またまた友達に「これを見てないなんて損してる!」と力説されたので興味を持ってDVDで観賞。
公式サイト → http://www.angelbeats.jp/index.html
観賞をはじめて最初に思ったのが「なんて甘ったるい世界観なんだ」でした。
「消えない」という大義名分のもと好き勝手に出来て、仲間達以外をNPCとして割り切ることができて、土塊から銃火器を作って思いっきり振り回せて、明確な敵(天使)がいて、死からも解放された世界、それは殺伐とした風体を装ってはいますが、あまりにも現実と比べて抵抗値が少なすぎて、なんだかフワフワした印象でした。
だから物語上で真面目でシリアスな感じを出されても、どこか真剣味が感じられなくて乗りきることができず、「これは(視聴継続)駄目かも・・・」と思いましたが、3話のエピソードを見て、少し印象が変わりました。
「ああ、これは現実では感じられない(もしくはその瞬間を意識できない)『何もかもが満たされた瞬間』を描こうとしているのかな」と思ったら、なんだかいろんなことが納得できた感じがしました。
甘ったるいのには理由があったんだ、甘さをを楽しむバームクーヘンなんだ、と思ったら話がちょっと面白くなりました。
個人的には日向くんが好きな存在で、彼のメイン回であった野球回とユイちゃん回はひじょうに良かったです。
ただ、最終回は少し残念でした。主人公の音無くんは最後まで頑張ったのだから、彼自身に一番いい思いをさせてあげたかったです。エピローグで救いがあるとはいえ、彼自身は悲しみで終わっていてある意味バッドエンドじゃないですか!
自分の好きな感じとは少し違いましたが、たまにはこういう世界観や物語もありかなと思いました。