原作未読(でもネットで話題になっていたから断片は知っている)で、平日昼間の回を鑑賞。観客は150人ほど。若い人(20代くらい)が多かったです。
公式サイト → 映画『翔んで埼玉』公式サイト
【特別動画】映画『翔んで埼玉』から新年のご挨拶!/2019年2月22日(金)公開
驚くべき事に、とても清々しい気持ちで見終わることができました!
出身地ディスという下手すれば炎上必至の案件を見事な世界観でギャグへと昇華し、おそらく日本人なら誰もが持っている地元愛、郷土愛へと思いを馳せさせてくれる、傑作映画だったと思います。
基本的にはビジュアル特化のバカ映画で、画面に映る何もかもがみんな吹っ飛んでいて、それがとても面白かったです。
主演の二階堂さんGACTOさんがある意味ではマンガキャラクター以上に異常なマンガキャラクターしていて、それが謎の豪華セットを舞台にやりとりしているだけでも興奮でした。他にも京本さんに伊勢谷さん濃い面々がこれでもかと活躍し、本当に別世界観があって良かったです。
またそれでいて、冒頭の原作者によるパート、そして結納に向かう親子がカーラジオを聞いている現代パートを挟む事によって、上手く世界観に導入できるのが良かったです。これがあるのとないのでは感情移入の度合いは大違いだったと思います。
そして、EDテーマで最後の一笑いして、胸に残ったのは自分の地元静岡県の事でした。
これほどの郷土愛、地元ネタを自分の地域は生み出せているのか、誇りはあるのかと考えてしまいました。
答えはもちろん「ある!」です。サッカーの事や主に4つに分かれた地域性、近すぎるが故に憎みつつも愛らしい同県民への思いなど、色々な事が頭をよぎりました。
ニュースで「埼玉県で驚異的な動員をした」と見ましたがそれも納得の出来だと思いました。静岡県民でさえ地元の事を考えてしまうのですから、当事者の埼玉県民の方がインパクトデカかった思います。羨ましい!
あと・・・じつは埼玉県より群馬とか千葉とかの方がディスりがヒドかったのではなかろうかと思います(笑)