yukiakiの日記

映画とサッカーと漫画と猫が好きな男の生存確認ブログ 週刊少年ジャンプの全漫画の感想を書いて14年目

週刊少年ジャンプ 2024年 20号(和久井先生の新連載『願いのアストロ』始まったぜ号)感想

今週のアンケート  1位:アストロ  2位:ツーオン  3位:カグラバチ



(巻頭カラー)(新連載)願いのアストロ

新宿スワン』『東京卍リベンジャーズ』の和久井先生がジャンプに乗り込んでの新連載。ヒットメイカーらしく沢山の面白そうな物語のフックが散りばめられている第一話でワクワクしました。

能力バトルはどう派手になっていくのか、主人公ヒバルくんと親友テラスくんの友情はどう変化していくのか、崩壊した東京からどんな世界が造られていくのか、イケメンが多い兄弟間の骨肉の争いはどうなっていくのか、色々と興味が尽きないです。

そして個人的に和久井先生は「アウトローはカッコいいんだ、魅力的なんだ!」というのが芯にある作家さんだと思っているので、その信念を週刊少年ジャンプでどのように見せてくれるかはとても楽しみです。

既にこの第1話で「アウトローが活躍する」その土壌は整えたといえるので、大暴れして欲しいと思います。

 

あかね噺

朝がおさん無事二つ目の昇進お披露目を完遂する。みんな彼を見に来ているので、一番盛り上がるのは納得でした。しかしまるで大相撲で優勝したかの如き宴会で、現実的にここまで二つ目昇進を大々的にやるものなのかなという疑問はありますねw

来週のお父さん、気持ちを伝えたら幽霊のように儚く消えてしまいそうな雰囲気がありますが果たして。

 

超条先輩

エロに興味津々の新キャラ伴くん、飛び道具ではありますが、めちゃくちゃ面白かったです。「瞳が雄弁すぎて卑猥な瞳術」とか「ストライクゾーンが女体の形」等の表現も言語とビジュアル合わせて破壊力高くて好きでした。

あと意識して服の上からおっぱい等を隠す女性陣の絵がすごいエッチでした。脱がなくても、簡潔な絵でも深きエロスは表現できる。沼先生の漫画力の高さに唸らざるをえませんでした。

 

(Cカラー)アンデラ

人気投票、ファンさんとショーンさんの躍進は最近の活躍具合を考えれば完全に納得ですが、完全に出番がなかったタチアナちゃんが1位の風子ちゃんに肉薄するレベルの2位なのは意外でした。アニメ効果でしょうか(釘宮理恵さんボイスですしね)。

本編は、人気投票3位のファンさんが期待通りの大活躍で良かったです。あと今思いついたばかりの技をしりとりで使えるの「いいんだw」と思いました。自由だなあ。

一方でランさんの文学系少女デザイン可愛くて気に入ったので、進化で大人びた姿になったのちょっとショックでした。

 

アオのハコ

扉絵の匡くんの眼鏡をかける雛ちゃんに「おっ?」となり、本編の雛ちゃんと遊佐弟くんの会話から何らかの波動を感じるなど、脳に色々刺激がもたらされる回でした。改めて雛ちゃんは同級生友人的な立場でも憧れの先輩としての立場でもどちらも魅力的だなと思いました。

そして千夏先輩と大喜くんは今週も素晴らしいイチャイチャを見せつけてくれました。家族の前で隠れてお互いにコミュニケーションとるの、なんだかエッチで良かったです。

 

ヒーローアカデミア

デクくんの腕はエリちゃんの個性で元に戻る。ひとまず安堵する展開でした。

そしてAFOの前に仲間たちが集う。ボロボロの峰田くんとか既にアホ状態になっている神鳴くんとも来てくれたのは熱かったです。

しかし半端な覚悟や戦い方では個性を奪われて相手の糧になってしまう、どんな戦いになるかは注目です。

 

ロボコ

自分も妹がいる兄貴ではありますが、この兄貴は「キモい」と言われても仕方がないかなと思いました。これ以上道を踏み外さないようにして欲しいものです。

顔出しパネルでの追跡はちょっと面白かったので、それは続けても良さそうだなとは思いました。

 

SAKAMOTO

殺連会長にしてスラーさんのターゲットである麻樹さん一気に格落ちしたなw

まさか自分からペラペラと重要情報を喋り出したうえに、坂本さんに足蹴にされて気絶するとは思いませんでした。これが大ボス(候補)の姿なのかw

なんか急に和やかな雰囲気になりましたが、どうやって襲撃の決着オチをつけてくるかは注目です。

そして最後に来たのは篁さんでしょうか? こちらも気になります。

 

(Cカラー)鵺の陰陽師

カラー扉絵はカッコイイ戦闘体制の学郎くんと周防先輩。周防先輩のヒロイン力がどんどん上がっていくぜ!

本編は昔は先輩に呼ばれた際に一緒に自分を指さして「?」となっていた膳野くんが、完全に学郎くんの理解者になっているのに驚きました。彼もまた成長する。ヒロインではなくとも。やはり誰よりも学郎くんの近くにいるべきなのは、一番の相棒は膳野くんなのか……?

そしておっぱいを揉まれた後の周防先輩の「バカ」の破壊力が高すぎて死にかけました。これを我慢できる男子いる……いねえよなぁ!!?

 

ウィッチウォッチ

モイくんが保護者目線になっているほっこり話でしたが、個人的には「これは恋人関係に戻れるのか……」という疑問が沸き立ってくる回でもありました。完全に親目線になっているモイくんもそうですが、大きくなったニコちゃんが記憶を取り戻したとして同じような気持ちでモイくんを好きになるかという問題も考えられるなと思いました。

とはいえ、篠原先生ならそのあたりはきっとしっかりと納得できる恋愛エピソードを持ってきてくれると思うので、期待しております。

 

夜桜さんち

冒頭のグレたあるふぁくんとひふみちゃんの未来『東京リベンジャーズ』を想起しました。和久井先生がジャンプに来た記念でしょうかw

あるふぁくんの予知がみんなに共有されたのは意外でしたが、全員死亡(あるふぁくんだけが生存)の方が共有されていないのは心配ですね。とはいえ決戦の火蓋はド派手にきっておとされたので、超バトル期待です。

あと、超エロレイヤー四怨……そんな未来もあるのか……

 

キルアオ

大狼さんを助けに来たのは瑛里さんだった。科学者かと思っていたら、バイクで突撃も出来るパワフル女子だったのは意外性があってより好きになれました。

そして、大狼さんと2代目さんの狭い空間での銃撃アクションはとてもカッコ良かったです。片やたばこを吸いながら、片や運転をしながら、でもお互いに余裕。こういうバトルは中二感あって憧れちゃいますね。

 

逃げ上手

雫ちゃんの服装が戻ってしまった……(涙)

まあこれからも軍司として時行くんに使えるなら下乳出した服装はダメですよね、受け入れます。

そして始まる運命の決戦。具体的な歴史は知りませんが、足利尊氏が幕府を開いたことだけは知っているので、既に切なくなっております。冒険の旅がどのような終着を迎えるかをハラハラしながら見届けたいと思います。

 

カグラバチ

淵天が楽座市側にある事で緋雪さんと交渉の予知が生まれるというのは「成程」でしたし、「全部まとめて、うちがぶっ潰す」と言っちゃう緋雪さん魅力的でした。

そして今回も力士の全てを説明してくれる解説力は素晴らしかったです。たぶん彼がいなければ緋雪さんの魅力や思惑は半分も伝わっていなかったと思います。凄い分かり易かったです。

また、ビジュアル表現は今週もビビッとくるものがありました。モブヤクザを蹴散らしながら対峙する二人、そこから背中を預け合う形に一瞬でなるという演出はとてもカッコ良かったです。

 

グググ

コンペが終わって王賀ちゃんとのお別れも近いと心配していましたが、今号中に次の試合開始、更にキャディとして一緒に周る展開は嬉しかったです。もっともっとこの二人の関係性が見たいですからね。

あと、アマチュア大会の雰囲気とかキャディの蘊蓄とかそういった情報も期待しています。

 

(読み切り)MM

卓球を殺し合いに見立ててカッコ良さを演出するという手法は面白かったです。

応援したことによって父親が負けてしまったというのは意外性があるお話運びでした。ただ、もしこれが連載作の第1話における主人公のキャラクター付けだとしたら魅力的なエピソードだと思いますが、単独読み切りとしてはちょっとカタルシスが弱い印象でした。

 

アネモネ

「駿!!殺!!」黒川さん笑った。どうしたらそういった思考になるんですかw

先週の竜一くんといい、サブキャラに個性が出てきたのは良い事ですね。

そしてロベリアさん、カマキリ男とかの生みの親だった。お母さん属性も加わってしまったな。

自分は過去に同情できるぶん若干ロベリアさん寄りでこの漫画を見ているので、鉢植くん達にはなんとか彼女を救って欲しいと思っています。

 

累々戦記

涅森くん強くなりすぎぃ!!!

まさか禅お兄様が「後回し」扱いされるとは思いませんでした。期待していた闘いとは違いましたが、これはこれで笑いました。

そして涅森くんは向こうの世界へ。最終的に元凶である「異界にいるもの」の退治は不可欠なので、どう決着をつけるかは楽しみにしています。

 

(最終回)ツーオン

ある意味で俺たちの戦いはこれからだエンドですが、「銀板に刻まれる奇跡という名の存在証明は」から始まるポエミィなモノローグで締めたのは、とても温かい気持ちになれる終わり方で拍手でした。

そして個人的にこの最終回で最も驚いたのは空さんとゴミ女ちゃんの関係性を「偽りの『神と信者』がいつか『人と人』になるまで」と今後の関係性の方向性までしっかり示したことでした。もし連載が続いたなら、これはめちゃくちゃ見たかった、隼馬くんと切磋琢磨しつつそうなっていく過程を本当に見たかった、と思わされました。

残念ながら短期連載に終わってしまいましたが、気持ちの変化を描く国語力と表現力がとても高い作品で、すごく読み応えがある作品でした。特に空天雪さんという魅力的なキャラクターが出てきてからは沢山楽しませてもらいました。

この連載経験を糧にした、逸茂エルク先生の次回作に期待しています。