから」と言ってくれたのは良かったです。ヒロインとしての格を感じました。

 

累々戦記

嫉妬で館に火をつけて全焼一家皆殺しにする一般人怖すぎかっ!

あと館の主の方が完全に壊れてしまっていて、同情の余地すらないのが逆に清々しくて良かったです。しかし涅森くんはこれに救いを見出だせるのでしょうか……次週注目です。

 

ツーオン

正しくないのに美しいものに人は心を揺さぶられる……それが「魔性」。

空さん「氷上は女の視線を一身に受ける地獄だ」という思いでスケートやっていたんですね。先週のロランさんがお客さんのためにと奮起したのとは真逆の感情で、ちょっと寄り添っていた事の意味が変わる感じで良かったです。

しかしこの思想から生まれるペア演技、非常に興味があるので、どうなるのか楽しみです。