平日のレイトショーで吹き替え版を鑑賞。観客は30人ほど。男ばかりでした(前作は何故かカップルばかりだったので、たまたまかな?)。
前作同様、今作も軽快にジョークをとばしながら敵をバッサバッサと切っていく憎めない奴、デッドプール大活躍で面白かったです。
今回は序盤で愛する人が死んでしまって少しシリアスですが、最終的にはそれを全て(いい意味で)台無しにするボケを決めてきますし、映画ネタのギャグも随所にこれでもかと放り込まれてくるので(「氷の微笑」と「アナ雪」ネタが良かった)、暗くならずに楽しく見ることができました。
さらに前作で自分が好きだった酒場の兄ちゃんやミュータントのコロッサスやネガソニックの他に、2ともなれば思わぬ味方がたくさん登場するので、それも面白かったです。特にそのほとんどがあっさり死んでしまうのが実に「デッドプール」らしくて良かったです!
そして今作を見ていて改めて思ったのは、僕は彼のクソッタレな境遇の中にいて、不死身なだけで良いこと全然ないのに、それでもユーモアたっぷりに、タフネスにこの世界を生きているのが好きだということでした。
だからこそ、彼に友情を感じたマッチョな未来人ケーブルや、彼に心を開いた少年ラッセルの気持ちもよく分かったんですよね。そのせいか、何故か最終的に映画そのものが感動巨編のファミリー映画っぽくなっているのが、妙に心地良かったです(笑)
あと、一番笑ったのはエンドロール後のデッドプールの行動でした。ライアン・レイノルズ、お前「ウルヴァリン」と「グリーンランタン」にそんな恨みあったのかよ(笑)