yukiakiの日記

映画とサッカーと漫画と猫が好きな男の生存確認ブログ 週刊少年ジャンプの全漫画の感想を書いて14年目

映画『ターミネーター:新起動/ジェニシス』感想 初っぱなはテンション上がっていたけれど、最後は尻すぼみだった。

週末のレイトショーを観賞。観客は200人ほど。40代〜50代くらいが中心といった感じでした。

公式サイト → http://www.terminator-movie.jp/

「今までのことはなかったことにぃ〜〜〜〜!」

新起動と銘打った今作、さあはたしてどうなるものかと見に行きましたが、スカイネットが人類のリーダージョンを過去に戻って殺すためにターミネーターを送り、人類側が過去にカイルを送り、さらには未来世界でジョンが実は生きていたスカイネットに襲われたことにより、過去が大激変して、今までのシリーズ物がほぼ全部なかったことになっているという展開は、けっこう衝撃的であると同時に、その思い切りの良さが小気味よく、新たなサラ・コナー伝説、ターミネーターがはじまる感じがしてとてもテンションが上がりました。

序盤のアクションやシーン展開も過去のターミネーター的なオマージュがあり、重い動作で描かれる大味なアクションは懐かしさもあってとても良かったですし、そしてあのジョン・コナーが敵になるという展開は、実にドキドキワクワクさせてくれる展開でとても面白かったです。

ただ、後半はアクションがCGばかりになって大味になってきてしまったのと、ジョン・コナーがあんまり強くなかった(普通のTー1000と変わらないくらい)ことでだんだんテンションが下がっていき、新たなるスカイネット、ジェニシスとの決戦は、破壊にいたる過程、シュワちゃんネーター復活などの、あまりにもご都合すぎる展開に「茶番かよ!」と叫びたくなってしまいました。

一番の謎である、シュワちゃんネーターを誰が過去に送ったのかとかも一切明かされないまま次回を見てねという感じで、それも一本の映画としての完成度を落としていたと思います。

懐かしさもあり、ある程度は楽しめましたが、これからあるであろう次回作を見るかどうかというと正直微妙でした……