yukiakiの日記

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唐突に『フリケン龍(ドラゴン)』というコロコロに掲載されていたけん玉漫画の思い出を語る 

テレビでけん玉をやっている映像を見ていたら、ふと、昔コロコロコミックで連載されていた大好きだった『フリケン龍』という漫画が懐かしくなったので、思い出を語ってみたいと思います。

 

ちなみに何故こんなことを書こうと思ったかというと、調べてみると『フリケン龍』はどうやら単行本化されていないらしく、ネットを見ても詳しい内容が載っていないことから、このままでは自分自身を含めて誰もがあの漫画の面白さを忘れてしまうのではと危機感を覚えたからです。また記憶違いが多々あるかもしれませんので、もし詳しい方がいたら、そのあたりは大目にみてもらえたらと思います。

 

まず子どもの頃、自分が初めてこの漫画を見たのが、後の師匠になるお爺さんキャラと主人公の対決回でした。その前の回で『星闘士聖矢』のカシオスみたいなキャラが主人公に負けたらしく、そのリベンジに師匠を連れてきたというものでした。
そしてその対決は10メートル程離れた場所の台の上から互いに糸の超長いけん玉を使い、制限時間内に相手のけん先に自分の玉を入れたら1ポイントという、まさに狂気のとしかいいようのないルールでした。
当然普通に放っても入るわけがありません。しかしお爺さんは糸に微妙な力加減を加えることにより自由に玉を操り、たとえ主人公がけん先を後ろに隠してもピンポイントでけん先に突き刺すという達人だったのです。
当然主人公はスコアでボロ負けなのですが、制限時間残り僅かの時に糸を限界までけん先に巻き出します。観客が訝しがる中、ラストにもう1点取ろうとしたお爺さんが玉を放ると、主人公も合わせて玉を繰り出します。するとその軌道は糸をぐるぐる巻きにした恩恵で円を描き、それはまるで龍のようなエフェクトとなり(画像が無いけど見開きで超カッコいい!)、お爺さんのけん玉の糸を巻き取るようして正確にけん先に向かいます。そしてまるで龍が食らいついたかのようなエフェクトがあり、「ふぉっ!?」と驚愕のお爺さんのアップとそのけん先に突き刺さった主人公の玉。勝負には負けてたものの、一矢報いるという熱い対決でした。ちなみに俺はこの回で大ハマりし、次の日には自前のけん玉を買っていました。そしてタイトルにもあるフリケンはおろか大皿にすら難しくてなかなか乗せられない事に絶望するのですが、次の号が発売するまでにもしかめ(大皿と中皿に交互に乗せる技)10回くらいはできるようになっていました。

 

その対決後、主人公はお爺さんのけん玉道場に行きます。そこで柄の部分が異様に長くて槍のような形をしたけん玉を持って倒れていた謎の少年と共に、弟子入りを希望します。そこで与えられて課題はなんと、滝壺の練習場で糸無しフリケンを決めるというものでした。因みにフリケンとは、糸を振って戻ってきた玉をけん先に刺すという、糸があるからこその技なので主人公たちは驚きます。もちろん僕も驚きました。この凄まじいまでの無茶振りが実に少年漫画らしくて僕は大好きです。
試行錯誤の末主人公達は滝壺に吹く風の力で玉が戻ってくる事を発見しますが、戻ってくる際の数の通りがぐちゃぐちゃで玉をコントロールできません。そこで玉に回転を加える事で風に負けないようにすることを考えますが、力が足りなくて失敗します。もう諦めようかという時、主人公は偶然にできる小さい竜巻に玉を通せば回転力が上がるのではと思いつき、滝壺に吹く龍の息吹に耳をすませます。そして「そこだ!」と放たれた玉は見事竜巻の中を通るのですが、あと一歩の所で主人公には届かず滝壺に落下していきます。もう駄目かと思われたその時、水面に落ち掛けたけん玉は上昇気流を受け、けん玉そのものが一つの巨大な竜巻となって、まるで龍が昇ってくるかのごときエフェクトを身にまとい、怒濤の勢いで主人公の位置まで戻ってきます。見事それをけん先に突き刺した主人公は弟子入りを認められるのでした。
この回は大興奮で読み終えました。そして龍の息吹を聞く集中方法を覚えたことにより、それまで10回に1回くらいしか成功しなかったふりけんが3回に1回くらいは成功するように成長しました。

 

そしてその後はなんちゃらかあって(しっかり覚えてない)お爺さんのけん玉道場の秘宝であった龍神の玉が、かつての弟子であり、今は門下生が1000人近くいる少林寺みたいな道場の主となった、闇のけん玉使いに奪われてしまいます。そこで主人公と、実はかつてそこの門下生であり酷いしごきに耐えられなくなって脱走したということが明かされた謎の少年は、共にその秘宝を取り返しに相手の道場に向かいます。
そこで門下生を一蹴した彼らは(修行により超強くなっていた)、大ボスがいる五重の塔みたなところに挑みます。
この頃には自分は世界一周という技ができるようになっていましたが、同時に他のガチ勢の凄さを目の当たりにするようになり、「あそこまではできない・・・」と気持ちは少し落ち込んでいました。

 

そして、五重の塔、第一の番人は大皿と中皿のところが斧の刃になっている特殊なけん玉を持ったムキムキマッチョな大男でした。これをなんとか倒した主人公(方法はすいません覚えていないです)、第二の番人は手裏剣のような形をしたけん先が4つ付いたけん玉を操る長髪の男でした。これに対抗するのは謎の少年、彼は実はすごく強くて、長髪が繰り出した8個の玉を、槍を回すようにして全てはじき、けん先にまるでお団子のように8個の玉を乗せるという曲芸を披露します。そして、お返しとばかりに放たれた8個の玉は長髪に止められた後、ショットガンのように散乱し長髪男を倒します。因みに、この5重の塔あたりから勝負ルールが相手に玉をぶつけるように投げて受け止められなかったら負けという、暴力上等の謎ルールになっていましたが、少年ホビー漫画はそんな細かいことを気にしていては読んでいられないのです。インフレサイコー!
そして3人目は漫画内ダイジェスト(1コマ)で雑に葬られ、4人目の刺客は「『爆走兄弟レッツ&ゴー』のイタリアチームのカルロみたいな奴でした。舞台は底が見えないほど深い縦穴の上で、空中に浮いた直径1メートルくらいのけん玉の上から落ちたら負けというデスマッチです。カルロは消える魔球を使い、先に勝負に出た謎の少年は奈落へ突き落とされます。続いて主人公が挑みますが消える魔球の攻略法は難しく苦戦します。しかし粘ってその軌道に慣れていくと、カルロは焦りから自らの汗で滑ってしまいました。そのまま奈落に落ちて死亡かと思われた瞬間、主人公はけん玉の糸を相手の腕巻き付けて落ちるのを防ぎます。「敗者には死だ」と主人公の情けを拒否するカルロくんですが「けん玉は命のやりとりをするもんじゃない!」というド正論を受けて説得されます。そして主人公はいよいよ闇のけん玉使いと対決します。

 

闇のけん玉使いは『ヒーローアカデミア』のエンデヴァーみたいな兜っぽいマスクを被った男で、室内の暗がりを利用して幻を作り出す特殊技能を使いました。それにより玉の軌道が見えない主人公はボコボコにされてしまいます。今思い返せば小学生に対してガチすぎる大人カッコ悪いですが、当時は主人公の立場で必至に見ていました。
「この圧倒的な力こそが真のけん玉だ」と主張するボスに対して、主人公は「違う」とはっきり拒絶の意思を示します。そして、相手の攻撃に始めて見破り、その弾かれた玉が天井を突き破ってそこから光が射した時、主人公は初めて攻勢に出ます。「光龍剣!(だったと思う)」という叫びと共に放たれた一撃は目映いばかりの光の中でボスに龍の幻を見せます。「光が・・あたたかい!」と龍に見とれたボスは反応できません。光龍剣はボスの仮面を掠って割って素顔を晒し、その軌道は元に返り、主人公はけん先で玉を受け止めます。主人公はそれに「やったー、糸無しフリケン決めたぜー!」と喜びます。ボスはその姿を見て「あの小僧は私の失敗より自分の技の成功を喜んでいる、私にもそんな頃があったはずだ・・」と改心し、主人公は無事秘宝の龍の玉を返してもらうのでした。そして、実はけん先を壁に突き刺して助かっていた謎の少年(どうやって登ってきたかは謎)と共に道場に戻り、めでたしめでたしと連載は終了しました。
連載終了はすごい残念でしたが、その頃からけん玉ガチ勢と比べて「あそこまでには成れない、辛い・・」と、少しふてくされていた自分に改めて「他人に勝つことより、自分を高めることの方が喜びである」というけん玉だけに限らない、物事の真理を教えてくれたので、とても心に残っております。

 

その後けん玉からは離れてしまい、最近やってみたらフリケンが全然できなくなっていて凹みましたが、少年時代の一時期に僕にけん玉マイブームを呼び起こした思い出深い漫画でありました。

 

おそらく記憶違いあり、覚えていない部分あり、序盤は見れていないので書けないと、稚拙な内容になってしまいましたが、ここまで読んでくれてありがとうございます。何かの拍子に復刻されて見れる事があったら、その差異を確かめてみたいです。