yukiakiの日記

映画とサッカーと漫画と猫が好きな男の生存確認ブログ 週刊少年ジャンプの全漫画の感想を書いて14年目

サッカーオリンピック代表 リオデジャネイロオリンピック本戦 予選 VSスウェーデン戦 感想

日本(1−0)スウェーデン  日本勝ち


日本オリンピック初勝利! ヨーロッパチャンピオンを完封だ!

終始日本がボールを支配して積極的に攻めていましたし、相手にはチャンスらしいチャンスを与えない、素晴らしい試合でした。

というかスウェーデンは絶好のカウンター場面でもゆっくりとボールを回し、サイドが高い位置でボールを受けても中央か後ろに戻すばかりで全然怖さを感じませんでした。まあそれ自体は日本が速いプレスをしっかりと徹底していたことの現れでもありますし、中央も植田と塩谷がしっかりと蓋をしていたとうことで、まさに日本の狙いがきっちりと決まった、それでいて相手のペースに付き合わなかった、今大会の日本のベストゲームだったと言えるでしょう。

矢島のゴールも美しく決まりましたし、とても気持ち良かったです。

……とはいえコロンビアがナイジェリアに勝ってしまったので予選敗退。非常に悔しい結果で終わってしまいました。

予選はどの試合もコンディションは悪くなく、勝てる可能性が多分にあった試合ばかりだったので、そこでミスから失点してしまう、追いついても勝ちきれないという点はこれからA代表に食い込んでいくべきこの世代の課題だと思いました。

3試合を通しての個人的ベスト選手は大島です。正確なパスとテクニック、重要な場面でゴール前に顔を出す読みと積極性は、これからのA代表の武器になってくれればなと思いました。


以下、各選手の評価です。

中村(6.0)…一度だけファンブルして怖い場面はあったがそれ以外は安定。飛び出しの判断はどれも良かった。
植田(6.0)…高さに秀でた相手に一歩も引けをとらなかった。コーナーキックなどの場面でも競り勝っていた。
塩谷(6.0)…植田と共に中央に完全に蓋をして決定機を作らせなかった。相手が焦って強引に突破してくる場面でも落ち着いて処理していた。
室屋(6.0)…攻撃に守備に持ち前の運動量を発揮していて多くの場面に顔を出していた。
亀川(5.5)…前へ行こうという意識は良かったが、一つ一つプレーに怖さはなかった。守備の場面では及第点だった。
遠藤(5.5)…何回か変にボールをとられる場面はあったが、積極的にプレスをかけていき相手の攻め機を削いでいた。
大島(7.0)…正確なボール回しで日本の攻撃を牽引した。得点に繋がる突破とパスも見事だった。攻撃でも守備でもいて欲しい時にいる男だった。
南野(5.5)…キープ力は見せたが多少球離れが悪かった印象。個人によるドリブルでの打開はほぼできなかった。
中島(6.0)…前半などはシュートの積極性が足りずにやきもきしたが、後半相手が疲れてからは躍動した。
興梠(6.0)…大柄なディフェンダー相手にも落ち着いてポストプレーができていた。積極的にシュートを狙っていこうという意識もあった。
浅野(5.5)…裏を狙う姿勢はみてとれたが相手に対応されていて、自慢のスピードを活かすシーンはあまり与えられなかった。


交代選手

矢島(7.0)…リズムを見事に変えて見せて日本の攻撃を活性化させた。そしてみごとに決勝点となる素晴らしいゴールを叩き込んだ。
鈴木(6.0)…絶好のシュート場面では滑ってしまったが、終盤のワントップとしてはしっかりと役割を果たした。
井出口(6.0)…守備固めのために投入され、しっかりとその役割は果たした。


手倉森監督(6.5)…交代カードで切った矢島がしっかりと結果を残した。終盤の井手口投入守備固めは、個人的にはまだ攻撃が活性化している時間帯が続いていただけに惜しいことをしたと思うが、勝つための判断としては間違っていなかった。