yukiakiの日記

映画とサッカーと漫画と猫が好きな男の生存確認ブログ 週刊少年ジャンプの全漫画の感想を書いて14年目

サッカー日本代表 東アジア選手権2013 VSオーストラリア戦 感想

日本(3−2)オーストラリア  日本勝ち

ヒヤヒヤながらもなんとか勝利。だが、形はどうでも勝てばよかろうなのだ−!!

中国戦に比べて多少は準備する時間があったため、寄せ集めという印象しかなかった代表が、今回はチームとしてだいぶ機能していたと思いました。守備ではラインを高く陣形をコンパクトに保ち、攻撃ではワントップの豊田にあててそこから2列目が連動する形でチャンスを作っていました。

攻撃は、山田の落ち着いた精度のいいパス、斉藤のDFラインを引き裂くドリブルが上手くはまっていました。そして豊田と大迫がツートップ気味の布陣を取り出してからは、この二人の連携でチャンスを作り出していました。

斉藤の素晴らしいゴールと、大迫の落ち着いたゴールで、2点差がつき楽勝ムードでしたが、ここからまた急造日本代表の悪い癖が……

DFの連携ミスと審判の微妙な判定(オフサイドでは?)によって一点返されると、あれよあれよという間に同点。正直「またかよ」と思いましたが、大迫がすぐさまゴールをあげて勝ち越しました。この大迫の決定力は半端なかったです!

その後は点が入りそうな雰囲気がお互いプンプンしながらも、徳永や栗原らがしっかりとゲームを落ち着けてなんとか勝利しました。

とりあえずコンフェデ杯メンバーより一段階落ちるメンバーながらも「勝った」という事が一番の収穫だと思います。これで東アジア制覇も視野に入ってきました。

そしてザックが三戦目の韓国戦でどういうメンバーを組むかは分かりませんが、1,2戦目を闘ってもう一度見たいメンバーで構成すると思うので、その辺りも含めて次戦も見逃せないです。


以下、各選手の評価です。


権田(5.5)・・ゴールキックがよくラインを割るなど正確性に欠けたが、守備は体を張っていた。2失点はどちらか止めたかった。
千葉(5.5)・・体を張ってオーストラリアFWをよく防いだが、ふいにつり出されてしまう場面も何回かあり、それが失点を招いた。
鈴木(5.5)・・ビルドアップを予想外によくやっていたが、反面細かいミスも多かった。守備の連携面でも多少課題を残した。
森脇(6.0)・・前目に位置をとり、積極的に攻撃参加をしていた。ただ自分で決めようとしすぎる傾向があり、決定的チャンスには結びつけられなかった。
徳永(6.0)・・落ち着いてしっかりと守備をしていた。ただ攻撃に関してはあまり積極的ではなく、消極的なパスに終始していた。
扇原(5.5)・・A代表初スタメンということもあり、ミスをした後に明らかに動揺している場面があった。動きは及第点だがもっと落ち着きが欲しい。
高橋(6.5)・・守備に攻撃によく顔を出していてチームを落ち着けていた。キャプテンマークが意外に似合っていた(笑
斉藤(6.5)・・先制のゴールは本当に素晴らしかった。日本の攻撃のアクセントになっていた。あとは自陣で不用意なドリブルからのロストがなければ。
山田(6.5)・・決定機を作る質の高いパスやセンタリングをよくあげていた。ボールが収まり、守備もよく頑張っていた。あとは自分で決める動きが欲しかった。
大迫(7.0)・・トップ下よりも豊田とツートップ気味になってからいい動きができていた。そして日本を救う2ゴール。とても落ち着いていた。
豊田(6.0)・・前線のチェイス、攻撃の起点のポスト役としてとてもよく働いていた。あとはストライカーとして決定チャンスを決めたかった。


耕太選手

山口(5.5)・・相手の時間になったときに何もできなくなってしまっていた。途中交代のボランチの難しさに対応できなかった。
工藤(5.5)・・フレッシュな魅力が出せず、ほとんど消えてしまっていた。どこかでいい意味で空気を読まない動きが欲しかった。
栗原(ー)・・時間短く評価はできないが、入ったことによりゲームが落ち着いた。

ザック監督(5.5)・・交代策が中国戦につづいて完璧に裏目にでていた。しかしスタメンを思いきってターンオーバーした決断は良かった。