yukiakiの日記

映画とサッカーと漫画と猫が好きな男の生存確認ブログ 週刊少年ジャンプの全漫画の感想を書いて14年目

サッカー オリンピック代表 ロンドン五輪予選リーグ VSスペイン戦 感想


日本(1ー0)スペイン  日本勝ち


この世代最強とも言われるスペイン代表相手にまさかのジャイアントキリング! 素晴らしい勝利!

ボールポゼッションを高めて試合の主導権を握ろうとするスペインに対して、日本は前線からこれで90分持つのかという鬼のようなプレスをかけて対抗していった。前線の4人、その中でも特にCF永井の動きは本当に献身的で、怖ろしいほどのスピードでDFやGKに詰めていく様は相手の驚異になっていたと思う。

そのためボールは支配されていても、むしろ試合展開時代はこちらが押している感じであった。しかしいつかは疲れてやられてしまう、そんな緊張感がある中、コーナーキックから決めた大津の先制点は値千金でり、試合の転機になった。

これでスペインは焦ったし日本は自分達が間違っていないことを確信した。そして相手の焦りに乗じて永井が突破をはかり相手のCBを退場に追いこんだことで、完全に試合は日本のものとなった。

後半は一人少ないながらもボールをキープし続けるスペインは流石だったが、日本は守備人がしっかりゴール前を固めていたし、前線は効果的にビルドアップ時のボールを奪ってカウンターができていた。ペースは完全に日本のものだった。しかし最後のところで追加点が奪えないのはやきもきした。だがそれはハイプレスの結果の疲労で仕方がないことだと思うし(相手GKの守備も上手かった)、むしろ足が最後まで止まらなかったことを僕は評価したい。

終わってみれば相手の決定機をつくらせない、狙い通りのまさに完璧な勝利だった。気持ちよかった!

ただ、この試合だけで怪我人が二人も出てしまったのは不安だ。大会はまだまだ長い。決勝トーナメントも見据えてこのチームがどう戦っていくが楽しみです。


以下、各選手の評価です。


権田(6.0)・・予想に反してボールがあまりこなかった。しかしコースにきたボールは堅実に防いだ。
鈴木(6.0)・・対人守備は安定し、時折鋭く入ってくる相手にも冷静に対応できていた。
吉田(6.5)・・ディフェンスリーダーとしてラインをコントロールしスペインを完封。裏をとるパスにも俊敏に反応して決定機を作らせなかった。
徳永(6.5)・・しっかりと守りつつ攻撃にも積極的に参加してとてもよく効いていた。どっしりとした安定感があった。
酒井宏(6.0)・・攻め上がりはほとんど見られなかったが、守備はしっかりしていた。流石の体の強さだった。
山口(6.5)・・最後まで落ちない運動量で守備に活躍したした。中盤を支配されていたのでその大変さは見た目以上だったと思うが、足はとまらなかった。
扇原(6.0)・・時折マーカーを見失うなど守備に不安はあったが、しっかりと走って貢献した。貴重なアシストもした。
清武(6.0)・・パスミスが多く、ボールが足下につかず不調が目立ったが、前線でのパスカット多く、センスを見せた。
東 (6.5)・・前線の守備によく走っていた。他選手のカバーに積極的だった。いいミドルも打った。
大津(7.0)・・値千金の決勝ゴール。怪我で前半のみの出場だったが、あそこで点をとれたのは何よりも日本を楽にした。まさに持っている男だった。
永井(7.0)・・俊足を活かし、スペインDFのビルドアップを積極的につぶした。相手の一人を退場に追い込み、永井無双といっても過言ではないくらいの出来だった。決定機を何度も外したが、それ以上に一番走ってチームの勝利に貢献した。


交代選手

斉藤(6.0)・・守備意識は高かったが技術が追いつかず、不用意なファールなど危ないシーンもあった。しかしよく走った。
酒井高(6.0)・・最初はゲームに入っていけず、中途半端なプレーをしていたが、総じては十分及第点で、負傷退場の酒井宏樹の代わりをよく務めた。
山村(ー)・・時間短く評価できず


関塚監督(6.5)・・戦術的には狙い通りの展開。見事勝利をたぐり寄せた。交代枠を負傷で二人使わざる得なかったのは不幸だったが、終盤斉藤を右サイドに送るなど、手を積極的に打っていたのは評価。