Twitterで評判が良いという情報を得ていたので、近所のDAISO(ダイソー)にあったので、100円(税込み110円)で購入してみました。
一緒に買った『ドラゴンカリバー』の感想はこちら →
ダイソー100円ストーリーブック『ドラゴンカリバー ~とりもどせ巨人の宝物~』感想(ちょっとネタバレあり) 100円だけどしっかりと没入感あって楽しめる良作ゲームブック - yukiakiの日記
色々な場所を巡って情報やキーアイテムを集める事によって謎を解いていくアドベンチャータイプのストーリーゲームブックで、選択肢を選ぶという行為によって自分の意志と足で捜査しているという感じが出ている、ちゃんと「キミ=この本を読んでいる読者自身である」という没入感がありました。
物語としては、相棒の神様ユメさんが前半は「全く役立たずのグータラ神様」という印象でしたが、最終的に「可愛いくてちゃんと頼りになる神様」という印象になったのが良かったです。
基本的には現代が舞台で子ども向けの優しい世界ですが、唯一とある妖怪に殺られた(と思われる描写があった)のは驚いて笑ってしまいました。その時ユメさんが助けてくれた事が発覚して、彼女の印象が一気に良いものに変化したのが、この本で一番印象に残ったシーンでした(この時の挿絵も慈愛に溢れていて良かったです)。
謎を解くためにけっこう何回も見直しますし、それまでにバッドエンドなどを経てくるとにより、100円とは思えないボリューム感を感じました。そのため最終的な事件解決はしっかりとカタルシスあって面白かったです。