yukiakiの日記

映画とサッカーと漫画と猫が好きな男の生存確認ブログ 週刊少年ジャンプの全漫画の感想を書いて14年目

週刊少年ジャンプ 2024年 40号(『極東・死霊(ネクロ)・愛(ロマンス)』まさかの「憂鬱(メランコリー)」言いたいだけエンドで終了号)感想

今週のアンケート  1位:アンデラ  2位:呪術廻戦  3位: ネクロマンス

 

(巻頭カラー)カグラバチ

次に来る漫画大賞1位おめでとう!! WEB部門1位の『ふうつの軽音部』の主人公も同じ「チヒロ」という名前という事でコラボイラストが描かれていたのは、ほっこりできました。

カラー表紙や扉絵は、ハクリ君が相棒ポジションとして存在感を示していて良かったです。

本編は前妖刀所持者の漆羽さんは大の六平さん大好き人間だった。

「妖刀を預かった日を人生の最高潮」と表現し「斉廷戦争」を「はりきったな」レベルで語る人間なんてまともじゃないと思っていましたが、最後にチヒロくんを見て「六平サァン!!」と叫んでいるところで予想は確信に変わりました(笑)

一気に好きになれたので、死んでほしくないですね。

 

呪術廻戦

宿儺さんは呪いとして散っていく。かなりあっさりめな最後ではありましたが、「負ける」とか「死」って案外呆気なかったりするものですし、現世に絆があるわけでもない呪いが宿儺さんなので、これはこれでらしいのかなと思いました。

一方で裏梅さんがかなり満足気に死んでいったのは意外でした。秤さんの熱にあてられたのかもしれませんね。おそらく後追いでの自殺みたいな感じなので、天晴れな忠義ではあったと思います。

そして乙骨先輩はどうなったのか……。五条ボディから戻れなくなってリカちゃんと喧嘩してるとかでしょうか、来週が待ち遠しいです。

あかね噺

『死神』という噺はぜんぜん知らないのですが、今回のあらすじを見ているだけで面白そうな噺だと思いました。布団を逆にするという発想はなかったし、因果応報の噺になりそうで期待です。

そして志ぐま師匠の芸もまだまだ盛り上げの途中という雰囲気なので、最終的にどう凄さが演出されてあかねちゃんにどんな影響を与えるかは楽しみです。

 

(Cカラー)ひまてん

叶さん名前が「ほのか」だから効果音が「ポカァ!」とか「ポーカ」なんですね。気の抜けた感じはありだと思います。口を大きく開けてタルト食べたり、お笑いネタにおもいきり吹いたりと、意外性を沢山見せてくれてヒロイン力の高まりを感じました。

しかしながら「残念、家守とディナーをするのはこのひまりだぁ!」と言わんばかりに、先週の予想通りひまりんが風邪で家守くんが看病に行く展開になりましたね。

小規模な戦いでは連戦連勝なのに、大局を見ると負けている、見事な負けヒロインだと思います叶さん。

 

SAKAMOTO

シンくん達はキンダカさんの元で修行展開かと思ったら監獄に送られる。インペルダウン編始まったな(笑)

キンダカさんの途中のにやっという顔や「これで自由だぜ」とニコニコしているのが実に彼らしくて良かったです。そして逆にこれでキンダカさんは暫くフリーで動けるので、何か坂本さん達のためになる事をしてくれないかと期待しています。借金返すだけじゃないよねきっと……

 

アオのハコ

『あかね噺』ならぬ『ひな噺』、かわいい幽霊衣装と真剣な語りで意識を向かせておいての背後からこんにゃくは割と効くと思いました。

一方大喜くんは千夏先輩とイチャイチャしているのを見られて他の男子生徒から恨みをかっている模様。文化祭での波乱に繋がっていきそうで期待です。

また匡くん周りの色々が動き出しそうな雰囲気。そろそろ流されたり日和見主義を匡くんはやめるべきだと思うので、スタンスをはっきりさせて動いて欲しいです。

 

ウイッチウォッチ

やっぱり篠原先生も魔人スランプを「スタンド」だと思って描いていたと分かったのが良かったです。しかも自分の意志があって献身的でマッサージまでしてくれる、是非とも欲しい魔法だと思いました。

最後の列を作って誘導するスランプさんも笑うというよりは「なんて有能なんだ!」と感心しました。最強のマネージャーじゃないか!(友達です)

 

ロボコ

カヲルちゃん再登場ですが、まさか方言(山口弁)を強化してくるとは思いませんでした。しかも前回登場の話はコミックスでは監修入って修正されるとのこと。宮崎先生のこだわりを感じるぜ(監修は作者母だけど……)。

そしてカヲルちゃんはボンドくん達に無自覚ドキドキを与えてくる。これはメインヒロインに割って入ってくる『格を』感じますね。マドカちゃんも、うかうかはしてられないと思います。

 

(Cカラー)超条先輩

カラー扉絵は珍宿ガールズ。一番好きなのは直ちゃんですが、ヒロイン争奪戦といった意味では春香さんを応援しています。

本編は直ちゃんロボット出演だったのに未だに「テレビ出演した美少女の顔」とドヤっているの面白かったです。しかし一方で美少女なのは事実なので「直ちゃんは可愛いけど世間的には可愛くなくて、でも俺のなかでは可愛いんだよな」と、厄介オタクみたいな思考で見てしまいますね(笑)

 

鵺の陰陽師

鵺さんと火車さんの対決は更なる必殺技の応酬になるかと思ったら怪獣大決戦になったー!

結界を越えて周りにまで影響が出るようになる描写など、ヒョウとの闘いがこれまでとは全く別次元の闘いになろうとしてるのは、ドキドキしますね。

あと火車さんがレベル4のある意味での生みの親ということが判明して、他のヒョウも色々やっていたり、揺るがない拘りがあったりするかと思うと期待値高まるなと感じました。

 

夜桜さんち

うおおおお、ゴリアテレビヤタン大勝利。

それにしても今週は凶一郎さんと灰さんの関係性は権平先生が相当気を使って描いているなと思いました。お互いに意固地で譲らない性格故に手を取り合う事ができるかどうか分からない緊張が、ゴリアテさんのアシストで手を取り合う関係性に戻れたのは本当に良かったです。これくらいのピンチの状況がないと進まない二人ではあるんですよね。

あとラストのコマの「頭がフットーすりゅうううう」はエロくて良かったです。純粋な少年の性癖をまた歪ませてしまったな……。

 

(Cカラー)(読み切り)ゾンビジョン

最後クール便で発送されるジョンさんがシュールで面白い読み切りでした。

お代は身体で言っていながらその身体に本人が全く執着がないのは意外でしたが、本人的にはブラックジャックみたいに相手の誠意を見たい「その言葉が聞きたかった」的な事なのかなと思いました。

あと顧客が女体だった場合は女体化ジョンさんもあるのかと想像すると「それはそれで……」と思いました。

 

キヨシくん

ボウリング青春回。前半の女子がいることでガーター連発なキヨシ君も面白かったですが、最後5ページの展開のスピード感はヤバかったです。

早乙愛さん悪魔に憑かれる、「キヨシも悪気があってガーター連発したわけじゃないんだ」の友人リアクション、ストライクで悪魔を祓う&逆転勝ち、女子と手を繋ぐ事に成功は素晴らしいくらいに内容詰め込まれていてチョコたっぷりのトッポみたいでした。

 

逃げ上手

シイナさんを担いで逃走する小次郎くんカッコいいなと思いました。これは確かに「トゥンク…」しちゃいますね。台詞はなんだかエロ漫画みたいですが(笑)

そして後醍醐天皇と時行くんのやり取りは、歴史的事実と合わせて「こういう展開に持って行ったんだ」というのが興味深かったし面白かったです。帝に一歩も引かない時行くんカッコイイですね。

そして、最後に後醍醐天皇はっちゃける。これは器が小さい帝になるのか、それとも反転して器が大きい帝に描写されるのかは楽しみです。

 

アストロ

獅鷹さん全力のステゴロマグナムを防御しきる。「よけろよ」まで言っておいて防がれているヒバルくんではありましたが、獅鷹さん側の格はしっかり上がったのでヨシッです。

そして世剣一家がゼーレみたいな家族会議している時にはなかば冗談で「隕石群は世剣家が関係しているんじゃないの」と自分も言っていましたが、本気のマジになりそうのので驚いております。親父は東京で『聖杯戦争』でもやろうとしていたんでしょうか。気になります。

 

アンデラ

ルインさん不幸にも黒塗りの高級車に追突されてしまい、そこからの流れで宇宙にまで連れていかれてしまいましたね。気持ちいいくらいにずっとアンディたちのターンで面白かったです。

唯一風子ちゃん以外で前ループの事を覚えているニコさんとの会話「今最高に幸せだぜアンディ」「何言ってんだニコ、こっからだぜ!」は素晴らしく良かったですし、最後の「人生を楽しもうぜ!」は絶望を運び糧にする”神SUN”に対する宣戦布告の言葉としても最高の台詞だと思いました。うおおおお、最終決戦が始まるぜい!

 

キルアオ

先週から幻獣種希少組(ユニコーンレアクラス)作中で家庭科部の皆さんにめっちゃツッコまれていますが、よくよく考えれば名付けも含めて「なんじゃそりゃ!?」ですね。「本当に中学生か」は妥当な意見だと思います。

また、相手の言った「幻獣種は地獄で悪魔と契約した人間ばかり」というのは気になる台詞でした。もしかしてミツオカ製薬の人体実験とか絡んでたりするのかな?

騎馬戦は大狼さんが馬に乗る特訓をする事も含めて楽しみです。

 

さいくるびより

座敷童高校生ことねちゃん可愛いね。

夢のサイクに囚われている状況でことねちゃんが夢の世界の自分と協力してなんとかしそうな展開ですが、個人的には「さいくるびより」なのでしっかりとサイクを使って問題を解決して欲しいと思いますが、果たして。

 

(最終回)ネクロマンス

「ええっ、マジかよ、嘘だろ、オイッ!」

最終回がまさかの「メランコリー言いたいだけです」エンドで、思わず声が出てしまいました。近年稀に見る投げっぱなしの打ち切りエンドで震えました。

そして『極東・死霊(ネクロ)・愛(ロマンス)』のタイトル回収は意外性の塊で、更にチタリちゃんと耀司さんと薫くんの間で重い三角関係展開もあったのかもしれないと想像すると面白そうなので、自分としては肯定的でした。ただ「1話(もしくは3話以内)でここまでやってくれ!」とは思いました。(笑)

那波先生は巻末コメント読んだ感じ現在とってもメランコリーだとは思いますが、作中の耀司さんのように釣りでもして、また仕事に復帰して欲しいです。那波先生の次回作に期待します。

 

村上

紅院軍の皆さんそれぞれに確固としたボケの方向性があって、飽きさせない面白さがあって良かったです。特にドラゴンさんが味方でこそ輝くポジションだとは思わなくて、嬉しい誤算でした。

そして猫紅院くんはアザとすぎで「ええっ!」と声が出ました。自分が可愛いと思っていなければできない行動、紅院くん恐ろしい子っ……!