yukiakiの日記

映画とサッカーと漫画と猫が好きな男の生存確認ブログ 週刊少年ジャンプの全漫画の感想を書いて14年目

週刊少年ジャンプ 17年 12号 感想

今週のアンケート 1位:ワンピース 2位:鬼滅の刃 3位:青春兵器


(巻頭カラー)(新連載)ポロの留学記
なんか可愛い新連載が始まった!という印象でした。
絵柄が中性的で特長だっているところが好感色で、ほのぼのとした雰囲気は他のジャンプ作品にはない魅力があって新鮮でした。
コメディ系はキャラが好きになれるかが第一関門だと思うので、そこはクリアーできたかなという感じです。
一方で設定の部分は魔王を超兵器に代えれば「青春兵器ナンバー1」なので、そのあたりの差別化はしっかりとして欲しいかなと思いました。
とにもかくにも、今週ボロくん(デモンズ)の物語が終わってしまったので、ポロくんには頑張って欲しいです。


ヒーローアカデミア
サーの重度のオールマイトファンっぷりは好感度上がりました。個性も強いし魅力的なキャラだと思います。
また、リアル就職活動感がある面接は良かったですね。高校生ではあるがインターンでいくならそれは社会人、大人と同列の扱いをされます。そのあたりを上手く伝えられていると思います。


ワンピース
始末屋ボビンさん散る。こいつはすごい予想外でびっくりしました。
ジンベエさんの話からどうやらカポネ一家が絡んでいるようで、これは新たな勢力が参戦してきそうな雰囲気で、まったく先が読めなくて楽しみです。
そしてルフィとサンジのやりとりは、やはりウルッときてしまいました。期待通りで正座待機していたかいがあったというものです。
「逃げ出す勇気がねえ」というサンジの弱さや優しさを全て受け止めて「おれ達がいる。式をぶっ壊そう!」と言えるルフィの真っ直ぐさは本当に、本当にグッと心に刺さりました。
すっごい盛り上がったところで次週は休載。早く続きが見たいです。

 

ソーマ
審査に関してお互いがお互いを褒めあうという展開は意外性もあったし、お題の狙いに対する納得感もあり、非常に満足感高い決着でした。
何よりえりな嬢の物語として、しっかりと一つの変化を提示できたのはこの勝負をやりきった意義があったと思います。
あとは人気投票、えりな嬢が一位でした。もう彼女が主役でいいんじゃないかな。

 

ハイキュー
菅原さん期待に応える。活躍したのは日向くんや影山くんの一・二年生ズに間違いないですが、支えていたのは間違いなく三年生達という最後のページの構図およびOB先輩の台詞は良かったですね。全国大会一回戦、改めて烏野というチームの魅力を再発見させてくれるゲームだったと思いました。

 

青春兵器
クラス人気者トップ3のオーラで目がつぶれたぜ(笑) 新キャラの東くんはかなりのインパクトを残した登場だったので、今後の活躍がすごい楽しみなキャラです。
あと、青春言いながらくんかくんかしている零一オルタは卑怯だが笑わざるを得ませんでした。
そして、今週はハチがあらゆる場面で難波くんをアシストしているのが面白かったです。すげえイイ奴だ、あいつ。

 

(Cカラー)(連載2回目)U19
見ていてなんだか苦しい第2話でした。大人達も間違いなく狂っているのですが、かといって主人公サイドに寄り添えるかというとそうでもない感じが、なんだかとても歯がゆかったです。
大人の支配という設定がまだ自分の中で浸透しきっていなくて戸惑っている感じなのでしょうが、とりあえずは来週にどういう方向性を持ってくるか待ちたいと思います。

 

火の丸相撲
大きい栄華大附属ということですが、久世くん大きすぎでしょ(笑)
しかし同時に対比として、体は小さくとも苛烈な迫力を出す火の丸くんの背中という構図はとても良かったです。決勝前の盛り上げとしてはとてもいい溜め回だったと思います。あと、理音くんは絶対負けるキャラだ、これ!


ブラッククローバー
アスタくん覚醒してもアスタくんだった。はっきり言ってそうなるだろうなという展開をそのままやったという感じなのですが、この直球ストレートな感じが実にこの漫画らしくて期待通りでした。
そして魔女王様、こちらもやはり予想通りの展開ですが、絵の迫力があったので良かったです。スピード感ありあり。

 

(Cカラー)鬼滅の刃
カラー扉絵、カナヲちゃんが実に女学生っぽい雰囲気で美しかったです。なんだか触れ合えない恋人のような構図だ(笑)
本編はがんばれがんばれ、炭治郎くん回。みんなでわいわいキャーキャーしている感じは微笑ましかったですし、耳から心臓とか唐突なひょっとことかギャグもキレッキレで面白かったです。
そして何よりしのぶさんが美しすぎました。この方じつに狂っている感じがあったのですが、そこに悲しい理由があったのは、ものすごいキャラクターとしての深みになったと思います。これから彼女はどうなるのか、思いを炭治郎くんに託して新たな鬼絶対殺すガールとして覚醒するのか、それとも死んでしまうのか、非常に危なげな感じがすごい気になります。

 

勉強ができない
うむ、いい勘違い、これはいいラブコメだ!
非常に上手い構成で感心しましたし、嫁に来いという状態でのリアクションの取り方にも、ちゃんとキャラの違いが現れていてどっちも可愛いのが良かったですね。

あとは妹水希ちゃんのちょっかいにも今後は期待しております。

 

ネバーランド
ノーマンくんが逃げたフリは普通にいい手だと思いますが、これくらいはママがよんでそうな雰囲気なんですよね。
ともかくエマとレイの二人が必死にノーマンくんを説得する展開は良かったです。この三人の特別感の演出にもなっていました。
そして次回はレイくんが農園の秘密を知ったきっかけに迫る。これ普通に気になっていたので楽しみですし、レイくんが腕を折るのか風邪を引くのかどうするのかは読み切れないので、答え期待です。

 

斉木楠雄
この決着の付け方は素直に感心しました。万能の斉木君でも何ともできないし理解できないものがある、それは人の気持ちであり恋心であるというアンサーは非常に納得できるものでした。
しかし今週はハラハラしたぜ。笑うというよりハラハラして胃が痛くなりそうでした(笑)

 

銀魂
ピラ子組長就任。勝男さんの回想カットは普通にかわいそうでした。
ともかく辰羅の方々はこれで撃破でなんだか一件落着感ありますが、まだ夜兎とか残っているんで、次は海坊主さんとか神威さんとかの参戦に期待です。

 

左門くん
アラワーにすっごい笑った。何世紀も生きてきた神の年齢に相応しい恋愛とは一体・・、普通に哲学だぜ。
あとなぜてっしーは湘北三井のパロディをやったのか。なぜ俺はあんな無駄な時間を・・

 

オレゴラッソ
これ絶対に来週終わる展開じゃないですか~~~!!
リアルに寄せたサッカー漫画は、説明が多くなりがちだしジャンプという中でやるのはやはりハードルが高かったのか・・?
それとも一世代前のストライカー、ファンタジスタ理論がもはや現行読者のリアルではないだけに受けなかったのか・・。
またはキャラクターの魅力の問題だったのか・・?
ちょっと来週までにいろいろ考えたいと思います。


(最終回)アマルガム
多少のご都合展開はあろうとも、ちゃんとハッピーエンドに収束させたのはとても良かったと思います。いい読後感でした。
連載当初は前作「三つ首コンドル」に比べて大幅に画力が向上したのでびくりしましたが、展開的にはどこが軸になるのかよく分からない(日常と完全に決別してしまった、学生要素を完全になきものにした)戸惑いが最後まで続いた感じでした。
それでも最後は出した設定を最大限活用したラストスパート力を、石山先生は今回も発揮してくれました。この瞬間最大風速を今度は、今度こそ最初から発揮した漫画を見せて欲しいと思います。
石山先生の次回作に期待します。


(最終回)デモンズプラン
限界まで血を流しつつ、更に封印のために血を流すボロくんはレバーをたくさん食べるべきっ!
個人的には第一話以降は世界観(文明レベル)の曖昧さや設定の曖昧さ(欲望と能力の結びつきが薄い)が気になりすぎて上手く楽しめませんでした。それでも例えばチンピラのナイフを掴むシーンなどは痛みを感じさせる絵の魅力があり、痛みを抱えた故の能力(主人公の強さ)であるというところを上手く使って敵と対比させていけば、もっとバトルやストーリーもドラマチックになったのかもしれないのかなあと思ったり、思わなかったりでした。
しかしまあ全体的には準備不足、実力不足だった感は否めなかったので早期終了はやもなしですが、この経験を糧にして次の作品を作ってくれればと思います。
岡本先生の次回作に期待します。


磯兵衛
伝説の刀をそんなにあっさり折れる磯兵衛って逆にすごいんじゃあ・・
あと先生がこの刀をどういった経緯で手に入れたかも気になりました。むしろ彼が使っていたから神性を帯びた刀なのではなかろうか・・?