キャプテンアメリカは格闘ゲームでしかその存在を知らなかったのですが、なんだか面白そうだったので観賞。
日曜日昼の回で観客は20人くらいでした。20〜30代の男性のみで観客が構成されていました。
マーブルヒーローということでけっこう派手な感じを想像していたのですが、思ったよりもリアル寄りで予想と違いましたが、けっこう面白かったです。
第2次世界大戦中、ひ弱だが人一倍正義感に溢れる青年スティーブが血清を打たれてパワーアップ、キャプテンアメリカとして生まれ変わり、ナチスから分離した悪の集団ヒドラと闘うという話ですが、その誕生までの過程はなかなか丁寧に描かれていながらドラマッチックでした。
超人になれる血清を打つと、体内の全ての機能が増幅されるため、心に邪悪な物を抱えていない、他人のためにためらいなく自分を犠牲にできるスティーブが選ばれたというのは納得ですし、見せ物としての存在から、仲間のアメリカ軍兵士たちにも認められる本物のヒーローに生まれ変わる107連隊救出作戦もテンポ良くて素晴らしかったと思います。
ただ、その後のヒドラや宿敵レッドスカルとの闘いはダイジェストというか、かなり端下りすぎて、すんごく長いエピローグを見ている感じでした。
期待していた盾つえええ描写もありますし、バイクアクションや部隊同士の集団戦闘などもあってアクション的見所は多いのですが、なんだか少しパンチが弱い気がしました。「人間を超えた」と言っているレッドスカルさんも基本やられっぱなしで鉄板凹ませる以外は本当に人間以上なのかよく分からなかったし・・・。
できることならもっと盾を大胆に使ってヒドラさんたちを圧倒してほしかったです。それこそ盾を投げて戦闘機や戦車の一つくらい真っ二つに粉砕してほしかった。リアルに寄りすぎたためにスペクタクルが少ない感じでした。