yukiakiの日記

映画とサッカーと漫画と猫が好きな男の生存確認ブログ 週刊少年ジャンプの全漫画の感想を書いて14年目

週刊少年ジャンプ 2023年 19号 感想

今週のアンケート  1位:逃げ上手  2位:アオのハコ 3位:イチゴーキ

 

(巻頭カラー)(新連載)テンマクキネマ

幽霊の天幕さん、予告カットで女性だと思っていたら男の人だったなんて……(涙)

主人公の新市くん、巻き込まれ型の主人公としては好感度が低いわけではないので、分不相応な期待を周りから受けてしまった結果の「これからの右往左往、成長に期待!」という感じではありましたが、ラストの一文に関しては「映画を一本も撮っていないの『映画監督になった』とか言うなっ!」とキレそうになりました。まだお前何もしてないやろ!

……とはいえ、自主制作映画を学生時代に撮っていた者としては、これから映画を撮る大変さとか喜び、自分の作品が拍手を貰えた時の感動とかを学んでいく展開を楽しみにしたいと思います。

 

ワンピース

コビーを助けに伝説の男がキタ!

ガープさんの覇王色を纏った一撃はヤバかったですね。キッドを一撃で葬ったシャンクスも合わせて、もはや出し惜しみ無しの限界バトルが「ワンピース」全体で始まったぜという感じになってきて楽しいです。

海賊島に今ティーチさんはいないので奪還できそうではありますが、まだガープさんがやられる(引退に追い込まれる)可能性もあると思っているのでドキドキです。

 

(読切)妖精の飼い方

ヒロアカ休載の代原作品。

妖精に飼われた人が妖精を飼うというのは慰めなのか何なのか。色々と考えさせてくれる設定の読み切りでした。

 

(Cカラー)アオのハコ

カラー扉絵は距離の近い千夏先輩。本編に関連したカットですが、もっと近づいてガチ恋距離になってもいいのよ!

そして本編は体育館で抱きしめてくる千夏先輩展開キター!

流石は『アオのハコ』。イベントやるなら徹底して体育館というのは感心してしまいました。

このサンタさん展開から千夏先輩はどうするのか、大喜くんはどう応えるのか、気になります!

 

マッシュル

回復まで66,6時間問題、神格者二人が限界まで魔力を注ぎ込んだおかげで早まりそうなのは良かったです。

マッシュくんのためにみんなが頑張って散っていく王道最終決戦展開なので、後はここにオチョアさんというスパイスを加えたうえで、マッシュくんには外さず王道カッコ良く登場してもらいたいです。

 

呪術廻戦

万さん満足して逝く。独りよがりではありますが一途な愛で自分は好きでした。

そして万さんが死んだということは津美紀さん死亡。容赦のない展開に震えています。

「なんとか救いを…」という気持ちと「もっとやれ、行けるとこまで絶望を!」という気持ちで心が二つある〜。

 

(Cカラー)ウィッチウォッチ

モイくんの「頑固者と天邪鬼の恋バナ面倒くさいな」笑いました。

お嬢様の恋愛相手が石剛志くんというだけで一笑いくるの卑怯だと思いましたし、それでいてとても読後感良い、ほっこり話で面白かったです。

「好きという気持ちを告白するという大事な権利を相手に渡しちゃいけない」は良い考え方でしたし、一方でニコちゃん達が当初盛り上がっていた「相手に告白してもらうのがベスト」という考え方もよく分かるので、恋愛あるあるに頷く事多かったです。

 

あかね噺

今更ひかるさんが出てきたところであかねちゃんにプレッシャーがかかるかのかな?と自分も思っていましたが、うらら師匠が教えた噺であかねちゃんが出来ない分野をひかるさんが演れることで焚き付ける、意識させるという答えはパーフェクトだと思いました。

自分にはないものを持つ存在の登場で、あかねちゃんの意識がどう変わるか楽しみです。

 

SAKAMOTO

有月さんは殺連会長の妻子を殺すためのスパイだった。しかもそれを指示した相手が実の兄で、おそらく現代の殺連を牛耳っているであろうボスであると予想できるので、だいぶこの過去編は闇が深くなってきましたね。

リオンさんと有月さんが凸凹ながら、なんか仲良くなっていってるのがほほ笑ましいのですが、これも悲劇に繋がっていくと思うと胸が苦しいです。

 

逃げ上手

先週の引きであった牛の人は大した事なかったですが、その後に出てきた尊氏さんがトンデモ無さすぎて、お口アングリ……になってしまいました(笑)

すっごい変で、すっごい怖くて、それでも目が離せない人物造形は驚きでした。そして「史実的にこれはどうなの……?」と思ってツイッター覗いたら「史実に忠実!」と書かれていて更にビックリしました。

歴史上のよく分からない天下人を、よく分からないまま魅力的に描く松井先生の手腕に震えるぜ!

 

ロボコ

ロボコでたまにあるガチのガチホラー回。大人でもマジで怖いので「容赦ないな宮崎先生」と、改めて思いました。

女の子の霊はガチでアカネちゃん殺そうとしていた、ロボコはきっと凝で元々異変を感じとっていたからこそ助けに来てくれた(お花を添えたのもロボコ)、そう私は解釈しています。

 

(Cカラー)アンデラ

フィルくん予想以上に過酷な運命の元に生まれた子どもだった。神野郎が「不感」を与えた事がむしろ優しさに見えるレベルの環境ですが、ここから更に絶望展開が与えられとしたらどうなるのかは注目です。

そして宇宙メンバー選抜は面白かったです。理に適っているし、そのうえで理を越えた感情のところで「誰よりもフィルくんを助けたい気持ちを持っているから、きっと上手くいく」とニコさんを選出するところはすごく良かったです。最短最速救出だ!

 

暗号学園

自らの公平さに徹する要塞村さん印象いいですね。一応は投票の結果であるのだしそのうえで有利を取らない性格は自分は少し苦手ですが、これもまたリーダーの資質の一つであるとは思います。

そして今週は東洲斎さんが久々に『言論弾圧』で暴れているの楽しかったです。静かに怒る様子に「格」を感じさせて痺れますね。いろは君が「忠実なるお友達のいろは坂くんだよ」と泣いているのも笑いました。

ポーカーの暗号は全然理解していませんが、ゲーム展開はとても面白いです。

 

一ノ瀬家

お…おじいちゃん…、そんなに翼くんに寄り添ってあげれるなら、他の家族にももうちょっと寄り添ってあげてくれよ……と少し思いましたが、まだ明かされていないおばあちゃんの部屋の中とかで、まだそうできない事情があったかもしれないので様子見です。

翼くんの2度目の直接交渉は、ここで一気に事情が明かされて新展開か、はぐらかされて真相究明編継続なのかは分かりませんが、颯太さんのリアクション注目です。

 

夜桜さんち

太陽くんグサッと刺してワンパン決着。硬化の新たな特性が見られなかったのは少し残念でしたが、親として大人として頼もしさが増したの伝わってきて良かったです。

六美ちゃんの「もうどう怖かったか思い出せない」とか、凶一郎兄さんのメッセージがよそよそしすぎるとか、太陽くんの頭にガバッと抱きつくアルファくんとひふみちゃんが可愛すぎるとか、細かい面白要素もグッドでした。

 

イチゴーキ

最後の金玉の場所が魔界だったの先週のハードル楽々超えてきたの嬉しかったです。そして力で解決する事が全てではないというテーマ性を帯びた話で今週も素晴らしかったです(本当か!?)

ギャグとしても阿川くんがアイドルになっていること、先生が魔界でも安請け合いしてること、イチゴーキくんグルクルの横で同窓会しているコマのインパクト強くて面白かったです。

ギャグ漫画は一コマ、もしくは一フレーズ忘れえぬインパクトを残せば勝ちだと思うので、今週もしっかりとソレがあって良かったです。

 

人造人間100

あしびくん、おっとりお姉さんタイプが好みだった。

100さんが「私の方が美人だし背も乳も尻もデカいだろ、目を覚ませ」と言っているところ可愛かったです。完璧な人間になりたいんだもんな、そこは譲れないよな(笑)

そして花火(スパークル)、実は生存率5%だったと明かされるの「おいおいモートセーフ、超絶ブラックかよ、文字通り黒い消し炭になる!」という感じで興奮しました。復讐組織はこれくらい頭吹っ飛んでいる方が「らしい」と思います。

 

(読切)宇宙おじさん

少年の「ケツ太郎を読むことが僕にとっての喜びなんだ」の表情が、心の底からその言葉を発しているのが伝わってきて素晴らしい作画でした。俺もこんな表情で漫画を語る少年のような心を忘れない男になりたいぜ……。

 

(最終回)ギンリュー

「魔術に不可能はない」で始まった漫画が、「魔術に不可能はない…あれは嘘だ。でも少しの希望で良くなると信じたい」で終わるのは、ちゃんとテーマを語りきった最終回で良かったです。

しかしマガラカさんはどうなったんだ……リューナちゃんに負けたショックで引きこもっているのかな(笑)

自分はこの漫画の雰囲気めっちゃ大好きで、正直終わる事に納得がいってないのですが、それでも個々のエピソードにおいてのカタルシスの弱さがあったのは事実だとも思うので、非常に惜しいな、寂しいなという気持ちです。

ワタナベ先生にはこの連載経験を糧にして、また次回作での活躍を期待しています。