今は全然ですが、高校・大学時代はゲーマーだった僕にとって世界チャンピオン「ウメハラ」さんは憧れの人でした。そのウメハラさんが本を出したと聞いたので購入。
- 作者: 梅原大吾
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2012/04/02
- メディア: 新書
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本書はウメハラさんの半生を例えに彼の勝負哲学を語った本ですが、ひじょうに面白かったです。
日本人初のプロゲーマーはいかに誕生したかというエッセイ本としてだけでもファンなら十分見応えがありますし、「勝つ」ではなく「勝ち続ける」ことに主眼を置いた勝負哲学は、半分くらいは「いやいやウメハラさんには敵いませんわ」と手を上げつつも、「モチベーションを保つ」や「壁にぶつかった時にどう対処するか」という点ではかなり役に立つものだと思いました。
特に『変化する時のコツは「そうなることでよくなるかどうか考えないこと」』という一文は目から鱗でした。
何かをはじめてもそのことで効果的に自分が変われているか不安で変化自体を止めてしまう、筋トレとかも3日坊主とはまではいかなくても1ヶ月坊主くらいにはなってしまう僕にとって、ウメハラさんの経験則上「ただ変化するだけで最終的に必ず高みに登ることができる」と断言してくれたのは励みになりそうです。
ウメハラさんが勝ち続けられるのには「勝ちたい」ことよりも「自身が成長したい」というところにモチベーションを持って行っているからだというのが分かったのも良かったです。「勝ちたい」でなかなか成果がでなかった僕も意識改革が必要そうです。
とりあえず最初にこのブログも、もっと自身が面白くなるために何か変化をつけてみることにしよう!