真3以降の女神転生とペルソナシリーズナンバリングタイトルは全部やっているファンなので、ウキウキしながら買いました。
ノーマルモードで一周目をLOWルートでエンディングを見た後に書いているクリアーしてからの感想ですが、全体的な印象としては概ね期待通りの出来映えで面白かったです。
まず悪魔合体の楽しさは相変わらずで良かったです。どんな悪魔にしようかスキルは何にしようか、下手したら本編進めるよりも時間かかってしまうのは、このシリーズの醍醐味と言えるでしょう。しかも今回は悪魔全書に登録した悪魔を逆引きで検索することができる新設備設計なのは素晴らしかったです。
戦闘も気を抜いたら負けるプレスターンシステムの緊張感はしっかり保たれていましたし、初見殺しや「こいつホンマに勝てるんか!?」という強力な悪魔に対策して成長して向かっていく感じは、RPGとしての魅力と歯応えがありました。
特に序盤の難敵ヒュドラは(自分はDLコンテンツを買ってないので)時間をかけてレベルを上げ、限られた手段を総動員したうえで勝った際には思わず声がでるほど喜べました。
一方でストーリーは個人的にはだいぶ薄味かなと感じました。
人間の業を感じる裏切りや怨執や予想を裏切ってくるような展開はある意味ストーリーや協力者のキャラクター性に特化していた真4や真4ファイナルほどではなかったですし、東京に何が起こったのか世界はどこに向かおうとしているのかという世界観に対するドキドキワクワク感は真3ほどではなかった気がします。とはいえ、ナホビノ設定は魅力的でしたし、シンプルなぶん他のナンバリングタイトルに比べて分かり易さはあったと思います。
とにかく他に比べて良くも悪くもライトになった印象の出来映えでした。
……ただ、魔王城の風ギミック、てめーは駄目だ!
RPGで想定してないアクションをやらせる理不尽さと、タイミング失敗するとスタート地点に戻される性格の悪さは、思わずコントローラぶん投げてふてくされて、10日くらいゲームを放置してしまいました。あと、探索そのものは楽しいのに、マップが死ぬほど見にくくて探索のやる気が阻害されるのは残念でした。
まあしかし、マイナスポイントはあるものの、それを補って余りある真・女神転生シリーズとしての魅力はちゃんとあったので、プレイできて良かったです。
さあ、これから2周目やっていくぞ!