- 作者: みうらじゅん,宮藤官九郎
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/09/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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週刊プレイボーイに連載されている、みうらじゅん氏と宮藤官九郎の対談が収録された本です。
答えの出ない、しかし決して考えたことがないわけではない日常の素朴な疑問を、それぞれの立場で、ゆるい(答えなんて出さなくてもいいやみたいな)スタンスで語ったもので、お二人の人となりに興味がある場合はもちろん楽しめますし、時々はっと気づかされるようなことも書いてあって、読み物としても面白かったです。
僕は学生時代部活サッカーをずっとやっていたスポーツ男子でしたが、心はどちらかといえば非モテの文化人だったので、二人の過去エピソードや、現在の考え方などに、おおいに共感できましたし、笑わせてもらいました。
そして同時に自分だったら「どうして人はキスしたくなるのだろう?」という質問にどう答えるかなと想像してみることは、思った以上に楽しかったです。二人の対談に絡むようなイメージで考えた答えは、自分が思っている以上のものが出てきたりして、自分の新たな発見ができました。いい「質問」の書だったと思いました。
どうでもないことを、だらりと考えるって楽しいなと再認識させてくれた本でした。