yukiakiの日記

映画とサッカーと漫画と猫が好きな男の生存確認ブログ 週刊少年ジャンプの全漫画の感想を書いて14年目

PS4『天穂のサクナヒメ』感想  実際の農作業は苦しいことばかりだけど、ゲームだとめっちゃ面白いです!

 

天穂のサクナヒメ-PS4

天穂のサクナヒメ-PS4

  • 発売日: 2020/11/12
  • メディア: Video Game
 

 

SNSを中心に話題になっていたので買ってみましたが、とても面白かったです。

特に米作りパート、その作り込みは目を見張るものがありました。一応自分は兼業農家の家の息子なので、子どもの頃は田植えや畑仕事を手伝ったりした事もあります。ある程度放置していても大丈夫だけど育ちがイマイチになるとか、雑草被害はマジでムカつくとか、コツが分かって練度があがれば作業が早くなるとか、道具が増えれば効率的になっていくところとか、まさに「農作業あるある」づくしで、昔を懐かしみながら「実際の農作業は苦しいことばかりだけど、ゲームだとめっちゃ面白いなあ」と思ってプレイしていました。

また、主人公サクナが稲の成長に合わせて調べると感想を言うのですが、実った稲穂を見て「かわいいのう」と言うところは何度も頷きながら、毎年見ていました。自分が手塩にかけた農作物は本当に愛着沸くんですよね。

そのため、ストーリー中盤で愛情を注ぎ続けてきた田んぼが崩壊したときには、予想以上のショックを受けてしまいました。年末年始を挟んで2週間くらい、ショックでゲームを再開することができませんでした(笑)

今思えばそれだけゲームにのめり込んでいたということですし、だからこそ、そこからのサクナヒメの復活は、カタルシスがありました。自分には米と共に過ごしてきた日本人の遺伝子がしっかりと刻み込まれているんだなと感じられた瞬間でもありました。

アクションは羽衣ビュンビュン飛ばしていくのが楽しかったですし、難しい場面も米が育てばサクナが自動的にパワーアップしていってくれるので時間がたてばそこまで難しくもならない難易度で、サクサク進めれるのが良かったです。

メインストーリーも、ワガママで自分勝手なサクナヒメが他者との関係を少しづつ構築していく展開に心揺さぶられましたし、サブストーリーの結の衝撃、ミルテの決意の深さ、親友ココロア姫との関係性の尊さなど、見所多かったです。エンディングにたどり着いた時は、感無量でした。

アクション、ストーリー、そして米作り、どの要素も本当に良くできている、傑作ゲームだったと思います。楽しかったぜっ!