yukiakiの日記

映画とサッカーと漫画と猫が好きな男の生存確認ブログ 週刊少年ジャンプの全漫画の感想を書いて14年目

サッカー日本代表 カタールワールドカップ2022 本戦予選 VSドイツ戦 感想

日本(2-1)ドイツ 日本勝ち

 

やったぁぁぁぁぁぁ!!! 勝ったぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!

 

思わず深夜に雄叫びを上げてしまうくらいに大興奮の夜となりました。正直途中までは内容的にも勝てるとは全く思っていなかったのですが、選手たちそして監督は最後まで諦めることなく懸命にプレーして、見事に歴史的快挙を達成してくれました。

 

前半はドイツに個人技でも組織でも圧倒され、中央に人を集められたところから空いたサイドのスペースを使われて何度もピンチを迎えていました。失点に繋がったPKもそうしてGKと相手FWが1VS1の関係になってしまったところから生まれたもので、あのシーンは権田を責めることはできなかったと思います。むしろ、前半は権田のファインセーブや何度も体を投げ出してシュートを阻止した守備陣の奮闘が光りました。前半を1失点のみに抑えた事が逆転に繋がるうえでとても重要なファクターだったと思います。

 

後半は森保さんがそれまでの4-2-3-1から3-4-3にシステム変更してしてきました。これは今まで交代が遅かった森保監督では想像していなかった対応で、ここから早い時間帯にどんどん攻撃的な選手を投入していった事、更にウイングバックに三笘と伊東を配置するという今まで見たことがない超攻撃的シフトを敷いたのは驚きでした。この大胆な戦術変更が、ドイツを混乱させ、味方に「とにかく逆転を狙っていこう」という強いメッセージになっていたと思いました。

 

そして生まれた、三笘→南野→(浅野が潰れて)→堂安という同点ゴールは痺れました。交代策が見事にハマった瞬間でした。

 

次いで浅野の逆転ゴール。一瞬見ている方も何が起こったのか分からなかったくらいの鮮やかな裏への抜け出しは、決まった後から怒涛のごとく押し寄せてくる興奮に身震いしました。

 

そして終盤、ドイツの猛攻を全員で耐えきったことも素晴らしかったです。7分はふざけたロスタイムでしたが、冷静にガッツを持って対応していました。

 

まさに試合後に長友がインタビューで興奮気味に答えていたように「ブラボー!!おお、ブラボー!!」と賞賛したくなるゲーム内容、劇的な勝利でとても気持ち良かったです!!

 

 

以下、各選手の評価です。

 

権田(6.5)…PKを与えてしまったが、それ以外は神がかり的なセーブを連発して日本の窮地を何度も救って見せた。頼もしかった。

吉田(6.0)…シュートは鬼のように打たれたが、崩れかかった守備ラインをギリギリのところで統率し粘り強く対応した。

板倉(6.5)…ボールウォッチャーになってしまったり上手く詰め寄れない場面もあったが、要所では体を投げ出しシュートを防いでみせた。逆転に繋がる浅野へのフィードは見事だった。

酒井(5.0)…特に前半は彼の後ろから外のスペースを狙われて何度も日本にピンチを招いてしまった。攻撃時はとても良い突破があったりした。

長友(5.5)…ドイツの体格やスピードに苦戦していたが、なんとかバランスをとる動きはできていたので持ちこたえられた。

遠藤(6.5)…広い範囲を田中と共にカバーして対応した。相手のクオリティには苦戦はしたが最後まで集中力を切らさずピッチにたった。

田中(6.0)…守備においてはドイツの早いパス回しや個人技に翻弄されつつも、遠藤と共になんとか食らい付いていた。

伊東(6.5)…カウンターにおいて常に重要な役割を果たしていた。終盤の慣れないウイングバックもしっかりと最後まで走って役割を全うした。

久保(5.0)…守備に忙殺されて、たまにある攻撃時にもまったく存在感を示せなかった。

鎌田(6.5)…前半の数少ないチャンスは前線で彼がボールを狩ったところから生まれていた。後半もボランチとして最後まで日本の勝利に貢献した。

前田(5.5)…オフサイドになった幻の1点目は惜しかったがストライカーならばあそこは絶対にオフサイドになってはいけなかった。思い切りは良かった。

 

交代選手

冨安(6.0)…3バックの一角として持ち前の高さと強さで対応した、終盤足のアクシデントがあった際はドキリとしたが耐えきった。

三笘(6.0)…ウイングバックでは本来の持ち味を発揮できたとは言い難いが、同点ゴールの起点になり、反撃の狼煙をあげた。

浅野(7.5)…積極的にシュートを狙っていく姿勢が良かった。同点ゴール時にもしっかり潰れ役になっていたし、決勝点となったゴールは今後永遠に語り継がれるゴールになったと思う。

堂安(7.0)…同点となるゴールを決めた。この1回しかチャンスらしいチャンスはなかったがそこを決めて見せたのは持っている証だった。

南野(6.0)…三笘のパスを受けてゴール前にいいボールを入れ、それが同点に繋がった。きっちりと役割を果たした。

 

森保監督(7.0)…試合開始時の作戦は見事に相手に上回られたが、後半のシステム変更及び交代策は全て的確かつ当たりであった。勝利を手繰り寄せる勇気ある采配だった。