原作は漫画もアニメも大好きなので、公開日のお昼に字幕版を鑑賞。観客は20人ほど、30~40代くらい年齢層でお客さんで男女比は5:5でした。
公式サイト → 映画『聖闘士星矢 The Beginning』公式サイト | 4月28日(金)全国公開
星矢が「ペガサス流星拳!!」と叫んでド派手なエフェクトと共にカシオスとか敵が吹っ飛んでくれればそれだけで「200点!!」のつもりで観に行ったのですが、技名を一切叫んでくれなかったため俺の小宇宙は不完全燃焼でした(´・ω・`)
序盤はわりと好きで、細かい改変は気になりつつも踊る様に闘う星矢は見応えありましたし、星矢に敵意むき出しのカシオスにちゃんと敵役としての期待値があって面白かったです。
中盤も味があって、星矢と木戸沙織のやりとりはちゃんと映画の物語の骨子を作ろうという意思が見て取れましたし、格闘ゲームのステージのようなだだっぴろい採石場(後ろでバカデカい像がなぜか浮いている)で闘って修行するマリンさんと星矢のシーンは結構異質な雰囲気ながら好感触でした。
ただ終盤は冒頭でも述べた通り、この映画で自分がどうしても見たかったもの、原作好きとしてこれだけは入れておいて欲しかった「必殺技名を叫んで派手なエフェクトと共に相手がぶっ飛ぶ」が無くてとても寂しくなりました。カシオスもあれだけ前半盛り上げておいてあっさりやられちゃうし、聖衣(クロス)装着なんかももっとアングルやエフェクトなど気合入れて欲しかったですし、とにかく要所要所でもっと内なる小宇宙を爆発させるような熱さ、ケレン味のある演出を見せて欲しかったです。
……とはいえ、アクションムービーとして見れば悪くない出来栄えですし、楽しめる作品だったと思います。