yukiakiの日記

映画とサッカーと漫画と猫が好きな男の生存確認ブログ 週刊少年ジャンプの全漫画の感想を書いて14年目

週刊少年ジャンプ 2023年 39号 感想

 

今週のアンケート 1位:鵺の陰陽師  2位:ヒーローアカデミア  3位:アスミカケル

 

 

(巻頭カラー)キルアオ

殺し屋の竜胆エイジくん『ロボレーザービーム(藤巻先生の前作)』じゃん(笑)

本格的な殺し屋さんがたちが出てきて今までの緩い雰囲気が台無しになったら嫌だなと思っていましたが、アクションの迫力が派手でちゃんとしているうえで、ぜんぜんそんなことなくコミカルな雰囲気だったので安心しました。

あと天馬くんがここでも「八百長するくらいなら負けて泣いた方がいい」とスポーツマンらしい事言ってくれたのに、また好感度上がりました。この2VS2バトルでもきっちり活躍して欲しいと思います。

 

夜桜さんち

助けにきたはずの七悪くんに対して「助けてくれ!」と泣いて訴える凶一郎兄さん笑った。

今週は「どららもダサい」と先週自分が思った事を代弁してくれた七悪くん良かったですし、その結果予想外に大変ことになっているのも面白かったです。

想定を(ギャグであろうと)越えてくるのが主人公なので、今週のアルファくんとひふみちゃんはちゃんと主人公していたと思います。

 

ヒーローアカデミア

ボロボロの状態でも「人の役に立てて嬉しい」と笑うオールマイトさんの狂気じみた決意、その思いの深さが一般人の八木さんとして棒切れを振り回している時から変わらぬという過去を見せられて、より凄みを感じることができて震えました。

正直自分は「負けるけど時間稼ぎは成功する」と思っていましたが、この展開と最後のデクくんとのシンクロ見開きを見せられたら「オールマイトしっかりと勝ってくれ!頑張れ!」と拳を握りました。面白いです。

 

アオのハコ

「どっちを応援するの?」で一瞬だけ匡くんを気にする菖蒲ちゃんいいですね。そして周りのみんな相手にはブレずに「ごめんみんな」とやるのも可愛かったです。バト部のアイドルだよ菖蒲ちゃん。

そして大喜くん部活の自信はなくとも、恋愛面では千夏先輩の行動がだんだん読めてきて自信がついてきている模様。恋愛とスポーツがシンクロしながら上手くいってくれると読者的にも嬉しいので、それをどう表現してくれるかはとても楽しみです。

 

SAKAMOTO

「『世紀の殺し屋展』……そんなものやるのかSAKAMOTO世界は」というよりも、シンくんが「一般の美術館でそんな大々的にやっていいのか」と思っていることが意外でした(笑)

そして平助くんは一般人を撃った事がトラウマになっていた。「なぜそのメンタルで殺し屋を……」とは思いますが、天才で能力が高すぎたが故の初めての挫折みたいな感じだと思うので、なんとか克服して一皮むけて欲しいと思います。

 

(Cカラー)鵺の陰陽師

カラー扉絵は対決前のワンショット。代葉ちゃんの尻がエッチだぜ……。

本編はまず代葉ちゃんの歯を喰いしばったような怒りと失望の表情が素晴らしかったです。彼女が怒っているのは、要は「夢を見させること言うな!」であり、助けてくれるかもしれない存在が自分よりも圧倒的に弱く覚悟も足りないことに憤っているし、だからこそ先週「大嫌い」と言ったんだなと理解することができて良かったです。

そしてそんな代葉ちゃんの顔を見た学郎くんが改めて「藤乃さんに勝つ」「助ける」と言ったのはテンション上がりました。背景が白くなる演出含めて鳥肌でした。

 

ウィッチウォッチ

ランさん槍を持ってきたの真剣勝負に口を挟むのもアレだけど「卑怯すぎる…」と思っていたので、今週モイくんが大木使ってへし折ってくれたのスッキリしました。ここからが本当の勝負だぜ。

そしてケイゴくんのピンチにはネムちゃん登場。期待していた通りの展開なので熱いです。

あと、それぞれ一コマですがカンちゃんもミハルくんも黒魔女側に気を使っているシーンがあったのは良かったです。運ばれるのが不満そうなフランちゃんも目を引きました。

 

呪術廻戦

「3対1だ」宿儺さんさすがに手段を選ばなすぎだし卑怯すぎるwww

五条先生の「そっちが挑戦者だから」という台詞は的を得ていたんだあとなりましたし、宿儺さんの強さはこの勝つためになんでもしてくる意地汚さと狡猾さだよなあと改めて思える展開でした。ますます「五条先生勝ってくれー!」となりました。

 

(Cカラー)暗号学園

カラー扉絵はそれぞれのクラスA~Eをモチーフにしたカッコイイポーズ。頚梨さんが妙にアグレッシブなポーズなの面白いですね。

本編は先週期待していた通りのいろはくんと夜鳴鶯さんのフィジカル対決が見られてグッドでした。それにしてもここで、いろは君にしか解けない暗号を夜鳴鶯さんが仕掛けてくるなど、暗号を頭脳勝負だけでなくコミュニケーションとしてもしっかり活用してくるのはこの漫画の良いところだと思います。

勝利条件に関しては成程でしたし、事前にいろは君の予想を聞いていた匿名希望さんが他の仲間に先んじて笑顔になっているのもエモかったです。

 

あかね噺

志ぐま師匠は年齢のわりにはいい尻(ケツ)していますね。巻頭カラーの扉絵の水着姿でも思いましたが、鍛えている証拠ですね。

「バカになるにも相応の心構えがいる」ということで、個人的にはあかねちゃんにも「自分は未熟だからまずは形から」と褌締めて欲しかったです。見たかったぜあかねちゃんの褌姿……(血涙)

 

逃げ上手

顕家さんの戦スタイル面白いですね。部下への信頼の形や自らを囮にして最大限の功績を稼ぐ形は時行くんと似ているうえで、自らが攻撃の要でもある陣容は時行くんの数段上の次元という感じがして畏怖すら感じました(実際の刀の1本も差してない事に時行くんが驚いていますしね)。

それ故にある意味で時行くん以上に本人が崩れた時が脆い軍隊だと思うので、今後はそこが心配ですね。これを見ても想定内な雰囲気を出している斯波さんの手の内が気になります。

 

アスミカケル

奈央さん試合中は強くて怖い、そして闘いが終われば爽やかで可愛いスポーツマンお姉さんという感じで魅力的でした。

そして奈央さんを応援しつつも、自分と似たタイプであるグラップラーの姫川さんに感情移入して試合を見てしまう二兎くんは良かったです。自分もサッカー観戦で応援チームの対戦相手に好きな選手がいたりすると、そういうリアクションとってしまいがちなので(笑)

試合そのものもお互いの手札の読み合いが面白かったですし、今週は大満足の内容でした。

 

アンデラ

チカラくん進路を決める。この選択に、臆病ながらもユニオンに入る事を選んだショーンさんが絡んでくるのは納得ですし、この2人の合体技(強力すぎる!)でカラーを倒す展開は素晴らしかったです。

あとファンさんが後ろの方で圧倒的ギャグ要因やっているのには大笑いさせて貰いました。美味しすぎるでしょファン先生(笑)

 

ロボコ

「言葉を慎みたまえ、君はロボコ王の前にいるのだ」あっさり寝返るロボコが面白かったです。

それにしてもロボコが「OMの祖」だったのは普通に驚きの設定でした。だからこそ「幻」も「ロボコGPT」の思想を受け入れたし暴走したという納得感もありました。

他にも理央ちゃんがOMだったという展開は普通に良いどんでん返しでしたし、「幻」がロボコに様をつけなくなった事にツッコむなど笑えるネタもあったので、楽しい回でした。

 

一ノ瀬家

けんたくん本当はぶつかり合いたい子どもだった。「君に優しくするボランティアで母親に褒められたし通知表もバッチリ」なんて母親がいない奴の前で屈託のない笑顔で言えてしまう相手は、まあ殴られても仕方がなしだとは思いますが、なかなかに見ていて辛い状況です。

あと、先週の引きから一ノ瀬家の来襲がなかったのは少し残念でしたが、ここからもっと最悪な時に来てくれて事態を引っ搔き回してくれる事を期待しています。

 

テンマクキネマ

『なぎさ』完成。雨が降った時に新市組のみんなが歩道橋で待っているシーンはとても良かったです。できうるならその前に天幕さんの粋な計らいとかで「待ってる」等のメッセージを届けるなりのパートがあったりするとなお良かったですが、十分感動的な展開でした。

来週は雪雄さんたちへの結婚報告(違う)、楽しみです。

 

(読み切り)妹尾の頭部

なんかホラー風味のシュールギャグかと思ったら、終盤でけっこうエモい話に変化して、読み応えのある読み切りでした。

顔が見える世界(学校とか職場とか)では馴染めなくても、顔が隠れたネットや作品で勝負する趣味の世界では頑張れたりすることの暗喩だと思いますし、それを「一皮剥けた」と言い表して肯定して、顔がある世界でも頑張っいこうというのは、とても良い話でした。

 

人造人間100

博士のバックボーンはなかなかに強烈で胸を抉られました。

「他者から与えられていることに気づかず」「ほんの少しの損を見逃さず憤り」「自分の大きな過ちは忘れる」という醜悪な己の業(人間には多かれ少なかれある業)に理想的な島の人間達に出会ったことによって気づくことができながら、それが壊れてしまい(その一部は自らの過去の行いのせいで)理想を取り戻そうとした結果、その醜悪な業の塊のような人造人間を作り出してしまう。まさに地獄のようでした。

全ての黒幕にふさわしい格を持ったキャラクターだと改めて思いました。

 

ドリトライ

親父海を拳で割ってリングインしてきた……だと…。モーゼかよ!

ラストのパンチ一つでグローブもリングも観客も全部ぶっ飛んで、そのうえ解説で「全てを諦めさせる力だ」とやってきたところで変な笑いが出ました。

先週から感じていましたが、この漫画がボクシングを越えて超常漫画になっているのは、方向性の是非はともかくめちゃくちゃ面白いです。

最後の闘い、読者をどこに連れていってくれるのか、楽しみで仕方がありません。

 

アイスヘッド

今週は先週自分が望んでいた各陣営の勢力図が少し明かされたのが良かったです。情報が行き渡っていないのは気弱な王様が隠しているからで、流石にリッチ達の攻勢で隠し通せなくなってきて今があるという感じなのですね。

そこでギルくんが「父を殺す王命をくれ」として殴りこんでくる展開は面白かったです。「やっとこの漫画のプロローグが終わってスタートがきられた!」そんな感じがしました。

来週は胆が座った主人公に対し、明らかに気弱な王様がどんな反応をするかが楽しみです。