なんでコンテンツにカネを払うのさ? デジタル時代のぼくらの著作権入門
- 作者: 岡田斗司夫,福井健策
- 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
- 発売日: 2011/12/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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「著作権」というととても複雑なイメージがありました。JASRACの数々の噂話もあり法律的には凄いお堅い感じがあったし、何だか下手に触れると火傷しそうな、ちょっと近づき難い気がしてました。
本書はかなり煽動的なタイトルですが、中身はしごくまっとうでした。著作権という概念ががどのような経緯で作られ、ネットが普及し情報がどんどん共有されていくことが当たり前に現代で、どのような機能不全を起こしているかが分かり易く紹介されていましたし、それらの諸問題に対して今後どのようになっていくかの分析やアイデアも豊富でした。
僕自身が先に書いた著作権のお堅いイメージもこの本でだいぶ柔らかくなりました。
当たり前のことですが法律って必要に応じて変えられるんですね。
僕自身も新しい技術なりが出てきたら、それが違法とか合法とか問う前に、第三者目線で云々言う前に、「それはクリエイターやユーザーにとって良いことなんだろうか」を基準に考えて判断していこうと思いました。