yukiakiの日記

映画とサッカーと漫画と猫が好きな男の生存確認ブログ 週刊少年ジャンプの全漫画の感想を書いて14年目

3DS『ドラゴンクエスト7』プレイ記録 03 「キーファよさらば!」…しかしその選択20年たった今でもやっぱりびっくりするな

フォロッド城  エリーの最後の「ありがとう」に救われました

 

デスマシーン(どう見てもデスピサロ)戦でカセットが本体から抜けて1時間分の内容がぶっ飛んだの泣いた( ;∀;)

……とまあ自分のそんな失敗談はさておいて、ストーリーも泣ける章でした。

フォーリッシュの町が陥落して、動かないカラクリ兵と物言わぬ棺桶がそこら中にある光景はかなり悲しかったです。戦闘のシーンを見せずにその前後の状況を見せる演出は、時に直接死ぬシーンを描くより心に刺さることがあるものです。

そして主人公たちの活躍により(一番重要な突入部隊を主人公たちに任せてきた時「こいつら正気か!」と思いましたが、結果オーライだったと思う)一応の解決がなされ、現代に戻ってきた時の、カラクリ兵のエリーが死んだゼボットの死を認識できずにスープを作り続けるシーンは心にきました。これに関しては最後の最後まで「エリーにとっての幸せは、壊されてこのループを終わらせるてあげることなんじゃないか?」という疑問符が拭えなくて複雑でしたが、若きフォロッドの王様の野心を和らいだ事が分かる展開と、壊されても修理されゼボットの世話に戻ったエリーの最後の「ありがとう」で救われた気がしました。

たぶんエリーの「ありがとう」を聞かなかったら、この章の評価は全然違ったものになっていたと思います。

 

 

■グリーンフレーク/メモリアルリーフ   死んでから一緒になっても意味なんてないよ……

 

後味が悪いお話だったぜ・・・。

誰が悪いというわけでもないですが、あえて言うなら「連れて行って欲しかった」と自分から婚約を破棄する勇気がなかったリンダが半分、リンダの想いも家族の想いもどちらもとれず逃げ出したペペの弱さが半分、どちらもどっちという不幸な関係だったと思います。現代になるとグリーンフレークが滅びリンダの墓が修道院にあることからリンダは実家を出奔したのだと思いますし、ペペはメモリアルリーフを作るも本人は一生独身で過ごした記録がある事から、結局二人は結ばれないままだったのでしょう。

でもだからこそ、この後の章でキーファは過去に残ったのかもしれないですね。死んでから一緒になることは慰めにはなっても、きっと意味や価値を見出せるものでは決してないのでしょうから。

 

 

■ユバール  「キーファよさらば!」…20年前も衝撃だったがやっぱり今でもびっくりするぞお前!

 

ストーリー上でキーファがいなくなることは既に分かっていたので、身構えながら「なんでこいつはいなくなったんだろう?」と考えながらストーリーを進めていきましたが、20年たった現在においても「よく分からない!」が結論でした。

もちろん前のグリーンフレークの件が前振りになったうえで「どちらも選べない選択しこそ虚しいものだから、後悔しない選択を」というのは分かるのですが、昨日今日会っただけの踊り子相手に選び、それまでの人生、あれほどまでに思っていてくれた両親や慕ってくれていた国民を捨てる理由は、結局理解できないままでした。

まあ、「常人には理解できない程の熱く燃え上がる恋だった」「きっかけなんかどうでも良くてそれほどまでに王子という職業が嫌だった」など理由はなんでもつけられます。とにもかくにも行動した結果が全てですし、最終的にこの選択が世界を救うことになるんだと思うので、今度こそはエンディングまでしっかり到達して、その行く末を見極めたいと思います。