yukiakiの日記

映画とサッカーと漫画と猫が好きな男の生存確認ブログ 週刊少年ジャンプの全漫画の感想を書いて14年目

『大奥』感想

公式サイト→ http://ohoku.jp/

公開初日の1000円デイの昼間に鑑賞。観客はだいたい150人くらい。女性率95%以上で男一人は肩身が狭かった(笑)

8点

男ばかりに流行る疫病の蔓延により男女逆転した世界。女将軍吉宗の元の大奥には才色兼備3000人もの男が仕えていた・・・という破天荒すぎる設定に引かれて鑑賞。
二宮和也演じる主人公の水野の目線を通してこの異常な男女逆転大奥の世界を知っていくのが、なかなか刺激的で面白かった!
同性ばかりが集う権力の巣窟でどのようなドロドロ愛憎劇が繰り広げれられるかというのが大奥の魅力だが、その対象が男性になった場合にはきっとこうなるだろうなという、ぶっとんだ設定の中に確かなリアリティがあって良かったです。
それでいて全然陰湿な気分にならないのは、主人公水野と柴崎コウ演じる徳川吉宗が共に一本芯の通った、共感できる人物造形だったからだと思います。
男同士のキスとかBL描写に耐性のある人間なら、けっこう気軽に楽しめると思います。
ただ、内容が内容だけに話は駆け足気味だったので、ドラマとかでじっくりと人間関係を説明しながら作った方が個人的には良いかなとも思いました。