前作『新宿プライベートアイズ』がとても面白かったので、その雰囲気を期待して観に来ました。3連休のお昼に鑑賞で観客は30人ほど。30代~50代くらいのお客さんが多かったです。
前作の長年の沈黙を破った盛大な規模のお祭り映画なら、今回は(おそらく)オリジナル声優キャストで作られる映画最終章第一弾といった感じで面白かったです。
令和の(現代2023年の)シティーハンターを描くうえで、前作は「変えなくてもいいんだ」という鉄の意志を持って作られた作品なら、今作は雰囲気は残しつつも時代に合わせて変化させて前に進もうという意志が感じられました。
それがある意味ではキャラクターの違和感だったりに繋がったりしていたとは思いますし、期待していたものとは少し違った印象でしたが、自分はある意味で必要な事だったように感じました。
その象徴でもある、最後の戦闘における悲痛な表情で銃を撃つ冴羽獠は、ある種自分があまり知らない冴羽獠のカッコ良さがあって興味深かったです。
あと、やっぱり主要キャラクターをオリジナルキャストでやってくれるのはいいなと改めて思いましたし、是非とも最後まで完遂して欲しいので、続編が早く制作される事を期待しています。
追記:あとちょっとだけ『キャッツアイ』ではない別作品のキャラクター(北条司作品ではない)が出てきますが、自分は今後の続編で大きく関わってこないのなら出すべきではないと思いました。これに関してはおそらくこのシリーズの続編があるはずなので様子見です。