yukiakiの日記

映画とサッカーと漫画と猫が好きな男の生存確認ブログ 週刊少年ジャンプの全漫画の感想を書いて14年目

サッカーなでしこJAPAN スウェーデン遠征 親善試合 VSアメリカ戦 感想

オリンピックメンバー発表前のスウェーデン遠征。


なでしこは予備登録に35人(参照→ http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/data/mem_w.html)いるけど、ほぼ今回呼ばれたメンバー21人の中から18人で決定であろうので、当落線上の選手にとっては最後のアピールの場。そして澤のどれくらい復調しているかと、選手が怪我しないよう祈りながら見ていました。


なでしこ(1−4)アメリカ  なでしこ負け 


いやー完敗だった。やっぱりアメリカは強かった。

アルガベル杯ではまったりとした守備にパスを中心としたサッカーをしていたが、今回は前線からどんどんプレスをかけてくる攻めるようなディフェンスに、縦に早い攻撃をガンガンかけてくるという、前回とはまったく違った進化したアメリカでびっくりした。

特に2トップ、モーガンワンバックは別格でCBとの1対1ではやはり分が悪かった。この二人をいかに抑えるかがオリンピックの勝敗のカギを握ると思う。

アメリカの最後まで衰えないハイプレスにとまどい最初に2失点、後半も交代選手を中心にやはりそのハイプレスに対応できずぐずぐずだった。

しかしなでしこの良い時間帯もあったし、宮間のクロスから決めた永里のゴールは完璧だったので完全に悲観するべき内容ではなかったと思う。

ハイプレスの対応をしっかりして本番のオリンピックでは勝利したい。

ただ、澤の調子が戻るかどうかと、宇津木の怪我は心配だ…


以下、各選手の評価です。


海堀(5.5)・・得点はどれもアメリカのシュートが素晴らしくキーパーの責任はあまりないが4失点はいかんともしがたい内容。
矢野(5.0)・・モーガンワンバックに対していいようにやられていた。自分の力量を越える相手を抑えるのは難しいだろうがもう少し頑張ってほしかった。
宇津木(5.5)・・CBでは矢野同様アメリカの2トップを抑えきれなかった。ボランチ時にもハイプレスに苦しみゲームを作れなかった。怪我は心配。
近賀(6.0)・・最後まで攻守に走っていたのは素晴らしかった。CBのフォローにもよく回ってディフェンスしていた。
鮫島(5.5)・・ハイプレスに対してパスミスが多く、攻め上がりもほとんどできなかった。不用意な自陣のドリブルもあった。
阪口(6.0)・・ミドルシュートは惜しかった。バランスをとろうとしていたが相手に押されてボールを回せなかった。終盤の1ボランチ時は頑張っていた。
澤(5.5)・・まだ本調子には遠い感じ。パスミスも多く走れていない場面もあった。ただ守備時のポジショニングは良かったと思う。
大野(5.5)・・前半はあまりボールに絡めず存在感が薄かった。後半トップに入ってからは永里の助けになれるよう前線で体を張った。
宮間(6.5)・・ボールが収め彼女を起点に日本の攻撃を牽引していた。アシストとなったダイレクトクロスは男子の代表も顔負けのすっごい精度。
川澄(6.0)・・スピードを活かして裏抜けを積極的に狙っていた。2列目になってからもその意識は変わらなかったが、大きなチャンスには結びつかなかった。
永里(6.5)・・前線でアメリカ相手に当たり負けをせずしっかりボールを収めていた。ヘディングシュートは気迫のこもったここ数年でもベストゴール!


交代選手


熊谷(5.5)・・なでしこDFの中では唯一アメリカの圧力に負けていなかった。しかし四点目はワンバックをフリーにするなど判断にミスがあった。
安藤(5.5)・・サイドの張った状態から中央によく入っていたが効果的な動きはできず。自身で打開するアイデアが欲しかった。
丸山(5.0)・・ほとんどボールに触ることができず終始消えていた。持ち味を活かすことがまったくできなかった。
高瀬(5.5)・・短い時間の中で役割がころころ変わっていた印象。結局求められたであろう仕事はほとんどできず。
田中(−)・・時間短く評価できず


佐々木監督(6.0)・・前半は様子見。結果メンバーは2失点したが自分たちである程度立ち直れたのでよい見だったと思う。後半にメンバーをそのままでシステムをいじったのはけっこう意図が明確で良かったと思う。ただ交代メンバーはテストも兼ねていたであろうが効果的な手にはならなかった。