yukiakiの日記

映画とサッカーと漫画と猫が好きな男の生存確認ブログ 週刊少年ジャンプの全漫画の感想を書いて14年目

映画『BORUTO』感想  素晴らしいナルトの完結編にして、次代ボルトの序章。ナルトファンは必見の映画です!

友達が大絶賛していたので観に行きました。夏休みなので、平日昼間の回を鑑賞。観客は100人ほど。子供連れはそれほどおらず、20代30代が多い印象でした。

公式サイト → http://boruto-movie.com/

観る前は「ポッと出の息子なんか主役に据えて大丈夫かなあ」と懐疑的でしたが、完全に覆されました。面白いっ!

ボルトの成長の物語、ナルト世界のその後の物語、ナルトとボルトの親子の物語、アクション娯楽大作、あらゆる要素がバランスよくふんだんに盛り込まれ、なおかつ最後にはちゃんと次世代の3人、ボルト、サラダ、ミツキ等の物語が見たくてしょうがなくなるという期待感を抱かせる、最初から最後までテンション上がりっぱなしの、個人的にはシリーズナンバー1、文句なしの傑作映画でした。

個人的にはジャンプに掲載されたこの映画の前日譚でも評価が決して上がらなかった(笑)サスケの師匠っぷりがヤバかったです。ボルトの負けず嫌いを見抜いて的確に励まし、あえてチート忍具を指摘しないシーンとか、敵に対してボルトをたててサポートに回る姿勢とか、本当に良い師匠キャラでした。また、ナルトのコンビとして、裏の火影として、サラダの父親として、獅子奮迅の活躍を見せてくれて胸が躍りました。

ジャンプの読み切りがサラダの物語だったかというのもすっごく附に落ちる内容で、彼女の家の問題が片づいているおかげで、サスケがボルトにつきっきりになる事にも余計な違和感を感じませんでした。

そして何より一番の目玉は体術を中心としたスピード感溢れるアクションです。特にラストバトルのナルトとサスケの最強タッグの戦闘シーンは脳内物質がドバドバと溢れ出るほどの大興奮でした。「パネェ!パネェ!」と脳内で叫びまくってました(笑)

また、ボルトとナルトの親子の物語も親のいない幼少時代を過ごしたナルトの不器用ながらも歩み寄っていく形、ボルトの時には易い道に流されながらも精一杯正直にナルトに認めてもらおうとあがく様は良かったです。そしてバトルラストでナルトから螺旋丸を受け渡されるところの「こんなに大きくするまでにいったいどれほどの・・」とボルトが涙ぐむシーンのとところで、かつてのナルトが歩いてきた道、自来也先生やミナトさんのカットが挿入される場面は、私泣いていました。父の偉大さを知り決意を新たにするボルトに、自分が15年見てきたナルトの歴史も重なって、とても感動的でした。

まさに、素晴らしいナルトの完結編にして、次代ボルトの序章(続編あるかどうかは未定ですが)だったと思いました。ナルトファンは間違いなく必見の映画でした。