yukiakiの日記

映画とサッカーと漫画と猫が好きな男の生存確認ブログ 週刊少年ジャンプの全漫画の感想を書いて14年目

週刊少年ジャンプ 2023年 32号 感想

今週のアンケート  1位:こち亀   2位:暗号学園   3位:鵺の陰陽師

 

(巻頭カラー)ロボコ

先週の流れから一週でオチまで持っていたのはさすが宮崎先生だと思いました。巻頭カラーに相応しい話でしたね。

父親の一番が息子のモツオであり、その息子のために覚悟の行動したのはとても良い話だと思いました。ロボコもいい拳だったぜ。

一方で自分は大人なので、莫大な資金を投入したプロジェクトには多くの人々の協力や期待があったはずと思ってしまうので、それらが完全に頓挫してしまった感じは少し残念でもありました。誰かに引き継いで欲しかったぜ。

あと、企画のロボコ1グランプリですが、千夏先輩が優勝すると思います(自分は鋼鉄のロボコに投票しました)。

 

SAKAMOTO 

「俺のやり方に文句あるならかかってこいよ」と自分よりも強者たちに言える平助くんカッコイイ!

確かに1発目で頭を狙っていれば勝負がついたのにそうしなかったのは彼の甘さですが、それも含めての信念が平助くんの魅力だと思います。

豹さんの顎の部分を使っての跳弾は笑いました。う〜ん、神業!

 

アオのハコ

千夏先輩と大喜くんの関係に最初に気付いたのは松岡くんだった。

当初は大喜くんの恋敵になりそうで苦手なキャラでしたが、その潔さは好感度上がりました。

……というか相手に相応しい男になることから始めようとして失敗するというのはあるあるなので、松岡くんに少し同情しました。「僕の方が先に好きになっていたのに……」BSSですね。恋愛は難しい。

 

(Cカラー)(読み切り)こち亀

軍艦島は自分の印象としては廃墟が美しい島という印象ですが、そこにかつて生活していた島民の様子を描写されることで、なんとも言えない感傷的な気持ちになりました。

映像などの「記録」で見るのとはまた違い、両さんという存在を通して「記憶」として見る、まるで追体験しているようにして感じいるノスタルジーが、とても心に沁み入りました。

夏らしい企画でとても良かったです。

 

ヒーローアカデミア

「トガヒミコ」として生きにくい世の中をそのままに生きる。

そう決めた彼女を、檻に入れて死刑にするけどそんな風に境遇が違っても恋バナはできると向き合うお茶子ちゃんは、間違いなく別ベクトルの異常者ですが、だからこそ届く心があるのだなと思いました。

最終的にヒミコちゃんはお茶子ちゃんに何を見るのか、血を吸いきって殺して泣くのか笑うのか、その手前で踏みとどまってトガヒミコを辞める事になって泣くのか笑うのか、注目です。

 

(Cカラー)あかね噺

カラー扉絵は電車のあかねちゃん。2号連続ということで次の扉絵はこれに続く感じになるのかな?

本編はあかねちゃん苦戦する?

まいける兄さんからは「自分の芯と向き合った時間が足りない」と評価されつつも可能性を信じられている印象ですが果たして。

不穏が的中して負ける展開も、ここから逆転して「ここがあかね噺の替り目だぁ!」という展開も、どちらもありそうなのでハラハラしながら来週を待とうと思います。

 

アスミカケル

一狼兄貴、現段階では家族を顧みない、ニ兎くんの親友をボコボコにするとヘイトが溜まる感じになっていますね。

とはいえプロの格闘家になったらしいの話が二兎くんまで伝わってる感じから、少しは家との繋がりがあるのかな。お金くらいは入れておいてくれると思いますが果たして。

 

呪術廻戦

領域破壊は互角。相変わらず大味ながら繊細なバトルしていて興味深いです。日下部さんの解説力が活きてるぜ。

しかしながら、今週ラストでの五条先生の鼻血、影の中で摩虎羅さんの天輪が回っている描写などが凄い不安を掻き立ててきました。摩虎羅さんはちょっと前に破壊できない新球を破壊した実績があるので、五条先生の無限も破られそうで心配です。

 

(Cカラー)アンデラ

過去のファンさんがシェんさんに最強について教える際に風子ちゃんの言葉を語ったのはエモいなと思いました。このループのファンさんは律儀だし、風子ちゃんの事好きすぎではなかろうか!?

あと、この大会の会場ってこんな絶壁の地で行われてんだというのはビックリしました(笑)

スムーズに悲劇回避→決勝にいくのは流石のテンポ感でした。勝戦楽しみですし、その結果ファンさんが最高に報われて欲しいと思います。

 

アイスヘッド

新キャラサナちゃんの境遇は同情はあれ「王が奪ったから王が治める民から奪い返す」はさすがに無法なので感情移入しにくかったです。

最終的にギルくんの優しさがサナちゃんの心を溶かし、服を破られた犬のおじさんに金貨や宝石が戻って幸せになってくれる事を祈っています。

 

ウィッチウォッチ

「俺が証明してやる」と啖呵きった後に普通にゴーレムにビビるケイゴくんは人間らしいなと思いました。恐怖に打ち勝てるのかな?

そしてミハルくんの敵はラブカちゃんということで、鮫イメージなのですね。血を求める感じは吸血鬼と似ているので、こちらの対決も楽しみです。

 

逃げ上手

北畠顕家さんすごい人だった。

「人がそのまま太陽になったような輝きがあった」は実際に輝いているように見えるのも含めて風格を表す面白い表現でした。

顕家さんのサディスティックな面は、逃げ上手で受け気質な時行くんとはとても相性良さそうなので楽しみです。

 

キルアオ

ノレンちゃんに追い打ちをかけるシンくんと鬼頭先輩の天丼に笑った。「ウチの部をナメたヤローはぶっつぶしてやんな」の姉御といい、雰囲気良いですね。

フットサル対決はどういう見せ場を用意してくれるか楽しみです。

個人的には「何人でもいいって言ったよな」の精神でノレンちゃんが応援だけでなく乱入してくる展開希望しています。

 

鵺の陰陽師

マーベラス

今週も恐ろしいテンポ感で大笑いさせてもらうと同時に、ラブコメ要素でドキドキさせてもらえて楽しかったです。

鵺さんの全てを読んでいる感じが強者の格になっていましたし、藤乃さんの行動で示してくるデレ感は心に突き刺さるものがありました。

それにしても集中線とたった一言「マーベラス」で存在感を発揮してくるモブ店長のキャラの濃さよ。この漫画はまだまだ底が見えないなと感じます。

 

夜桜さんち

二刃姉ちゃんに抱きつく四怨ちゃんと嫌五くん可愛かったです。他にも夜桜汁でみんな白くなる(アルファくんだけニヤリとする)場面とか雰囲気良くて面白い回でした。

あと添い寝してくる凶一郎兄さん、普通に気持ち悪くて良かったです(笑)

七悪くんはビジュアルイメージだいぶ変わっていますが果たして。

 

暗号学園

なん……だと……!

相手チームが同盟を組んで決勝に上がってくるという展開は全くの予想外だったので度肝を抜かれました。

たゆたんとの再戦は「認めるよ。負けを?いやオマエを」の台詞がカッコ良く、敗北してもなお格落ちしない彼女の魅力が素晴らしかったです。

あと、全員が目を見開くコマにしれっと潜入兵の人がいて笑いました。一体どこに潜んでいたんだ!?

 

テンマクキネマ

天幕さんは白河監督の息子(養子)だった。そして『牙』を撮るために新市くんに出会った……

とても綺麗な設定だと思いますが、これを開示してしまうと天幕さんの物語を描ききった感じになってしまうので不安ですね。

そこの要素を引っ張らない宣言、ある種のテコ入れ回だと思うので、次の展開は要注目です。

 

ブラッククローバー

ダムナティオさん強すぎる!?

王都の団長達の苦戦を考えればその通りなのですが、たとえヤミさんやノエルちゃんやアスタくんがいなくても『黒の暴牛』の面々には圧倒的な信頼感があったので、今週の展開はなかなかにショッキングでした。

ジャックさんという死亡前例が既にありますが、なるべく誰も死なないでくれ……。

 

人造人間100

100さんがなにか明後日の方向に覚醒していて笑った。絢子さんの自己犠牲にまつわる回想を、そっちの方向性に昇華させてくる展開は、完全に予想外でした。

100さんはあしび君を自分が完璧になるための道具として完全に割り切っている感じになったので、隙が無くなりましたね。最悪だ。だけど面白いぜ。

 

ドリトライ

戦争帰りの虹村さんが薬を打たないと正気を保っていられないのは戦後らしいなと思いました。

生野くんは「ヤバイ」と言っていますが、現代的感覚だと薬に頼る「心が弱ぇ奴」なので、青空くんが正しく「心が強ぇ奴」なら負けることはないと感じました。

あと大事なお守りが焼かれてしまいましたが、勝利したら優華さんから新しい物が貰えるとかでしょうか。気になります。

 

一ノ瀬家

お母さん翼くんに睡眠薬盛ったりヤバい感じでしたが、自分の血が繋がってない義父の介護や家族の家計の工面を一人で担っているなら、余計なストレスを増やさないためにもやむなしだったのかなと少し思いました。むしろ父さんが何もしてなさすぎて引くレベルだ……。

『一ノ瀬家崩壊』というサブタイトルでしたか、むしろ最初から(颯太さんがいなくなってから)既に崩壊していたのではないでしょうか。