yukiakiの日記

映画とサッカーと漫画と猫が好きな男の生存確認ブログ 週刊少年ジャンプの全漫画の感想を書いて14年目

映画『悪の教典』感想 非現実を思いっきり楽しもう!

原作未読。一週間の仕事終わりに映画でも観ようと思い立ちちょうど時間があったのでレイトショーで観賞。観客は60人くらい。若い人が多く、女性の割合の方が多かったです。

公式サイト → http://www.akunokyouten.com/index.html


 
とにかく人がどしどし、バンバン、ガンガン死んでいくだけの映画で、シュールで面白かったです。

一週間の仕事の疲れを引きずっているせいか、昨日『苦役列車』を読んで鬱々としていたか、いろいろ理由はありますが、とにかくあまりに現実離れした死にっぷりに、なんだか胸がすっとしました。

あっさりと殺しまくる伊藤英明に感情移入しているのか、あっさりと殺される生徒達に感情移入しているのか、どちらか分かりませんが(たぶん僕個人はその両方かなあ)とてもすっきりしました。

溜まったストレスを例えば何かを蹴るなどして発散したいけれど、足が痛いし器物破損だからできなくて、頭の中だけで蹴り上げて気持ちを落ち着けている人は、殺す側に感情移入すればいいでしょう。

溜まったストレスを例えば「死にたい」と自分を傷つけることで発散したいけれど、痛いから実際にやるのは嫌なので、想像の中で死ぬことによって救われた気持ちになる人は、殺される側に感情移入すればいいでしょう。

どちらもこの映画の中にはふんだんにたっぷりとあります。とにかく頭を空っぽにして非現実を楽しむ映画かなと思いました。

エクセレント!

でも、なんだかんだで人を選ぶ映画ですよね。血とか嫌いな人は見ない方がいいと思います。特にカップルは要注意かも。後に座っていたカップル見終わったら男性の方は大興奮だけど、女性の方は明らかに引いていたよ…