yukiakiの日記

映画とサッカーと漫画と猫が好きな男の生存確認ブログ 週刊少年ジャンプの全漫画の感想を書いて14年目

週刊少年ジャンプ 2023年 49号 (『一ノ瀬家の大罪』最終回号) 感想

今週のアンケート  1位:ストーン  2位:カグラバチ  3位:鵺の陰陽師

 

(巻頭カラー)SAKAMOTO

表紙もカラー扉絵もシンくん目立っているなと思いました。やはり準主役、今週も輝いていました。

スラーさん側の計画、真冬くんの中に仕込まれた爆弾をオーダーの前で爆発させるのはもちろん手のうちの一つだと思いますが、更に第2第3の矢がありそうな雰囲気なので楽しみです。

そして展示物やその空間を使ったバトルは今週だけでもかなり楽しかったので、この後どんな風に盛り上がっていくかは期待値が上がって止まりません。とてもワクワクしております。

 

キルアオ

力の抜けた雰囲気とても良いですね。天から授かった使命があったり、本人の絶対に折れない意志があったりするのが少年漫画ですが、そうではない考え方を肯定していく様はとても素敵だと思います。

あと猫田さん女装展開はふつうに面白かったです。「最高だよ…ぶっ殺したいくらいに」という大狼さんのツッコミも笑いました。

 

ワンピース

くまさんの過去編、人々の痛みや怒りを自ら引き受ける様はちょっと涙腺にきました。こんなにイイ奴が報われないどころか、ずっと辱めを受け続ける天竜人が支配する世界は革命されるべきだと改めて感じました。

これ以上くまさんには不幸になって欲しくないですが、そうはならないことは分かっているので来週が恐ろしいです。ブルブル……。

 

(Cカラー)カグラバチ

カラー扉絵の金魚さん、眉毛があってキリリとしているみたいでちょっと凛々しいなと思いました(笑)

本編は双城さん自ら失敗した連中を粛清にくる&チヒロくんの元に乗り込んでくるのは完全に予想外で戦慄しました。

そしてその中でもダルマさんの最後は記憶に残る死に方になりました。妖術師をやめる誓いをすぐさま破り、まだ生きていた姉を巻き込んで自爆してしまう様は哀れでしたし、それを誘導した双城さんも相当に性格悪いなと感じられて痺れました。面白かったです。

 

アオのハコ

体育祭は千夏先輩のデフォルメじゃない嫉妬顔がかなり可愛くて良きでした。他にも晴人くんと雛ちゃんにフラグが立ったような気もしますし、菖蒲ちゃんの恋模様は更に大変そうで頑張って欲しいです。

そしてその中でも個人的に大喜くんに応援されてはりきっちゃうあかりちゃんは格別に可愛いかったです。友達の助けも借りて波乱を起こせ、あかりちゃん!

 

呪術廻戦

高羽さんはめっちゃ真面目だなと思いました。

個人的にはもっと肩の力抜けよとは思いますが、真面目過ぎるが故に突き抜けるお笑いというのもあるとは思いますし、それだからこそ届く対象というものもあるとは思うので、高羽さんの想いが奇跡を起こしてくれるのを楽しみにしています。

 

(Cカラー)(読み切り)ストーン

最後の6ページくらいはもう鳥肌過ぎて鳥になるんじゃないかってくらいに興奮しました。

この引きの強さ、この圧倒的エンタメ性こそが『ドクターストーン』だと改めて思い起こさせてくれる読み切りで素晴らしかったです。

ていうかスケールがデカすぎてこれあと2話で完結するんですかという想いと、1ヶ月も待たせるなんてご無体なという想いが無限に溢れ出てきて、嬉しい悲鳴が止まらないです。

あばばばばばば……、次の掲載が本当に楽しみです!

 

夜桜さんち

刀奈ちゃんはマッチョを恋愛対象に見られなかった。理由を聞けば納得ですしオチとしてもクスリときました。あと、辛三と殺香ちゃんカップリング派としては胸を撫でおろしました。

そして龍さんには旦さんの息がかかっていた。一気にシリアスモードになってきましたし、ますます誰が味方が疑心暗鬼になってきそうな展開で不穏ですね。どうなってしまうのかな?

 

あかね噺

泰然さんは志ん太さんの破門を自分のせいだと思っていた?

阿良川一門である以上大なり小なり関係はあるでしょうが、一生さんや志ぐまさん以上に責任があるとは思えませんが、何か理由があるのでしょうか。

そして着ぐるみあかねちゃんはとても可愛いですが、それは方向性としてどうなんだ(笑)

とはいえあかねちゃんの大バカは魅力的なので、後はからしさんと朝顔さんが独自の突き抜け方をすれば凄い事になりそうな予感がします(本当か?)

 

ツーオン

綺更さん側が隼馬くんをどう見ていたかが語られ「自分の方が教えられている事が多い」と感じたり、二人の未来を想像してワクワクして「今見える景色を美しくするんだ」となったのは胸が高鳴りました。とても純粋で美しいと感じました。

そして大会は周りの関心や反応は少しはあるものの、ほとんど二人の世界を中心に描いているのは、改めてこれがそういう漫画なのだなと感じました。二人だけの世界からブレない姿勢も、また純粋で美しいと思いました。

 

アンデラ

風子ちゃんが会敵早々にマスタールール達を攻撃する展開は、アンディが初めてユニオンに来た時にメンバー全員を攻撃したのと展開を合わせてきていて良かったです。

そしてアンディは太陽にいて、マスタールールたちを抑えていてくれていた。予想以上にアンディ頑張ってくれていたんだというネタ晴らしで鳥肌でした。

上位十理は皆個性的な姿をしていますし、どんな存在なのかは楽しみです。

 

(Cカラー)逃げ上手

カラー扉絵は真っ赤で情熱的な雰囲気の中に雅な綺麗さを伺わせる時行くんと顕家さん。とても良い絵でした。

そして本編は漁の話になるかと思ったら、エッチな展開が続いて驚きました。魚を食べさせられて即落ち2コマな夏ちゃんや、足を使った投石がセクシーなシイナさんも良かったですが、何より時行くんを「二人で山分けしちゃおう」と相談する亜也子さんとそれに反応する雫ちゃんが凄かったです。そっちの狩りが始まってしまうのか、次週注目です。

 

魔々勇々

黒幕グリシャさんは魔王エンドさんを吸収していた。

『魔々勇々』言われていますが、究極的には勇者エヴァンさんと魔王エンドさんの物語であり、それを受け継いだコルレオくんとグリシャさんの物語になりそうだなと思いました。

あとは最後の方のボロボロミネルヴァさんの笑顔が良かったです。これは絶対に悪い魔王じゃないですねっ!

 

鵺の陰陽師

な…なんて表情を見せてくれるんだ周防先輩!!

最近影が薄かった周防先輩ですが、1話で一気にヒロイン候補として舞い戻ってきたのには目を見張りました。少し前までお姫様抱っこをしてあげる方の存在だったのに、「男子三日会わざれば刮目して見よ」と言わんばかりに、自分がお姫様抱っこされる側になってドキドキしているシーンはめっちゃ良かったです。

そして代葉さんとのやりとりからの「感情が読めるんです」と言われてからの表情、これが本当に絶妙でした。その後の「何もしてないのは悪いし、怪我もしてないし」は学郎くん争奪戦に参加する決意表明だと思いました。可愛いぜ周防先輩。

 

暗号学園

麻雀は好きですが、軍法麻雀はちょっとルールが変則で分かりにくいですね。

とはいえ「いろは君が表情を読み間違えた?」等、面白さのポイント自体は分かり易かったので良しです。

あと華衣さんが足止めされていただけだったのは笑いましたが、先週解説席が「コンビ打ち」と言っていたから、まだ華衣さんと雁音さんが組んでいる線はあると思っています。いろは君も縁ちゃんとのコンビ打ちで状況を打破して欲しいと思います。

 

ロボコ

3話で打ち切りをくらったロボコは、その世界線の編集部が悪いだろ(笑)

まあ連載会議を通ったネームを掲載前にロボコ自身が変えた可能性もありますので、結局は自業自得だったのでしょう。

そして本家ロボコが5億部様の世界を乗っ取ろうとするのは笑った。常に上を目指す姿勢は良いと思いますが、その手段はマズいですよ!?

 

アスミカケル

丁寧な描写のMMA漫画から、ロマン古武流術格闘漫画に一気に読み味が変わって戸惑ってはおりますが、これはこれでとても興味深いです。

リアルとファンタジーの上手いミックスは『火の丸相撲』の必殺技百戦夜叉堕の描写などからも川田先生にとってはお手の物でしょうから、この後どう発展していくかとても楽しみです。

 

アイスヘッド

スリズさんメイン級のキャラなのに過程も描かれずに死んでしまったのちょっと悲しいぜ……。

とはいえ最終決戦はオンド王も意地を見せましたし、回転の最終奥義が7回転の「ドラゴン狩り」で、ギルくんがそれを越える8回転を繰り出しそれを「英雄狩り」と名付けて勝利する展開はとても良かったです。

次回はこの灰氷国の新たなリーダー『アイスヘッドギル』が誕生してタイトル回収してくれると思うので期待しています。



(最終回)一ノ瀬家

それでも家族は続いていくエンドで最終回。

色々と明かされなかった事象や解決されなかった問題があり、投げっぱなしジャーマンだったので作品全体の評価としては厳しくせざるえないですが、毎週変なことが起こって「なんだ?なんだ?」となれる感覚は楽しい連載でした。

タイザン5先生は前作『タコピーの原罪』が間違いなく傑作だったので、アンケートに追われる週刊少年ジャンプよりも、最初から最後までプロットを決めきったうえでの連載の方が合うのかなと思いました

タイザン5先生の次回作に期待しています。