yukiakiの日記

映画とサッカーと漫画と猫が好きな男の生存確認ブログ 週刊少年ジャンプの全漫画の感想を書いて14年目

週刊少年ジャンプ 2023年 38号 感想

今週のアンケート  1位:鵺の陰陽師 2位:ワンピース 3位:暗号学園

 

(巻頭カラー)アオのハコ

表紙の背中合わせの大喜くんと千夏先輩が手をつないでいるのを見て「青春か!」となりました。胸が苦しいぜ!

本編は、自分と同じく胸が苦しそうな雛ちゃんの話。今週も菖蒲ちゃんがファインプレーしていて拍手でした。その気遣いができるとこ、マジでいい女だぜ菖蒲ちゃん!

そして匡くんの恋愛観や経験の話を受けて、恋心だけじゃない親愛の気持ちはもちろんあると、前を向くことができた雛ちゃんの笑顔良かったです。時間はかかっても目を背けず進もうとする雛ちゃんもまた、いい女であると改めて思いました。

 

ウィッチウォッチ

カンちゃんの夢の中の格好を見た瞬間「あれ…もしかして?」となり、ページをめくって『うろミラ』の登場人物が出てきた瞬間大笑いしました。作者は女性の方だったんですね。

カンちゃんのバトルがシリアスだけでなくギャグも混ぜてくるの良かったです。

そして今後はカンちゃん似のキャラが『うろミラ』出演決定という事で、そちら方面の盛り上がりも期待しています。

 

ワンピース

ロブ・ルッチ氏優秀な男だった。

先週から一気にルフィ達が優勢になったかなと思わせて、一人の男の内通で盤面がどちらに転がるか分からなくなる展開はハラハラして面白かったです。

そして黄猿さんの「立ち塞がる男の覚悟を潰しゃ…こっちも格好つきません。筋くらい通させてくださいよ」は痺れました。そのうえで五老星相手にも一歩も引かずに利を説いて(相手側の指揮官は潰した方がいいしね)納得させる手腕は格がありました。

自分は決戦の火蓋がきって落とされる瞬間というのが大好きなので、今週はこの戦いにいてある種一番の覚悟を持った男である黄猿さんと戦桃丸さんの激突「わいのガードは世界一ィ!!!」の雄叫びで開戦の火蓋が切って落とされたのを嬉しく思いました。

 

キルアオ

なんか大狼さんが急に元に戻ったりノエルちゃんが気が付いたら攫われていたりと、いろいろな事が一気に起こる回で、ちょっと情報処理に手間取る回でした。

とはいえ、一瞬好感度が下がるもののその素直さですぐに挽回して見せた天馬くんと部長のカップリングはより好きになれましたし、オジサン顔でテンパっている大狼さんはちょっと可愛かったので、見どころが多い回でした。

来週の殺し屋サイドの大狼さんの活躍楽しみですし、天馬くんは怪我無く無事に帰宅してくれたらいいなと思います。

 

(Cカラー)ロボコ

2年目さん一瞬このまま死んでもいいかなと思いましたが、メイコちゃんに殺された後は生き返ってくれてありがとうとなりました。何度でも死なせられてヘイト溜まらないキャラクターは貴重ですね。

そしてOM暴走の犯人は「幻」自身だった。もともと今の事態はロボコGPTが「幻」に入り込んでのエラーだと予想していたので驚きはなかったですが、予想が正解かどうかは気になっております。あとはそれが発覚したときのロボコ達の反応楽しみです。

 

SAKAMOTO

おもちゃ屋のカウンターに横たわらせられて修理を依頼される鹿島さんや、雑なキャタピラうさぎ風に改造された鹿島さんがシュールで笑顔になれる回でした。花ちゃんはやっぱり天使ですね!

取引成立に関しても納得の落としどころだったと思います。これにより情報が整理されて、一気に闘いが加速しそうで楽しみです。

 

呪術廻戦

五条先生駆け引きでは勝ったものの間一髪宿儺さんに適応されてしまう。

ただマコラさんには適応されて攻撃が効かなくても、宿儺さん本体には攻撃がまだまだ通るはずなので、ここから相打ちくらいには持って行って欲しいと思います(伏黒くんは死ぬけれど……)。

宿儺さんに愛を教えてあげくれ五条先生!

 

(Cカラー)アンデラ

カラー扉絵は冬の一枚。寒さよりも喫煙をとる大人組に笑いました。

本編は卒業式当日にUMAカラー襲来。これはチカラくんが自ら志願してユニオンに参加する展開でしょうが、それをどうドラマにしてくれるかはワクワクしております。

あと写真に写るときには常にウインクしているショーンさん概念良いですね。生徒を殴れなくなったファンさん概念もキュンときました。

 

あかね噺

新シリーズ突入で出されたのが祭りの出店対決なのは笑った。

それにしても落語家はこういうコラボもしているんだなという感じで興味深かったです。地域密着型の芸文化らしい光景ですし、この延長線上に今のゆるキャラやVtuber等の地域コラボがあるんだろうなと思いました。

 

ヒーローアカデミア

ページ数は少ないですが、口でも拳でも激しくやり合っている両者のバトルが非常に面白かったです。

間違いなくこの漫画における最高のバトルの一つになるはずなので、堀越先生には体を大切にしながら執筆していって欲しいと思います。

 

アスミカケル

「競技としての面白さを知って欲しい」

奈央さんパートでMMAの団体の構成やスポーツとしての方面を掘り下げてきてくれたの良かったです。更にこれが二兎くんのMMAでの闘い方や成長の参考にもなりそうで、一石三鳥のクレバーさのある構成だなと思いました。。

新キャラの姫川さんも気前のいい姉ちゃんという感じで好感触ですし、実力的にも二兎くんを取り合う意味でも、奈央さんとのライバル関係に期待です。

 

ブラッククローバー

「光と闇が合わさって最強」はモルゲンさんチートだなと思いました。

そして黒の暴牛の皆さんとアスタくんが乱入してきたところで、なんとこの漫画のジャンプGIGAへの移籍が発表!

……ビックリしました。田畠先生の体調を考えればその方がいいとは思いますが、やはり週刊少年ジャンプで完結まで見たかったというのが素直な気持ちです。

とはいえもう決まったことなので、冬の時期からの万全のブラッククローバーを期待しています。

 

逃げ上手

「私は帰ってきた!」で戦場に降り立つ時行くんがイキイキしていて魅力的でした。背面ジャンプからのカッコイイ着地は俺も決めたいぜ!

味方側も新技続々で頼もしいですし、敵側の斯波さんも軍司としての成長の著しさを感じるので、どんな戦になるのかワクワクしております。

 

夜桜さんち

子ども二人に振り回される凶一郎兄さんはリアルな叔父さんの悲哀を醸し出していて面白かったです。子どもって大人の浅はかな「なあなあ思考」を鋭く見抜きますよね(笑)

正直ネーミングはどっちもダサいので、凶一郎兄さんが新たな名前を提案してあげるべきでしたが、咄嗟では難しいですね。叔父さんの挽回に期待します。

 

鵺の陰陽師

バトル駆け引きおもしろいよ~(歓喜)!!!!

アクションに迫力もありますし、解説も丁寧に挟まれるのでお互いが何を狙っているか分かり易くて良かったです。そのうえで学郎くんが勝ったかもと思った瞬間、差し出した代葉さんの腕が切れずに式神召還を許してしまう展開は、彼女の「優しいね……大嫌い」という台詞と合わせて鳥肌モノでした。

学郎くんの優しさを理解している(それに絆された事がある)代葉さんだからこその戦法と、その通りになったからこその「大嫌い」という台詞選びは最高だと思いました。

この盛り上がりを受けての次回センターカラー、必見です。

あとコーラ飲んで観戦している狂骨さん、観戦に興がしっかり乗っていて良かったです(笑)

 

暗号学園

いろはくん強くなった!

敵側の紙を作って炙り出しという暗号作成も確かに盲点を付いていて面白かったし、「オイシーコールドリーディング」で解くというのもお洒落な解答で拍手でした。

そして何よりギャグみたいな展開を挟みながらも「好きでやったことをあなたを」「ワシもおどれが好きやさかい」という「てぇてぇ」なやり取りをいろは君と匿名希望さんでやってくれたのは興奮しました。このカップリングありですな!

儚さんの「拷問たい台詞は仰山聞けたわ」もここにかかってくると思うので、次の絡みが楽しみです。

 

テンマクキネマ

姫希ちゃんの母に縛られているという葛藤も『なぎさ』という作品の内容も、前振りは多少あったとはいえほとんどは今週明かされた情報なので、駆け足気味の解決でわりとアッサリな印象になってしまった感じでした。

とはいえ、新市くんの力で姫希ちゃんのラストカットにおける絶妙な表情と、演じ切れた後の笑顔を引き出してくれたのは良かったです。

このままお母さんを越えてくれー!

 

アイスヘッド

新キャラのグレイテストさんめちゃくちゃ面白いですが、同時にかなり癖が強い人ですね。彼の存在感次第で『ヘッド』の格が極まりそうなので注目です。

あと、現在の灰氷国の勢力図がマジで分からないので、宿屋のおじさんを越える解説役の登場が待たれます。どんな集団がいてどちらが優勢とか、ドレキさんの育てた部下7人が今どうなってるのかとか、気になります。

 

人造人間100

「何の感情も湧かないなあ…」となる100さんの顔に興奮しました。

「ええっ、先週の心を通わせた演出なんだったの! 必死に力を出しきって助けてくれた少年を受け止める聖母みたいな展開と構図でその顔なの!!」という驚きと、「やはり人造人間の性根は変わらないんだなあ」というある種の納得感が合わさって、とても面白かったです。

来週マジでどうなるんだ!?

 

ドリトライ

父ちゃんが拳を地面に叩きつけて地割れを起こしたの何事かと思いました。明王の安慈ですか?『爆受転厳』以外に『二重の極み』とかも使えそうだ。

そして更にラストでは周囲の植物まで枯らし始めたのにビックリしました。今この漫画はボクシング漫画というカテゴリを越えようとしているのかもしれません。

分からない事だらけですが、ともかく「心の強さなんて無意味だ」と主張する親父を相手に青空くんが挑むのは漫画のテーマ的にはとても真摯だと思うので、決着に注目しています。

 

一ノ瀬家

母襲来かと思ったら中嶋くんでした。しかしながら、わざわざ福井まで来てくれた友達に「お前かよ!」は翼くん酷過ぎるだろ(笑)

とはいえ翼くんが「こんなところにいていいの」という素朴な疑問を第三者に言われることで、自分が逃げていることを改めて自覚して疑問を持つ展開は良かったです。

あと最後のコマを見てそういえばお父さんの部屋って公開がまだだなと思いました。闇(病み)が深そうで楽しみです。