yukiakiの日記

映画とサッカーと漫画と猫が好きな男の生存確認ブログ 週刊少年ジャンプの全漫画の感想を書いて14年目

映画『貞子VS伽椰子』(ネタバレを避けた)感想  終わった後は大満足の笑顔がそこにあった。 

他の作品の劇場予告で「バケモノにはバケモノをぶつけんだよ」という予告動画を観て「これは絶対に観に行かねばっ!」と確信したので、ネタバレの絶対にこない公開日初日に観賞。
観客は200人ほど。高校生、大学生の一団から、年輩の夫婦まで、観客層は幅広かったです。


公式サイト → http://sadakovskayako.jp/

見終わった後は笑顔でした。それも僕だけでなく、明るくなった劇場を見渡せば、みんな一様に笑っていました。

一部「何だコレは!?」と引きつった顔を浮かべる人もいましたが、僕をはじめほとんどの人は、この史上最大のホラー対決の衝撃の結末に、満足の笑顔を浮かべていたと思います。

この映画は一回で何度も美味しい映画でした。まず前半は、予告編ではギャグ映画かなと疑念を抱いた人達の予想を覆したこと間違いなしの、まっとうに怖いホラー映画でした。

貞子の呪いのビデオの理不尽性や伝染していく恐怖、そして伽椰子の呪いの家の暴力性にも似た純粋な死が突然襲ってくる感覚、「リング」シリーズや「呪怨」シリーズをジャパニーズホラーの2大シリーズに押し上げた純粋なホラー映画としての魅力がそこにありました。

そして、後半呪いを解くために、両者の呪いをぶつけ合おうと画策する展開からの(貞子も伽椰子も自分が呪った相手を自分の呪い以外で死ぬことを許さない)、直接対決が始まってからは、一気に自分の中のスイッチが切り替わり、まるで怪獣映画を観ているかのような、メイウェザー対パッキャオを見るかのような、ドキドキとワクワク感が僕を包み込み、純粋に先の見えない娯楽映画へと発展しました。

貞子強い、しかし伽椰子もホームの利がある負けていない、一進一退の攻防はまさに手に汗握る展開で、ものすごくテンションがあがりました。

そしてラスト、井戸を挟んでぶつかり合う貞子と伽椰子。その結末の衝撃に、衝撃過ぎて、ぶっ飛びすぎていて、僕は呆然と笑うしかありませんでした。感動を越えた、形容しがたい感情がそこにはありました。

怖くて、テンション上がって、呆然とする、幾つもの感情がいきかう映画でしたが、これだけははっきりと言えました。

超絶面白いです!

是非ネタバレとかを見ずに、多くの人にその衝撃を体感して欲しい映画だと思いました。

あと、これだけ面白かったのですから、僕は『貞子VS伽椰子2』早く見たいです! 期待しています!