yukiakiの日記

映画とサッカーと漫画と猫が好きな男の生存確認ブログ 週刊少年ジャンプの全漫画の感想を書いて14年目

映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』感想 カイロ・レンが哀しすぎて感情移入待った無しだった!

 

2018年一発目の映画は昨年忙しくて見れなかったスターウォーズです。定番シリーズはロングランしてくれるのが有り難い。
昼間の回を鑑賞。観客は100人程。30歳くらいまでの若い人が多かった印象です。

公式サイト → スター・ウォーズ|STAR WARS|

ストーリーに関してはツッコミ所が多々あり正直「おいおい」状態でしたが、それでも前作から出ていて一番好きでもあったカイロ・レンが、更にキャラクターとして魅力的に仕上がっていったので、その動向と感情の起伏を見ているだけで、とても面白かったです。

というか彼にとってこのエピソード8は厳しいし、哀しすぎます。前作で自分の父親を殺してしまっていることから、確かに自業自得なのですが、それでも彼は他のキャラから嫌われすぎだし雑に扱われすぎと思いました。

レイに関しては、同じハン・ソロとルークに父性を見いだすという共通点とフォースを通じて繋がりあった経験から、迷った末に彼は今の師であるスノークスを殺して帝国をのっとり、レイと一緒に暮らす未来を彼は選びます。しかしそれがレイにしてみれば大きなお世話だしこれまでの印象が最悪で気持ち悪いので、こっぴどく振られます(この極端な選択をしてしまうところが自分的には愛おしいのですが)。その後色々あって情けなく気絶している所を普段侮っている同僚に発見される悲しさよ・・。

そして師であるルークに対しては、自分を殺そうとしていた過去が明かされこれだけでも観客としては哀しいのに、まだ迷っているとレイに明言され、それが事実であるようにルークがラスト表に出てきた際は、他の面子の制止も振り切って単独個人で決着つけにいったのに「誰がおまえの相手なんか真面目にするかよ、幻影だよ。その間にみんな脱出したよバーカ」的な雑な扱いを受けてしまいました。これには流石の僕も「ルーク状況的に仕方がないと思うけど酷いよ、もう彼の魂が救われることないじゃん」とカイロ・レンに同情してしまいました。その後の彼の屈辱と怒りが噴き出したような叫びはとても切なかったです。

だがしかし、この幸薄そうな感じこそが彼の最大の魅力でもあるので、とことんまで痛めつけられた今回の映画はとても魅力的でしたし、セクシーでした。

一応ファーストオーダーのトップになったのに、全く鬱憤は晴らせてないし満たされてもいないカイロ・レンの明日はどっちだ!?

・・ということで彼の結末が気になりすぎるので、エピソード9もすごく楽しみにしております。