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森博嗣『臨機応答・変問自在 森助教授VS理系大学生』感想 質問者を想像するととても楽しい

臨機応答・変問自在―森助教授VS理系大学生 (集英社新書)

臨機応答・変問自在―森助教授VS理系大学生 (集英社新書)

僕は雑誌等の人生相談みたいな質問コーナーが好きです。それは短い問いの中に質問者の人となりが想像できるし、回答者のセンスがもろに出て面白いからです。

この本は大学の工学部で「成績は授業の最後に集める質問の内容のみで決める」という講義スタイルを実践してきた森博嗣先生が20年間の授業で受けた質問の中から、人生相談など一般の人でも興味を持ったり、内容的に面白かったりするものを集めた傑作選だ。

そんな中でも僕が一番興味を持ったのは質問者だ。本当に理系かと疑うバカな質問から、普通にとてもセンスある質問、(これで成績がつくと知っているのに)なげやりで興味なさそうな質問まで様々で、その人となりを想像するのがとても楽しかったです。そして時に褒められたり一蹴されたりして(解答は次の授業にプリントで配られるので)、喜んでニヤニヤしたり顔を真っ赤にして怒ったりしているだろうなと想像すると痛快でした。口論みたいな事もあったみたいですし。

その他にも、もちろん森博嗣先生が面白い人で解答にも独特の切れ味があるし、ちょっとした豆知識になりそうな内容も豊富で、全体的にとても楽しく読めました。



また、この続きとして出た、ホームページで公募した質問に答えた『臨機応答・変問自在2』も読みましたが、こっちは正直言って面白くなかったです。

質問の内容にバカバカしいものが少なくなっていたのもそうですが、基本は森博嗣先生のファンなので、答えに関して結局みんな満足してしまっているんだろうなと考えれてしまって面白さ半減でした。残念。

臨機応答・変問自在〈2〉 (集英社新書)

臨機応答・変問自在〈2〉 (集英社新書)