yukiakiの日記

映画とサッカーと漫画と猫が好きな男の生存確認ブログ 週刊少年ジャンプの全漫画の感想を書いて14年目

映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』感想 アニメを見た方がいいけれど、実写化としては味があって好きです。

アニメ版「攻殻機動隊」が好きだったのでこれは見なければと鑑賞。レイトショーで見て観客は20人ほど。何故かカップルが多かった(男の方がファンとかなのかな?)


『ゴースト・イン・ザ・シェル』 本予告

 

映像がとにかく素晴らしかったです。

トーリーの方はアニメ版のめんどくささ(笑)としか言いようのないものがマイルドになっているので、個人的には見易くなっていて良かったですが、カルト的な人気を生み出したアニメ版『攻殻機動隊』感は薄まった印象でした。

しかし、アニメ版が作られた当時は「映像化不可能」と言われていた画面を、しっかりと実写という枠内に再現しきった手腕と、サイバーパンク感溢れる町並みの描写はまさに一見の価値ありといった感じで、個人的には大興奮でした。

ただそれも「とても上手く再現されている」という追認証であり、これを初めて見た人にとってはそれほど斬新とは言えないのかなとも合わせて思いました。「マトリックス」など「攻殻機動隊」に影響されその映像を再現してきた数々のクリエイターの成果だと思いますが、新規に見るならアニメ版を見た方がいいかなと思っております。

ですが、ファンムービーとしては「かなりあり!」だと思います。

北野たけしがやっているどう見てもヤクザな荒巻とか、スカーレットヨハンソンがやっている違和感を常にまとった素子も「それはそれ!」として見ればしっかり味になっているので、それを特長と捉えて(ある種2次創作を見るかのような心持で)見れば、クオリティの高い作品でした。