偽物語の放送も近いし、TUTAYAで準新作が100円だったので一気に借りて観賞しました。 原作は未読。
- 出版社/メーカー: アニプレックス
- 発売日: 2011/12/21
- メディア: Blu-ray
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ものすごくサービス精神に溢れた作品だと思った。
基本は主人公である阿良々木暦くんと各ストーリーに出てくる個性的なヒロインとの会話劇であり、小説ならまだしもアニメーションでそれだけだと動きがなくて辛いのだが、この作品は奇妙なレイアウトや画面に詰め込む情報量の多さで、視聴者を飽きさせないようにする工夫されている。
そのサービス精神は画面効果だけでなく、ヒロインが変わる度に変化するOP・ED、全話についている原作者自身の書き下ろしによるキャラクター副音声(こいつがもの凄く面白い)など多岐にわたる。スタッフの愛と気概に溢れたシリーズだなと感心した。
ヒロインは皆どれも可愛く魅力敵だが、個人的に凄く好きだったのは彼女達に振り回される立場になってしまう主人公の阿良々木暦くん。彼がかなりのお人好しでその結果色々な女の子の事情に巻き込まれ助けることになるのだが、そこがご都合主義ではなく、しっかりと彼が意志を持って絡んでいくという感じが素晴らしかったと思います。
特に2巻の八九寺真宵を見捨てなかった理由を語るシーンはグッとキタ!涙出そうになったよ。
あと、おそらくメインヒロイン戦場ヶ原ひたぎさんがどんどん可愛く変わっていくのが良かったです。キャラクターが変質しない作品の多い中、とてもいいツンデレだったと思いました。