お花見もしたし、何か綺麗なものが観たいなあという気分で、平日のレイトショーで吹き替え版を観賞しました。お客さんは50人ほど。女性が多かったです。
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映像・音楽・ストーリー全てが期待通りの美しさで面白かったです。
特に前の二つ、カラフルで画面の奥まで綿密に描写された壮大な死者の国と、軽快で陽気ながら哀愁を誘う音楽の圧がとても素晴らしくて、終始圧倒されていました。映画館に足を運んだ意味がある、大きな画面と音響だからこそ味わえる、そこでしかない体験がしっかりとできて、嬉しかったです。
ストーリーは家族愛がテーマですが、その愛が支えであると同時に障害になるというのテーマは個人的には重かったです。決して相手を不幸にしたいわけじゃないのに、価値観の違いから不幸にしてしまう事がある。これってどの家族や友達間でも起こっている普遍的な出来事なんですよね。だからこそ、この主人公のような天才性(初めて人前でギターを弾いて大喝采される)や運(特別な死者の日)もない自分を振り返ってみると、逆にちょっとブルーになる感じもありました。
しかしながら、最終的に映画では全ての誤解が解け、音楽の力と家族の絆で認識の違いは壁を超える幸せな物語として終わります。そのファンタジーは確かに大きな力を貰えたので、観に行って良かったです。
あと、同時上映の「アナと雪の女王」の短編映画も面白かったです。別に本家の方ではそれほど好きでなかったオラフが、好きになれるお話でした。ピエール瀧さん「アウトレイジ」のイメージ凄いけど、オラフ本当にはまり役だぜ