yukiakiの日記

映画とサッカーと漫画と猫が好きな男の生存確認ブログ 週刊少年ジャンプの全漫画の感想を書いて14年目

週刊少年ジャンプ 10年 51号 感想

ワンピースがないとジャンプの魅力は一段階下がると言わざる得ない。あと、杉田先生お疲れ様でした(詳しくはSWOTの欄で)

今週のアンケート  1位 SWOT(終了ご祝儀) 2位 こち亀 3位 トリコ

(巻頭カラー)バクマン

人気投票、新妻先生が圧倒的で流石だと思った。主人公のライバルであり純粋な天才であり、少年漫画の化身みたいな人だから人気が出るのは当然か。
あと、平丸さん3位、ラッコ11号6位、吉田さん9位と、平丸さん陣営が軒並み高順位だったのは平丸スキーとしては嬉しかったです。あの面子はシュージンではないが癒されるからなあ。
本編はなんだかもどかしい感じ。誰も悪くはなく頑張っているのだが、状況は悪くなっていく。リアルといえばリアルだけど、見ていて気持ちのいいものではないなあ。香耶ちゃん泣いてるし。

NARUTO

奇襲部隊の鉢合わせ。戦争の流れを決めると共に、この闘いをどう巧く描くかで戦争編の面白さの流れが決まると思うので、楽しみですな。


ブリーチ

ラーメンの話のくだりは良く分からなかった。でも織姫が可愛いからいいや。


トリコ

トリコ超重力圏で頑張る。環境に順応していくトリコの試行錯誤は相変わらず面白いし、パワーアップも自然に伝わってくるので良かった。
あと、フォークはもはや衝撃波ではなく、具現化能力くらいの気持ちで見た方がいいのかもしれない。


銀魂

チャーリーとチョコレート工場のパクリなのは先週の最後から分かっていたことだが、劇中でもそれに触れるとは思わなくて何かうけた。


スケットダンス

椿森ガールはもはや別人だろう・・・。宇佐美×椿が盛り上がるかな?


(Cカラー)エニグマ

スミオ君にしげるさん・・クリス君がモップで叩いた時点で何かおかしいと思ってくれよ。お人好しとかいうレベルじゃないよそれ!
それはそれとして、前回「正体ばらさず一人で逃げた方が絶対確実じゃない?」の疑問に、スミオくん予知を警戒した、他の人間の才能が不明だったので動きづらかった等の答えが出たのは良かったです。それでも俺は先に逃げた方が確実だとは思いましたが・・・。あと、二次元に入るFLATは普通に神の能力だと思いました。だって写真の中のパソコンが問題なく動かせるということは、ある意味で写真の中に現実と同じ平行世界が存在してクリス君はその中で何でもできる存在なのですから。学校中のきれいどころだって、芸能人だって、平行世界では思いのままなのに、何故に彼はしげるを求めてるんでしょう?


めだかボックス

崩れた戦意を仲間の激励で取り戻し、論理を論理で越える少年漫画的熱い展開で面白い!・・・のだが、どうも釈然としない。だって過負荷のスキルはあっても誰も得もしない理不尽に周りを不幸にする能力なのだから。このバトルが終わった後のことを考えるとあんまりいい気分がしない。


リボーン

獄寺くん対SHITOーPの闘いは何気に面白い。今までと違い、能力属性が全然別で闘いの展開が読みづらいのと、強いのは自分を信じる者なのか他人を信じる者なのかと対立軸がはっきりしているからなあ。あと、久しぶりにツナがぼろくそに言われてて笑った。


(Cカラー)黒子のバスケ

「『鉄心』って学生につける呼び名じゃねーよな」  ・・・全くそのとおりでございます木吉さん(笑


べるぜバブ

神崎先輩パねぇッス!マジ漢ッス!!マジハイエナッス!!は笑った。神崎さんはさっさとやられてしまいそうだが、少しだけ何かしてくれると期待している。


(読み切り)ティーンエイザー

もう名前だけで十分落ちていた気がする。2号機のヘアヌード(設計図)のネタは斬新だったと思う。人間もだいた作り同じなのに興奮するという哲学的な意味も含めて。


(Cカラー)ぬらりひょんの孫

羽衣狐様(抜け殻)が晴明に切られたのに生きている点は納得しかねるが、謎を解明しないまま死んでしまっても困るので仕方がないのかな。
あと、地獄ってそんなに簡単に出入りできるものなのかな?羽衣狐(お母さん)を地獄に落として覚悟完了みたいなことを言っていたので凄い違和感がある。


いぬまるだしっ

俺のネタ採用されなかった・・・orz


保健室の死神

今週は病魔というかたんなる鬱病患者みたいで、あんまり面白くなかった。本好くんの鬼っぷりはキレていたけど。


こち亀

今週は倫理とか全て振り切った圧倒的トンデモ話で笑った。これくらい吹っ切れると逆に気持ちがいい。


逢魔ヶ刻動物園

さっさと水族館バトルを終わらせて次の展開に行ってほしい。無理矢理バトルはさすがに退屈になってきた。


ライトウイング

チームメイトに三人しか名前の入っていない表紙に愕然とした。「みんな俺になる」「このチームで高校最強を目指す」と言っておきながら、チームメイトがほとんど名無しとはこれいかに。黒子のバスケは一話で終わる噛ませ相手チームにもちゃんと全員名前があったぞ!これは名前を書く必要がない→打ち切りフラグなのか?
あと、本編はダム。


サイレン

これは来週最終回かな?アゲハは死んだようにも見えるけど、弥勒の言葉もあるし、変わった未来で弥勒と再会して「決着をつけようEND」かな?


(打ち切り)SWOT

今週だけ見れば、スピード感に溢れた良作回だったと思います。学崎くんはワーワー騒ぐコメディが合ったキャラでしたね。打ち切りだけど。

『SWOT』全体の評価としては、最初から最後まで面白くなりきれない漫画でした。第1話を見て「ああ、これは短期打ち切りだな」と思いましたし、それ以降も特に面白い展開も出てこず、途中のお色気テコ入れも作者の資質には全然合っていなくて外していて、もはや打ち切りはやむをえないという感じです。
それでも個人的に『SWOT』ある程度楽しめていたのは、作者の絵柄や演出といった面がどんどん洗練されて巧くなっていくのが見えたからです。このCLAMPばりに頭身の高いキャラを巧くバランスをとりながら描けている点は普通に感心していますし、杉田節とも言える独特の台詞回しは個性的で、ある意味それ(個性)は作家に最も必要なものだと思います。でも、面白くない、不思議な漫画でした。

これで杉田先生は『斬』『SWOT』と2本の連載が短期で終わってしまい、『バクマン』でいうなら完全に崖っぷちに追いつめられたわけですが、是非最後の挑戦を経て、逆転勝利して欲しいところではあります。次回作はできれば『不良高校』『ジャンプ的なバトルもの』という枠から抜け出した全く違う作品が見たいです。思うに『斬』と『SWOT』は漫画の傾向が似ているので、これが杉田先生が好きなもので描きたいことだとは思うのですが、たぶん杉田先生の個性のベクトルは彼自身が好きなものやジャンプ的なものとは別方向にあるような気がします。それは何かと聞かれたら具体例は思いつかないんですが、例えば渡辺航先生くらいそれまでのジャンルを変えて挑戦してみるべきだと思います。(バリバリの少年漫画『弱虫ペダル』がヒットする前は、主に萌え漫画を描いて何度か打ち切りにあっていた)

杉田先生の次回作に期待します!