yukiakiの日記

映画とサッカーと漫画と猫が好きな男の生存確認ブログ 週刊少年ジャンプの全漫画の感想を書いて14年目

映画『劇場版ファイナルファンタジー14 光のお父さん』感想  普遍的な父と子の物語で泣いた。あと、お父さん可愛いっ!

原作未読、ゲーム未プレイ、ドラマ版未視聴ながら、タイトルがめちゃくちゃ気になったので鑑賞。平日レイトショーで、観客は50人ほど、男女比率は半々くらいで30代くらいの方が多い印象でした。

公式サイト → https://gaga.ne.jp/hikarinootosan/


【公式】『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』6.21(金)公開/本予告

吉田鋼太郎演じるお父さんが可愛かった!

現実世界では寡黙でちょっと怖い印象がありながらも、コントローラーを必死に握ってゲームにはまっている様はどこか可笑しく、ゲーム内キャラクターでは派手な動きをしたり他のプレイヤーの口癖「ぴょん」がうつってしまってコミカルになっているど、そのギャップがおおいに笑えました。

そして坂口健太郎演じる息子との、ゲーム内や現実での不器用な交流は、しっかりとした「父と子の和解の物語」になっていて、泣けました。

自分と親父の関係は佐藤隆太が演じていた会社先輩とほぼ同じで、ちゃんと会話する前にその関係性が絶たれてしまったものなので(官能小説のくだりとかお前は俺か状態だった(笑))、だからこそ理想に近いものとして、自分ではない誰かの物語として、父と子の和解がちゃんとなされた事が、とても心に刺さり、感動できました。

あと、オンラインゲーム内パートの映像がすごく良かったです。ゲーム世界の風景の綺麗さはもちろんとして、ちゃんと現実世界の地続きであり、人間が存在している感じを、アバターの演技やカメラワークでしっかりと描けていたのは、見事な職人芸だと思いました。

ファイナルファンタジー14をプレイしていない人が見てもしっかりと感動が伝わる、そして今という時代だからこそ描ける「父と子」の骨太のお話で、名作だと思いました。