日本(1−1)韓国 引き分け
な……なんとか引き分けたぜ……
前の北朝鮮戦に比べれば守備組織および縦に速い攻撃は少しは形になっていましたが、フィニッシュまでいけることがほとんどなく、セカンドボールを取られて押し込まれるという悪い流れがずっと続いていて、非常にストレスが溜まる試合内容でした。
それでも守備陣がギリギリのところでふんばって(韓国の単調な攻撃にも助けれられましたが)PKの1点に抑え、山口のスーパーゴールで同点、なんとか胸を撫で下ろしました。
ただ、攻撃の形ができていないのは本当に深刻で、前の試合で抱いた「日本にハリル流のカウンターサッカーは合っていないのではないか?」という疑念はますます深まるばかりでした。
この結果により東アジアカップ2連覇の目標は途絶えてしまって悔しいですが、なんとかこのメンバー、最後の中国戦は勝利をそしてハリルのやりたいサッカーの希望を見せてほしいなと思います。
以下、各選手の評価です。
西川(5.5)‥チームを落ち着ける時間のタメを作ったりするのは良かった。大きなミスはなく最低限の仕事はした。PKは仕方がない。
森重(5.0)‥多少不運なジャッジではあったが相手にPKを献上してしまった。疲労のせいかプレーの質にムラがあった。
槙野(5.5)‥フィジカルでやられている場面が多く、荒いプレーでなんとか止めているといった印象だった。それでも守りきった。
太田(5.5)‥自慢の左足でのチャンスはほとんど作れなかった。コンディションが戻っていないのか運動量が少なかった。
遠藤(6.0)‥前回の試合もフル出場ながら、今回の試合も最後まで走り切った。スタメンでは一番若いながらガッツを感じた。
藤田(6.0)‥ディフェンスに粘り強く体を張って対応していた。ロングスローの場面が一回もなかったのは残念すぎた。見たかったのに。
山口(6.5)‥不用意なパスミスもあったが、上下に動いての多くの場面に顔を出して存在感を見せた。同点に追いついたミドルは見事だった。
永井(5.0)‥足元が不安定で前にボールを運ぶことができずいいところがまるでなかった。後半途中からは完全にガス欠だった。
倉田(6.0)‥運動量が豊富で守備に攻撃に周りをフォローする形でよく貢献した。同点のアシストも決めた。
柴崎(5.5)‥チームの中では一番ボールが持てていて回せていたと思うが、ミスも多く、不安定な内容だった。
興梠(5.0)‥ボールはある程度は保持できていたが、周囲との連係が合わず、個人の突破でも相手の脅威になる仕事はできなかった。
交代選手
浅野(5.5)‥前を向いてボールを貰っていいスピードを見せた場面はあったが、シュートまで持っていく積極性がなかった。
宇佐美(ー)‥時間短く評価できず。
川又(ー)‥時間短く評価できず。しかし終盤の高さ用員で入れられたと思うのだが、競り合い勝てなかった。
ハリル(4.0)‥交代を使うタイミングが遅く効果的ではなかった。攻撃の形が効果的に決まるということがいまだに見えてこず不満。