yukiakiの日記

映画とサッカーと漫画と猫が好きな男の生存確認ブログ 週刊少年ジャンプの全漫画の感想を書いて14年目

週刊少年ジャンプ 18年 30号 感想

「ジガ」と「ロボ」が最終回。どちらもいい締めだったと思います。

 

今週のアンケート 1位:火の丸相撲 2位:ヒーローアカデミア 3位:呪術廻戦


(新連載)(巻頭カラー)田中誠司
ターミネーター
読み切り版から大幅に設定を変えての連載となりました。しかし、読み切りの時と比べて戸惑いが大きかったです。
まずタイムトラベルとなると、それを発明した人でもないかぎり、特許とか投資している人とかの関係で第三者がビジネスにするなんてとても無理だと思うのです。主人公は「ビジネスに取り入れた人」なんですよね、ここが違和感でした。
あとは「サラリーマン」ではなく「秘書」という設定が、電車通勤や名刺や判子にあまり結びつかなくて混乱しました。社長秘書というと若い女性キャリアウーマンがまず思い浮かぶのです。
なんか、無理矢理に田中誠司というキャラクターを起用した感じで、「ビブリア古書店」に剛力彩芽をキャスティングした違和感みたいな感じ(どちらも良い個性持っているのにそれを合わせちゃ駄目でしょ)がしました。
まあしかし、50兆を100兆に書き換える時岡くん及び田中誠司のキャラクターは良いので、2話以降に化けてくれることを期待しています。

 

鬼滅の刃
玄哉くんの回想は切なくて、体は多くとも彼がすごい幼く見えました。だからこそ炭治郎くんの長男力とも相性がいいんだなと納得する一方で、何故これほどまでに耐久力があるのかという説明になっていないので、玄哉くんの体の秘密(鬼だから呼吸が使えないんだろうけど)はますます気になってます。

 

ストーン
通信機がある事の優位性が端的に分かる話で面白かったです。
ゲンさんの察しの良さや、モールス信号を送る機転、すり替えマジックなど、本当に敵に回したくない大活躍で、頼もしいなと改めて思いました。

 

(Cカラー)ぼく勉
カラー扉絵めっちゃくちゃ良かったです。これは全文乃ちゃんファン大感涙ではなかろうか!
文乃ちゃんはあしゅみー先輩だと思っていた事が判明しましたが、バレた時にどんな反応をするかも楽しみです(できればいばら会の皆さんもバラして欲しい)。
そして理珠ちゃんが自覚なくプロポーズみたくなってしまうのは、彼女のキャラクターに合っていてキュンキュンしました。
文理が攻勢を極めているので、文化祭うるかちゃんにも更なる出番が欲しいです。

 

ネバーランド
アダムくん人間越えすぎではなかろうか(笑)いったいあの施設は何を作ろうとしているんでしょう?
エマちゃん刺されてしまいましたが、これはもう第三者的介入がないと無理な気がしますが果たして?

 

ソーマ
田所ちゃんの女将さん姿は確かに様になっていて良いですね。
貫禄がでてきた感じは良いですが、逆に彼女の愛しい危なかしさが消えていて、そこはちょっと寂しかったです。
王様はキャラが濃いので、リアクション芸は期待しております。

 

(Cカラー)呪術廻戦
扉絵の野薔薇ちゃん足太い、やったー!!
今週はジョウゴさんが敵ながら生き残ったのが嬉しかったです。
あと芥見先生は表情のつけかたが上手いですね。「よく言うよ」の夏油さん、助けられて不満そうなジョウゴさん、挑発する真衣さん、それを受けて「超うざってー!」て顔に出る野薔薇ちゃんと伏黒くん(笑)、どれも言葉よりも感情が伝わってきて素晴らしかったです。
来週は伏黒くんの好みの女性気になります!

 

ハイキュー
「攻撃で粘る」という概念は、感覚としては知っていても、明確に言葉にされることにより、なんか腑に落ちる感じが良かったです。
天童さんの解説はやる気なく見ている体制も含めて、含蓄あるもので素晴らしいと思います(それにつき合う五色くんも好き。)。

 

ブラッククローバー
今週は少しページ数が少なかったせいか、後半は情報団てんこもりでしたね。
たぶんそれで最後の糸で引っ張ってタイミングをズラし、マグナ先輩が切って加速する流れが分かりづらくなってしまった印象でした。空中で粘るのがアスタくんだぜ!

 

ヒーローアカデミア
エンデヴァーさんやられるっ!
吹っ飛んだ左目の痛々しい絵から、轟くんの表情に繋がっていく演出は鳥肌でした。絶望する子ども達の表情や、エリちゃんを部屋に戻す相沢さん、古傷を押さえるオールマイトさんなど、不安を煽る演出ましましですが、まだ倒れた所を見れば脳味噌まで貫通しているとも抉っただけどもどちらとも言えるので、なんとか復活して、活躍見せて欲しいです。
ていうか、ここでこのままだったらホークスさんもヤバい・・。

 

紅葉
ライバルっぽい人を登場させたらさっさと対戦させるスピード感はありだと思いました。イマイチ一門の絆というものは俺には理解できていないので(将棋指しは1人で闘うものでしょ、勝利の栄光も敗北も辛苦も全て代わりのない自分のものでしょと思っている)、その良さが分かるといいなと思います。

 

(Cカラー)アクタージュ
「千世子ちゃん私・・顔怪我しない?」の後の千世子ちゃんの表情凄く良かったです。死の危険の後でも骨の髄まで役者だった夜凪さんに、仮面を被り直したかのような、でもそれは確実に彼女そのものである笑顔で答える感じは、めちゃくちゃ友情していたと思います。
あとは映像のために人の道を外れることも厭わない自分を再確認した監督が「安心した」と言っているのも良かったです。それでこそ創作者だと俺は思うのです。

 

侵略
だんだんリアちゃんが「からかい上手の高木さん」みたいに見えてきたぞ。宇宙人を見破るフリをして甘えている人みたいな感じがして、実際は逆なんだけど、その曖昧な感じがじつにラブコメしていて楽しいです。
一方、華星ちゃんは当初はあったヒロイン的面影が完全に消えている(笑)

 

火の丸相撲
刃皇さん格好良すぎかっ!!
先週までは火の丸くんが地力もしくはレイナさんの力で立ち直ってくれることを望んでいましたが、今週のレイナさんの涙、その気持ちを察して「彼は間違っている」と肯定してくれる男らしい刃皇さんを見て、意見を変えました。刃皇さんには無道を制御した更に上があることを火の丸くんに提示してもらいたいと思います。
ラストの闇に包まれた火の丸くんは、そのまま彼の相撲愛の強さが変質したものといえるので、(レイナさんが泣いてしまうくらい)凄まじいなと改めて思いました。

 

ノアズノーツ
蘊蓄をまじえつつハイノーツを使ったバトルと、今週はこの漫画らしい展開で良かったです。本当に先週騎士の人が脱いだ意味ないですが、適度にエロかったので良し!
しかし「俺の記録(ノアズノーツ)」というタイトルが台詞の中に書かれてくると終わりが近そうで不安だ・・。

 

銀魂
鯱さんと死神さんの伏線回収笑った。
そういえば登場してなかったですねこの人たち。絶対空知先生が忘れていただけだと思いますが、上手い使い方、復活のさせ方だったと思います。
あと、新八は絶対銀さんに気が付いていると思うのですが果たして。

 

幽奈さん
「冬空くん・・星空が見てる・・!」は笑った。そんなところにまで遠慮するなよという感じが、実に千紗希ちゃんの妄想らしくて良かったです(アダムとイブの語彙も経験のない人の妄想らしかった)。
コガラシくんが葉っぱパンツになっているのもなんか面白かったです。


(最終回)ジガ
残念ながらの打ち切りでしたが、締め方は怪獣モノとしての矜持を示したか形で好印象でした。
人類にとっても獣機にとってもの驚異、「怪獣」ってそういう制御できない圧倒的暴力感が魅力なので、連載中いろいろな方向に行きましたが、やっぱりこれは怪獣モノだったんだと思われるラストで胸が熱くなりました。
個人的にけっこう好きで、これで駄目なら「怪獣」というジャンルは純粋にそれだけではジャンプで闘えないんだなと、諦められるくらいには良作だったと思います。
佐野先生と肥田野先生の次回作に期待します。


(最終回)ロボレー
爽やかに俺たちの闘いはこれからだEND。
1週決着にかけたことからロボくん敗北も考えましたが、やはり勝って終わった方が気持ちがいいですね。池に落ちたドンが泡吹いて倒れた所とか超良かったです。
この漫画は主人公が圧倒的に地味でしたが、「黒子のバスケ」であったよなトンデモスポーツ要素を上手く採り入れ、人間関係も爽やかかつ勝負はちゃんと盛り上がる場面があって、安定して面白かったです。しかし逆を言えばヒットは打つけどホームランはないという漫画だった印象でもあったので、そのあたりが連載が続かなかった理由かもしれません。
ともかく藤巻先生は地力がある方なので、また次の連載期待しております。