yukiakiの日記

映画とサッカーと漫画と猫が好きな男の生存確認ブログ 週刊少年ジャンプの全漫画の感想を書いて14年目

週刊少年ジャンプ 2024年 11号(沼駿先生おかえり、新連載『超巡!超条先輩』開始号)感想

今週のアンケート  1位:超条先輩   2位:カグラバチ  3位:逃げ上手



(巻頭カラー)(新連載)超条先輩

左門くんはサモナー』の沼駿先生が帰ってきたぜ~!!!

同名の読切を経ての新連載ですが、舞台が田舎から珍宿という都会に変わったのは色々やれることが増えそうで楽しみだなと思いました。内容としては沼先生らしさ全開のテンポの良い会話劇が超気持ちいい、安定感のあるギャグマンガで面白かったです。

特に一本気直ちゃんが噂で重機を投げ飛ばした事になっているくだりは、読み切りで似た展開見たにも関わらず、しっかり大笑いできて素晴らしかったです。面白いものは何度読んでも面白いですね。

直ちゃんと超条先輩の関係性は1話にして既にかなり良いものになっているので、ここから面白いキャラがどんどん出てきて盛り上げて欲しいなと思います。

 

SAKAMOTO

スラーさん心臓を刺しても死ななかった。心臓が二つあるとかそういう系でしょうか、気になります。

そして神々廻さんとシン君が急造タッグを組むことに。

意外な展開ですし、果たしてシンくんがこのレベルに付いていけるのか不安でもあります。大佛さん早く来てくれー!!

 

呪術廻戦

虎杖ミサイルなどアクションがキレッキレでしたし、乙骨先輩の領域展開にギミックが凄くて今週も面白かったです。それでいて、五条先生戦のダメージが宿儺側に無ければ勝負にもならなかったというバランス感覚は良いなと思いました。

宿儺さんが楽しそうで個人的には嬉しかったですが、自分の術式をコピーされた際に彼がどういう態度を取るのか興味あります。高笑いするのか怒るのか、来週がとても楽しみです。

 

キルアオ

十文字獅童さんは正義の幻獣種で特攻隊長で『悪滅』を背負っていて名探偵で親父が警察上層部だから本当に人を逮捕する権限を持っていた……って、属性多過ぎて笑った。「そんなわけないだろ!」というツッコミするのが無粋に感じるくらい勢いが凄すぎる新キャラクターで良かったです。

彼もまた、エピソードが終わった頃には天馬くんや乙姫さん同様に憑いてくる幻獣種になりそうで期待です。

 

(読切)人と竜

ネタバレになるので多くは語れませんが、ゼルダの伝説ティアーズオブキングダムのプレイ経験を思い出す読み切りでした。龍の背中に乗るのはロマンがありますね。

あと波風先生は龍の鱗を一枚一枚手書きで描いていたらしく「お疲れ様!」と心の底から思いました。

 

(Cカラー)アオのハコ

カラー扉絵はバレンタインデーらしい千夏先輩。メイド服姿というのがまたいいですね。

本編は「私に嫉妬している」と菖蒲ちゃんが感じているのはたぶん真実だとは思いますが、同時に咲季ちゃんの方も「私に嫉妬している」と考えているのではなかろうかと思いました。水面下では女の闘いが始まっているのかもしれません。

そして大喜くんは色々な思いが交錯する県大会予選に挑む。ラブパワーをいかに力に変えてくれるかは楽しみにしております。

 

ウィッチウォッチ

「エビー!エビバディ」と海老のポーズをとっているニコちゃん可愛すぎかっ!

今週はみんな酒に酔ったコマで、左隅にいるカンちゃんがヤバすぎて吹きました。こういう時のカンちゃんの面白さの安定感は凄まじいですね(笑)

そしてカオス回かと思いきや、最後はしっかりといい話で締めたのは読後感良かったです。みんなまだまだ子どもですからね。子どもの時だけしか味わえない大晦日の楽しみを堪能してくれているのは、ほっこりできました。

 

あかね噺

記者の方が「ほほましい、あの阿良川あかねが!?」と気づきを与えてくれたのもありますが、落語をやるあかねちゃんの表情や仕草がいつも以上にコミカルで可愛い感じが、けっこう目新しくて良かったです。

ただこれだけだと、上りに上がった泰全さんの評価ハードルを越えて「二つ目昇進の推薦獲得」とまではいかないと思うので、ここからどう化けていくのかは楽しみにしております。

あと観客席にお母さんがいて、お父さんと隣の席なのは、何故かちょっとホッとしました(笑)

 

(Cカラー)アンデラ

カラー扉はビーストさんが強そうな、実にバトル漫画らしい一枚。

本編はビーストさんが「共生など必要ない、弱肉強食がルール」という精神性なのは、対立軸分かり易いと思いました。あくまで人間を苦しめるための『獣』なのですね。勝っても動物が全部消えるとかではなく、犬とか馬みたいに人と共生する動物ができるとかそんな感じでしょうか。

そしてビーストさんとの闘いに一心さんとトップくんが参加してくるのは期待通りでした。友情(もしくは愛情)パワーが決め手になりそうかな?

 

逃げ上手

亜也子さん12歳(2年前は10歳)というのは事情を知っていても、改めて聞いてやっぱり衝撃的ですね。発育がいいなんてものじゃない。桃井さんがこれからロリコンに目覚めないか心配です(笑)

そして土岐さんはやっている事が怖すぎるというか、倫理観もパワーもこの世のものじゃなくて震えました。そしてそれを破る手段として、武ではなく公家の雅さで対抗してきた顕家さんは目から鱗でカッコ良かったです。玄蕃くん同様に自分もとても笑顔になれました。

 

カグラバチ

迷いを持ってしまったチヒロくんに対して真っ直ぐに「俺はお前に救われたんだ!」とその道を肯定する伯理くんめちゃくちゃグッときました。先週は厄介オタクの方かなと思いましたが、これは眩しいほどに光のオタクだぜ……。

そして神奈備の緋雪くんは予想以上に熱血漢で気持ち良かったですし、炎骨もビジュアルがカッコ良かったです。新キャラ2人とも魅力的ですね!

 

(Cカラー)魔々勇々

直接的に怖がるエリシアちゃんと、口では余裕な事言いながら椅子の下に隠れたりしてビビっているモニカちゃん、どちらも可愛くてナイスリアクションでした。

そしてサディコさんスケベジジイみたいな印象を抱かせておいての、美少女(ロリババア)展開は、とても盛り上がれましたし「ヤッター!」となれました。エリシアちゃんがバニー姿にされているのも素晴らしいご褒美で笑顔になれました。

 

鵺の陰陽師

レベル3の淤刀の設定怖すぎるなと思いましたし、人質だったり場所変えたりと狡猾な闘い方は気持ち悪かったです。だけどそれだけ敵が不快な分、より「学郎くん頑張れ!」と思えるのでバトルは手に汗握りました。

兄妹間で何も声かけなくても連携取れているの良かったですし、烏天狗さんもしっかり意図を読み取って動いてくれるの頼もしかったです。学郎くんは自らの犠牲を顧みずに剣を振るって敵を倒すでしょうが、損害はどうなるのかハラハラします。

 

夜桜さんち

ひふみちゃん開花する。分身体みたいなものが出てきたのはけっこう驚きだったのでどんな特性かは気になりますね。

あと、アルファくんの事が引き金で覚醒するのは分かりますが、先週と方針が矛盾しているのは自分の事情ばかりな子どもだと思いますし、危さも多分に含んでいるので、そのあたりをどう決着つけるかは注目しております。

 

グググ

今週は珀くんがとても良い兄貴してましたし、最後の珀くんの欲張りな感じもクスリとできて、読後感も爽やかになる回で面白かったです。自分への戒めと言っていた写真を自ら消去するくだりも良かったです。

珀くんが周りに愛されているのが気持ちいい漫画でもあるので、オリバーくんもしっかりと落としたのは流石だと思いました。

 

ロボコ

クリスタにロボコが嫉妬する展開面白かったです。「デジタルのロボコが描いたアナログはデジタル」理論は脳が一瞬バグる感じが良かったです(笑)

あと最後の、線画だけアナログロボコとフルデジタルロボコは個人的には見分けがつきませんでした。道具は使いこなしてこそだと思うので、より宮崎先生がやり易い環境になったらいいなと思いました。

 

累々戦記

今週はとにかくカッコイイ画を詰め込もうという気概を感じられるのは良かったです。累に対する態度が「助けるぞ」と言う黒涅くんサイドに対して、凪斗くん側は「蹴散らせ」なのも両者の対比が効いていました。

あと凪斗くんは前の時に名乗ってないから黒涅くんに「シスコン」呼ばわりされているのに、それを逆恨んで「ブチ抜くぞ」と言っているのが相変わらず自分勝手で笑いました。朝凪くん超絶パワーアップしましたし、いつかは蹴り返してくれてもいいと思います。

 

ツーオン

空さんを隼馬くん達はめっちゃ敵視していますが、個人的にはそこまで彼を悪者にできないでいます。競技の重圧を誰よりも知っている人ですし、ロランさんに接した態度を見ても人間的に悪い人ではないですからね(変な人であるのに異論はないけれど)。

とにもかくにも、空さんという存在が今一番この漫画で面白いところなので、それを堪能できるであろう次週を期待しています。

 

(最終回)アスミカケル

二兎くんのトーナメント全選手入場回を期待していたら終わってしまって悲しい(涙)

一狼兄さんの背景を語ることで家族関係に決着をつけての終了は誠意を感じましたが、実質黒沼さんが最後の相手であり、今振り返れば彼の最後の前を向いて「辞めるよ」と言ったのが川田先生の心情の吐露に思えました。

この作品におけるキャラクターのドラマ(介護や兄弟の確執、現実の格闘技界にもリンクする意識の問題)描写は丁寧かつ誠実で感心しましたし、格闘技描写も必殺技とかではなく理詰めで相手を攻略していくMMAの面白さを描く点は目新しさがあって好きでしたが、それが逆にキャッチーさを欠いていたのかもしれません。

個人的にはとても面白い作品だったので早い終了はとても残念でした、奈央さんの試合とかも、もっと見たかったぜ。

川田先生の次回作に期待しています。