yukiakiの日記

映画とサッカーと漫画と猫が好きな男の生存確認ブログ 週刊少年ジャンプの全漫画の感想を書いて14年目

サッカーなでしこJAPAN ロンドン五輪 決勝 VSアメリカ 感想


なでしこ(1−2)アメリカ  なでしこ銀メダル

悔しい、悔しいけれど…、とてもいい試合だった。銀メダルおめでとう!

終始緊張感みなぎった試合だった。日本はパスを繋ぐなでしこらしいサッカー、アメリカはフィジカルでガンガン圧してくるサッカー、熱戦を繰り広げてきたなか、疲労もたまったなかで、両チームが本来の持ち味を、力を出し切った試合だった。

前半、アメリカの先制点はモーガンのトラップとセンタリングが素晴らしかった。ペナルティエリア内は日本の方が人数が多かったが、ワンバックのマークの外し方、ロイドの飛び込みも完璧でどうにもならなかった。これは前の試合からの勢いの差もあったかもしれない。

その後はなでしこのペース。澤が上がり目にポジションをとり、サイドバックもあがって、全体で攻めることによって攻撃に厚みを持たせていた。川澄、大儀見、大野らがゴールを脅かすが、キーパーのソロのセービングやゴールバーに嫌われるなど得点はとれなかった。

後半もなでしこのペースだったが、一瞬の隙を突かれてロイドに決められた。モーガンがフリーのスペースに走り込んだことに目を奪われてボールへのチャックがあまくなってしまったがためのミドルシュートだった。これは悔しい。

攻めるしかないなでしこは、大野のパスを受けた澤がシュート。これは防がれるがこぼれ球を再び澤が奪って、それを大儀見が押し込んだ。澤の執念、大儀見のポジショニングが光ったゴールだった。

その後はディフェンスを一人削ってなんとか同点ゴールを狙いにいくが、決定的な岩淵のシュートはソロの褒めるしかないファインセーブに阻まれるなど、最後までゴールは遠かった。

残念ながら金メダルは勝ちとれなかったが、それでも堂々の銀メダル。試合直後の選手全員の涙とその後の表彰式の笑顔がとても印象に残りました。なでしこは胸を張っていた。それはとても美しかった。


以下、各選手の評価です。

福元(6.0)・・一対一の決定的なシュートを体をはって防いだ。失点シーンはキーパー的にはどうにもならなかったと思う。
熊谷(5.5)・・モーガンのスピードや強さに対して完璧に対応していたとはいえないがおおきくはやられなかった。
岩清水(6.0)・・熊谷と連携して相手の両2トップをよく防いでいた。ワンバックに仕事はさせなかった。
近賀(6.0)・・高い運動量で攻守によく走っていた。サイドをよくカバーしていた。
鮫島(5.5・・最初の失点時は相手をうまくマークしきれなかった。上がり目でプレイするも大きな活躍はできなかった。
阪口(5.5)・・先制され全体があがる中守備的によくバランスをとっていたが、ここ一番で10番ロイドをチェックしきれず決勝点を与えてしまった。
澤 (6.5)・・粘ってい1点を返すきっかけになるプレイをした。戻るときはしっかり戻り、攻撃時は相手の驚異になるパスも出した。
川澄(6.0)・・果敢な飛び出し、個人技を使ったサイドのえぐりなどサイドで存在感を発揮した。
宮間(5.5)・・全体的に最後につながるパスの精度があまりよくなかった。アルガルべで無双した輝きはこの大会では発揮できなかった。
大野(6.0)・・アメリカのフィジカルに負けず、前線で吸いつくようにボールを収め、なでしこの攻撃リズムを作った。惜しいミドルシュートもあった。
大儀見(6.5)・・ごっつあんです。的確なポジショニングで鮮やかにゴールを奪った。ストライカーらしい動きでゴールを脅かした。


交代選手

田中(6.0)・・ボールを落ち着けてディフェンシブにいいプレーをした。
岩淵(5.5)・・ディフェンスからボールを奪取しキーパーと一対一になるものの決めきれなかった。これを糧に成長して欲しい。
丸山(ー)・・時間短く評価できず。

佐々木監督(6.0)・・サイドバックを一枚下げて攻撃陣を増やす交代策はバランスを崩し、結果として実らなかった。ただ、ギリギリまで待つ姿勢は評価。