yukiakiの日記

映画とサッカーと漫画と猫が好きな男の生存確認ブログ 週刊少年ジャンプの全漫画の感想を書いて14年目

週刊少年ジャンプ 20年 38号 感想

今週のアンケート 1位:BURN THE WITCH 2位:チェンソーマン 3位:マグちゃん


(巻頭カラー)(短期連載)BURN THE WITCH
久保帯人先生待望の新連載。
1ページ目の「おとぎ話なんてクソでしょ」からセンスでぶん殴ってくる読書体験は最高でした。
かわいい女の子に、呪文詠唱の格好良さ、動きや浮遊感が伝わってくるアクション作画、一枚絵の引き込まれる感じ、待ちに待っていたものが用意された満足感にみたされた第一話でした。
ていうかバルゴくん討伐の急転直下の展開に加え、トップオブホーンズなんていう設定まで出して、これ本当に4話で収まりきるんでしょうか。なんならちょとしたらまた続き描いてくれてもいいんですよ。
ともかく夏の大プレゼント、心ゆくまで楽しみたいと思います。

 

呪術廻戦
戦闘がもはや「ドラゴンボールか!?」というくらいのスケールで描かれていて面白かったです。現時点での頂上決戦という格がちゃんとあっていいですね。
宿儺さんの領域は煽り文で「厨房」と表現されてるので料理能力なのでしょうか(今まで使っていたのは火と包丁?)。予想していたのは色々な属性武器が入っている箱みたいなものだったので、ネタ晴らし楽しみです。
しかし、これを基本術師一人で従えれれる想定だった作った人、頭イかれてますね。攻略本読んでても無理ですよ絶対(笑)

 

ワンピース
今週も内容盛り沢山。
ジャック部隊を整え超有能、サンジがキング相手では大ピンチでどうなるの、この状況でもゼウスを諦めないナミさん最高、ビッグマムにはフランキーとプルックが格好良かったぜ等々、ごちゃごちゃ感が戦争している感じがしていいですね。
あとヤマトが思った以上に「俺はおでんなんだ・・誰がなんと言おうと光月おでんなんだ・・」リアクションで、なんか怖かったぞ(笑)

 

(Cカラー)ストーン
カラー扉絵、映画ポスター風ですね。ドリル戦艦は男のロマン
本編は大樹くんのコミュ力が圧倒的すぎて笑いました。やはり元々第一の千空くんの相方、存在感ありますね。
あとはドリルマシーンや洞窟の壁や天井をしっかり固定しているギミックがしっかりしているところが見ていてとても感心するし、楽しいです。決して地味なんかじゃない、カッコいい穴掘りだぜ!

 

ヒーローアカデミア
グラントリノ逝く。志村さんの選択が間違っていたとはまだ言えませんが、結果的に彼はその答えを得られないまま死んでいったのは悲しかったです。
最後の場面、個性破壊弾がここで使われる展開は「ああっ!」と思いました。ヒーロー側の敗北が描かれそうで来週が恐ろしいです。

 

マグちゃん
溶けたマグちゃんと、天井にぶら下がっているマグちゃんが(シコルシキーみたいで)可愛かったです。毎週かわいいポイントあるの凄いなと思います。
あとは、かき氷にがっかりしつつも、お留守番時には、しゃぐしゃぐでろでろしているの、マグちゃんやっぱり暑かったんだなと感じれて微笑ましかった。

イズマ君にも慣れてきたので、来週も楽しみです。

 

(Cカラー)マッシュル
仮面の人、容姿的に女性でしょうか。美形男子ともとれるので難しい判断ですが、二本線で悪魔の目持ちはなかなかに中二力高いキャラで好きな感じでした。
基本相手の魔力封じに身体強化というスタイルが、フィジカルモンスターのマッシュ君には相性悪いのは仕方ないですが、来週はただハリケーンを喰らうのではなく、ギリギリまで避け続けるなどの攻防戦期待します。

 

ニライカナイ
人面魚ギャグ、マジで初見は困惑の方が強くてどう反応していいか分からなかったのですが、2回目以降はちゃんと笑えました。田村ギャグは独特の味がある。
あと、30歳を越えてアラフォーに近づこうとしている身としては20代はまだおっさんではないと思います。30歳を越えたら(自分自身もそうだが)おっさんだ。

 

チェンソーマン
唖然・・・
今週はマキマさんの「私がパワーちゃん殺すから」の台詞の後はマジで理解が追いつかない展開で、読み終わった後でも混乱したままでした。
やっとの思いで一旦冷静になってみると「このぐちゃぐちゃな状態に付け込んでくるのが支配の悪魔の狡猾さと怖さなのか!」と気づいて震えがきました。扉を開けたのがデンジくんであることも、ある意味で未来の悪魔の予言が達成された展開で、とても辛い気持ちになりました。
週の始めにこんな漫画見せられたらグッドスタートきれねえよ・・と思いましたが、面白いことは間違いないんだよなあ。

 

あやかしトライアングル
変装祭里ちゃん最初ガチで誰か分からなかったのですが、決め手はなんだってのでしょう、声かな?
二ノ曲先輩は、個人的に絡むならもっと両親巻き込むなりして、一気にすずちゃんと距離感近くなってもいいのになと思いました。今だけだと男祭里ちゃんみたくアイドルのファンみたいな立ち位置ですね。

 

モリキング
モリキングと王香ちゃんが再び激突しましたが、喧嘩はやめよう展開で、勝子ちゃんハーレムに話の舵が切られるのは意外でした。
5人目がまだ出てこないので確定ではないですが、明確な敵キャラを作らない感じになりそうですね。優しい世界。

 

(Cカラー)ブラッククローバー
今週はカラー扉絵から重い感じ続いていましたが、その流れを逆転させる一手として、存在を示唆されていた黒の暴牛副団長が悪魔憑きで登場してくるというのは、とてもインパクト強かったです。

ものすごいピンチ故に突然の登場でも好感度高いんですよねナハトさん。このあたり田畠先生は漫画が巧いなと感じます。

 

ロボコ
新キャラのニョンタがちくわが好きなのは「忍者ハットリくんの獅子丸かよ」と思いました。あいつ犬だけど。
今週はリコーダーが純金の意味分からなさと、母親のベンズナイフパロディ、ラストのスラダン海南戦後のロッカーパロディに笑いました。安定して面白いですね。

 

夜桜さんち
犬ぅぅぅぅ! 死なないでぇぇぇ!!!
ゴリアテがやられかけて更に屋敷侵入を許して分断は、この漫画に珍しいピンチなので緊張感出てました。

そしてそれ故に最後の太陽くん復活は興奮する展開でした。これで1周年突入カラーはテンション高いですし、凶一郎兄さんの本気も太陽くんのパワーアップもどちらも楽しみです。

 

(読み切り)みゃくなし
Twitter漫画を見ているみたいな、ワンアイデアのオチナシラブコメを見ているみたいという感覚です。嫌いじゃないし、むしろ好きな方なのですが(Twitterなら続きが読みたいでいいね押していた)、本誌で読み切りとしてもっとドラマティックな決着欲しかったです。

 

アンデッドアンラック
風子ちゃんはキスで隕石を呼び、ラトラちゃんは「こっちもする」に「まじめになさい」とツンツンする、どちらも良いカップル対決でした(ちょと違う)。
不治さんの「治療行為を否定する」能力が「自分を殺せば能力が解除されることを開かせば、殺す攻撃が治療行為になって攻撃が通らない」という解釈になり、それをアンディが「自分が助かるために行わない攻撃」であるが故に攻撃が通るに帰結する流れは秀逸でした。不治さんの自信満々の理由も、その後の感心も納得の展開でした。面白い!

 

ぼく勉
夜になったらメイド服を着てくれたりナース服を着てくれる大人女性、それはもう恋人ではなかろうか・・・?
どう物語を動かしていくか分かりませんが、忘摩ちゃんがその切っ掛けになりそうですね。デザイン好きなので活躍期待しております。

 

アグラビティ
コージーの好感度が上がる回。
銀河生主ナンバー1にツテを持っていたり、コージーってスペック半端ないですよね。この暇を持て余した神の遊びムーブをしつつ、偽物が出たときにはシュンとしちゃうのが彼の魅力ですよね。あと借金漬けにせず、ポイントを戻してあげるのも優しいと思いました。

 

(最終回)ボーンコレクション
最終回もすごい勢いで駆け抜けていったぜ・・。
先週からのあまりの怒濤の展開に今週での終わりは予測していましたが、勢いで押し切ったわりにちゃんとまとまっていて、さらに「骨抜きにされたのじゃ」で締める、素晴らしい着地だったと思います。
九尾の最後とか楽しさに置いてかれる恐怖で殺すはなかなかに渋かったですし、納得の最終奥義だったのも好きでした。
あとりのちゃんの既読スルーとか、動画低評価680万とか、小ネタも面白かったです。
短期打ち切りでありましたが、個人的には2話の兄貴がスク水着ていた所から「これはこういう漫画なんだ」と理解できてからは、独特の雰囲気が癖になる、とても大好きだな作品でした。べえちゃんの白羅さんの評価、ミルクボーイ回のごり押し、九尾の雑な処理など、スマッシュヒットするネタも多く、もっと見たかっただけに残念でなりません。
しかしながら確実にジャンプ読者にそのポテンシャルを見せつけたと思いますし、週刊連載ペースも掴んだと思うので、次回作で羽ばたいてくれることでしょう。

雲母坂先生の次回作に期待します。


タイムパラドクス
う~ん、物語の構造としては、「透明な傑作」を追い続けた佐々木は長い旅路の果てに万人に向けたそれではなく「藍野伊月のための物語」を完成させたんだ、みたいなニュアンスでまあ言いたいことは分かるのだが、根本的なとことで、「他人とのふれ合いのない中で描かれたそれは本当に面白いのか?」とか「只のストーカーの妄文になってないか?」みたいな疑問符がつくし、佐々木君の力量への信頼感が薄いせいで、ぜんぜん熱い展開に思えないのは残念でした。
佐々木の世界に他人が必要でないのが一貫した描写だったとは思いますが、それだと共感は得られないと、改めて思いました。
まあとりあえず自分は伊月ちゃんが救われてくれれば後はなんでもいいので、(おそらく)最終回の展開は楽しみにしにおります。