yukiakiの日記

映画とサッカーと漫画と猫が好きな男の生存確認ブログ 週刊少年ジャンプの全漫画の感想を書いて14年目

映画『アリータ:バトルエンジェル』感想 サイボーグアクションさいこぉぉぉ!! 一方でアリータの純粋さはちょと自分には怖かったです。

原作未読。平日のレイトショーを鑑賞。観客は50人ほど。40代くらいの男性が多い印象でした。

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映画『アリータ:バトル・エンジェル』予告【天使降臨】編映像

バトルアクションめちゃくちゃ楽しぃ~~~~!!!!

全身機械の体から針やケーブルやカッターが飛び出す面白ギミックサイボーグ戦士たち相手に、全身サイボーグとはいえ洗練された動きと格闘術のみで闘うアリータはめちゃくちゃロマンがあったし格好良かったです。

特にアリータ自身の動きが綺麗で気持ち良かったのが素晴らしかっです。たとえばそれは鏡の前で自分の動きを確認しているシーンとかによく現れていて、実に美しかったです。人間の動きの究極を機械で再現した事によって見られるある意味で人間を越えた流動性は、人間賛歌とは別の意味での洗練された美を漂わせていたと思いました。

一方でストーリーはまとまっていたとは思いますが、アリータ自身のキャラクターが純粋すぎて、自分はちょっと突き放されてしまいました。

それは途中で助けた犬にもダブってくるのですが、彼女の魅力や可愛さはおそらく犬的なものなんですよね。好きな相手に自分の心臓すら躊躇無く与えようとしてしまうのは、サイボーグ少女ですし属性的にはありなのですが、どうしてもそれが「人間らしさ」とかけ離れたものに自分は思えて、逆に「怖い、この娘!ヤンデレ!」となってしまいました。

ただ、この感情は自分の中では興味深くて、犬耳少女とかもっとロボ娘みたいな感じだった気にならなかったと思うのです。アリータも眼が異様に大きいデザインをしているのは、人間じゃないことを表しているのでしょうが、自分はこれを人間というカテゴリーで認識するんだなといのは発見でした。

となあ、色々変に感情が揺さぶられる部分はありましたが、頭空っぽにしてアクションだけでも十分楽しい映画だったと思うので、とても満足できました。