yukiakiの日記

映画とサッカーと漫画と猫が好きな男の生存確認ブログ 週刊少年ジャンプの全漫画の感想を書いて14年目

映画『ワンピース スタンピード』感想 20周年に相応しい大喝采の出来映え 改めてワンピースを読み返したくなりました!

平日のレイトショーを鑑賞。観客は200人ほど。20代くらいの若い世代が多かったです。

公式サイト → https://www.onepiece-movie.jp/


劇場版『ONE PIECE STAMPEDE』予告

これこそが「お祭り映画」だっ! 

もう最初っから大興奮で、途中からはギアマックスどころか天井突き抜ける勢いの天元突破でどこまでもテンションが上がっていき、ラストは壮絶な疲労と共に心は晴れやかになっているという、まさに一つの冒険を終えたかのような気分になれる大傑作でした。

今回は特に敵役バレットとフェスタがいい味を出していたと思います。元海賊王のクルーに世界一の祭り屋。しかしどちらもロジャーに敗北感を感じていて(特にフェスタが大海賊時代を作ったロジャーに祭り屋として嫉妬しているというのは面白かった)それを越えるために世界に宣戦布告をするという展開が良かったです。その規模の大きさや強さが、そのままロジャーの偉業を際だたせて本編に繋がっていくというのが上手かったです。そしてバレットとフェスタが用意した海賊王のお宝が、もはや実質ワンピースで「その手があったのか!」という驚きは凄かったです。その結末も実にワンピースらしいケリの付け方で面白かったです。

そして何より今回の魅力は本編に出た豊富なキャラクター達。まずは何といってもルフィ。終始カッコいい男でしたが、バレットとの決着で言った台詞は特に痺れました。この台詞の根底になる思いこそワンピースだと思います。

そしてウソップ。三回くらい涙を誘うシーンがあってその男気とルフィとの友情は泣きました。

その他一味も大活躍で、ゾロもサンジも戦闘カッコいい、ナミとロビンとチョッパーは衣装が可愛い、プルックも剣士として活躍したし、フランキーは序盤のサニー号改造は笑った。

後はバギーが予想以上にコミカルキャラとして色んな場面に出てきて存在感出していたのも嬉しかったですし、スモーカーは最近ご無沙汰の鬱憤を晴らす出番の多さかつヒナ嬢との大人の信頼感ある絡みやサボとの火と煙で決着つかない絡みは懐かしさすらありました。

ハンコックは終始可愛く、そして「めっちゃ強じゃないですかっ!」と評価が3段階位上がる格を見せますし、クロコダイルはロビンと短いながらもワンピースファンなら泣く組み合わせで絡みますし、ローさんは今回も超苦労人(しかもいつも以上に話聞かない人ばかりで苦労マシマシ)でらしかった(笑)

最悪の世代の皆さんも船でレースをしたりバレット相手に共闘したりと全員活躍して大満足(特にウルージさんはまた格があがってしまった)でした。元気なキラーさんとキッドさんを見るのも感慨深かったです。

とにかく色々なキャラが登場する度にちゃんと活躍する、バトルシーンはどこも派手で見応えばっちり、そして本編ではなかなか見られないこの映画だけのキャラクター同士の面白い絡みがたくさんある。

まさにワンピース好きは必ず幸せになれること間違いなしの体験ができて、至福の時間でした。

またワンピースを読み返したくなる、そんな気持ちに駆られる映画でした。

最高オブ最高に面白かったです!